ブログ記事の書き方は「勢い」か「穴埋め」で。

メディア作成

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

この記事は「情報発信者のためのブランドブログの作り方」の続きです

前回の記事はこちら

こちらの記事では「文章の概念的な書き方とその例文」について話しましたので、この記事では「文章の具体的な書き方」についてです

文章とは頭の中にあることを文章として見える化する、いわば抽象から具体という行為ですが、だからこそ重要なのは「概念や考え方」です

考え方という抽象的な部分が間違っていなければ、具体的なアクションは何したっていいんですよ。どうぞご自由に。なんです

むしろそこにこそ個性が宿るし、ブランドの象徴、あなたでなければならない!という部分につながってくるわけです。

 

しかし日本人は答えが明確でないと動けない人が多い。抽象的なものが苦手で具体的なものを求めがち

これは戦後の学校教育の賜物、工場労働者やサラリーマンを大量生産するためにはうってつけですが、起業や情報発信、価値創造などのクリエイティブな場面では大変にマイナスです

「文章を書く」というのはクリエイティブな行為ですから、こういった人はいくら抽象的な概念を学ぼうとも「書けない」ことが多いものです。

 

実は文章が書ける人って、ビジネスでもSNSでもYouTubeでも成功します

ネットで成功するというのが当たり前化してもう10数年たち、ある種のゴールドラッシュになっていますが、ゴールドにありつけないのは「文章が書けない人」なのです

色んな場面で「2極化」という言葉を見聞きしますが、「文章が書ける人と書けない人の2極化」ってもうとっくに起きてるんですよね

貧困かそうでないか?の2極化はよく言われていますが、その根幹の1つは文章力の有無だと思うんですよね。なんでこれ世間で言わないのでしょうか。

 

ここまで言えば文章力がどれだけ重要か?というのは言うまでもないですよね

情報発信するなら最も重要なスキルであり、一番に身につけるべきものです

「文章の抽象的な書き方」は前回までの記事でまとめたので、この記事では「文章の具体的な書き方」を僕の例でもって解説します

「抽象的な書き方」だけではわからないと言う人は必読の記事です

すでに文章が書ける人やビギナーだけど前回までの内容で書ける気がしてる場合は、スピートアップやクオリティアップの参考になるかと思います

ブログは文章力を鍛えるには最適なメディアですからあとはひたすら書きまくりましょう

世間で「ブログはまず100記事書きましょう」とか言われてますが、ここまでの話が理解できていないのに闇雲に書いても変な癖がつくだけなんで、書くのはこの記事まで読んでからにしてくださいね。

「勢い」か「穴埋め」か。

実際に文章を書いていく時の進め方って、僕は2つあると考えています

僕自身も書く時はこの2つのパターンのどちらかで書き進めてますね

・勢いで書く
・骨組みを作って穴埋めしていく

僕は「勢い」で書くことが多いですが、セールスレター、LP、広告など、まとまり感がある方が良い場合は「穴埋め」的に書くこともあります

ものすごい雑なイメージでいうと「日記は勢いで、論文は穴埋めで書く」と表現すると伝わるでしょうか?

書けたものが良いものであれば具体的な書き方は何でもいいと思いますが、ノウハウにするとこの2パターンになります。

「勢い」で書くとは?

これはそのままで「白紙状態からいきなり書き進めて、頭の中で構成と文章を考えながら、修正しつつ完成まで持っていく」やり方です

まさに勢いで書いてしまうという方法

僕はこの方法で書いたほうが書きやすいし、表現なども自分的にいい感じになるので好きですが、勢いで書いちゃってるのでゴチャつきやすいという欠点があります

しかしノリで書いちゃうわけなので、そのぶん文章に熱が宿るし個性も出やすいです

・共感重視の文章を書きたい時
・価値観・世界観を表現したい時
・伝えたい情報が多くない時
・なんかよくわかんねえけど勢いで書けちゃいそうな時

などに向いていると言えます。SNSやメルマガで上がってくる文章は、ほぼほぼこっちの形式が多いと思いますね。

 

僕は美容室のブログもやってますが、そっちでは「勢い」でしか書いてません

最近書いたもので言うと、ショートにするとおっさんになる理由、上手い美容師の見分け方、髪型の種類なんていっぱいないからと言う話、髪型なんて髪質がすべて、などの話を書きましたがこれらは伝えたいことはシンプルです

話もシンプルだし、これをネタに自分の世界観や考えを表現したいだけなので「勢い」で書いたほうがノレるわけですね

出来上がったものにも圧や熱量があります。自分で読んでも思う(笑)

僕は美容師としてはプロ中のプロですし、文章も書ける方なので「書いてる」っていう感覚すらありません

「自動書記」って感じです

こうなると書くのが大変に楽にもなりますし、書く前には思いもつかないアイディアや表現などが出てきます

おもしろく優位無二であり、読めば誰が書いたのかがすぐにわかる文章が出来上がっちゃいます。無敵な文章になるのが「勢い」で書くやり方なんですね。

 

「自動書記」っていうとオカルト的に聞こえたり、上級者的に感じたりするかもですが、そんなことはありません

いわゆるゾーンに入った状態ですが、誰でもゾーンに入る経験ってあると思うんですよね

例えば中学の部活で野球やってたとして、打つ時に考えて打ちますか?ってことなんですよ。自動的に体動きません?

もっと簡単で身近なものであれば「ただ話す時」などでも自動という感覚が誰でもあると思います

話す時ってそんなに考えて話します?友達とベラベラしゃべる時って自動的に言葉出てきませんか?で、なんかおもしろいこととか言えちゃうわけです

まあ要は慣れの問題なんですよ。文章も慣れれば自動で書ける感じになってきます

もちろん最初から最後まで自動とはなかなかいきませんが(こうなるとかなりの文章力だと思う)部分部分で自動的に書けるようになるのは割とすぐできるんですよ。

「勢い」で書く方法

では「勢い」で書くにはどうすればいいのか?ですが、これは身もフタもないんですが特にありません(笑)

だって「勢い」で書くんですからノウハウもクソもないんですよ。さっき言いましたが、要は慣れの問題なんです

しかしながら「勢いで書いていいんだ」というのを知っていれば書けると思うんですよね

これが「勢い」で書くためのノウハウと言えるかもしれません

もちろん最初から書けはしないと思います。しかし段々と書けるようなるはずで、自転車に乗るのと同じく「慣れ」なのです。

 

体験、実践して、自分の中にネタの源泉を溜め込み、それを勢いで表現してしまうのが「勢いで書く」ということです

そのために重要、根幹となってくるのが「生き方」なわけです。記事の書き方から生き方へと壮大なスケールへと話が移ってきましたが、まさにそうなんですよ

書けないやつは生き方がショボイんです

あるいは発信するテーマがそもそも間違っている、とかもありえますね。アフィリエイトに興味ないのに「アフィリエイトで稼げる方法を発信しよう!」とかもうアホですから(苦笑)

「骨組みを作って穴埋めしていく」とは?

世界観、理念、思い、考え方などを書く時は「勢い」で書いた方がやりやすいですが、記事に明確な目的を持たせる場合は「骨組みを作って穴埋めする」方がやりやすいです

「明確な目的がある記事」というのはセールスレター、LP、広告、ノウハウ系の記事などですね。読んだ読者になにかしらの明確な行動を促すようなものです

「骨組みを作って穴埋めしていく」というのはセールスレターのコピーライティングを学んだことがある人であれば、すぐにイメージできるかと思います

よく言われることですが「セールスレターはサブヘッド(見出し)を出してあとは埋めていくだけ」というのがありますよね

これは簡単に言うと「言いたいこと伝えたいことの要素を抽出し、適切な形に並べてその間を文章でつないでいく」ということです

このように「骨組みを作って穴埋めしていく」わけですからまとまりよく、キレイな流れの文章構成になりやすいのがこの書き方です

もちろん、勢いで書くような内容でもこっちでやってしまって問題はありません。書き方って個人個人の好み、やりやすさで好きにすればいいんで。

 

しかし「骨組みを作って穴埋めしていく」方法はまとまりの良い文章になりやすいというメリットはありますが、その反面予定調和な感じになりやすいというデメリットがあります

予定調和、筋書き感、テンプレ感、型にはまった感じなど色んな言い方ができますが、一言でいうと「うさんくさい」感じになりやすい(苦笑)

教科書みたいな文章にもなりやすいのでそこも注意ポイントですね。

「骨組みを作って穴埋めしていく」で書く方法

「骨組みを作って穴埋めしていく」方法はハウツーが可能です

まあ言葉のとおり文章の骨組みを作って穴を埋めていくだけなんですが、具体的に解説しておきます

1:書きたいことの要素を出す
2:必要があれば要素を整理する
3:要素を見出しにする
4:見出しごとに書いていく

流れはこんな感じですね。

1:書きたいことの要素を出す

まずは書きたい内容の要素を出していきます

頭で思いついたことを単語レベルで並べていくもよし、メモ書き程度の文章を書いてしまうもよし、やり方はご自由にどうぞ

例えばこの記事の場合、

・ブログ記事は勢いか穴埋め
・勢いとは何か?その場合の書き方は?
・穴埋めとはなにか?その場合の書き方は?
・要素を出す→整理する→見出しにする→見出しの間をつなぐ

という要素が僕の頭にはありましたのでバーっと要素を出していきます。この時は順番や必要か不要かなども考えず出てくるもの全部書いておきましょう。キレイさとか0でよし

これはメモのようなもので、日頃から思いついたことはエディタに書き出して保存しておくといいですよ。僕はパソコンに大量のメモがありますがそれらはこの状態です

メモの中から選んで記事やコンテンツにしていくわけですね。

2:必要があれば要素を整理する

要素を出していくと汚いメモが出来上がるので(笑)整理していきます

「この話するならこっちの話はいらないな」とか「こう並べたほうが良さそうだな」とか考えつつ。

ここで新しい要素を思いつくこともありますね。

3:要素を見出しにする

出てきた要素がキレイに並んだ状態になったら次はそれを「見出し」にしていきましょう

ブログの場合は「見出し機能」があるので作った見出しはそのまま2見出しとかにしてしまえばいいです。このブログでもそうしています

・「勢い」か「穴埋め」か。
・「勢い」で書くとは?
・「勢い」で書く方法
・「骨組みを作って穴埋めしていく」とは?
・「骨組みを作って穴埋めしていく」で書く方法
・1:書きたいことの要素を出す
・2:必要があれば要素を整理する
・3:要素を見出しにする

ここまでの見出しはこうなってますが、これを先に作ってしまうわけです

見出しの文言は暫定でいいのでそれっぽくしておきましょう。書いてるうちにより良い文言が浮かぶことも多いもの。

4:見出しごとに書いていく

この段階でやっとこさ記事執筆に入りますが、文章は最初から最後まで一繋がりだと思って書くと難しいものです

見出しが繋がっていれば繋がりを意識してなくても自然とつながるので、気にせずに見出しごとに文章を書いていきましょう

繋がりが悪ければ後で修正すればいいんですよ。骨組みを作って穴埋めするとブロックごとに文章が構成されるので修正しやすいのがメリットです。

記事が書けたらタイトル付けとWordPressで編集する

勢い形式でも穴埋め形式でも記事が書けたらタイトルをつけて、WordPressに文章をコピペ&編集して記事投稿すれば終了です

タイトルの付け方はこちらにまとめています

あとエディタに残った原稿はちゃんと保存しておきましょうね。万が一、ブログが消えた時に復活できますし(バックアップも絶対できるわけではないです)書いた文章は電子書籍でまとめて販売とかもできます

あとでどういう使い方ができるかわかりませんから、いつでも再利用できるように保存、管理しておくことをオススメします。

 

「勢い」と「骨組みを作って穴埋めする」というのがイメージできたでしょうか?実践型記事は勢い、ノウハウ型記事は穴埋めで書くとやりやすいかと思います

一連の記事内容が頭に入ってればブログで記事を書くのには困らないと思いますので、ぜひ何度も読み返してマスターしてください

次の記事では「WordPressで見やすい文章にするコツ」について話します

情報発信していくのならぜひ用意しておきたい「ブランドブログ」の作り方はこちらでまとめています

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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コメント

  1. こんにちは。
    ランキングからお邪魔しましたミラです。
    記事の書き方の手順、わかりやすかったです。
    枠組みを作ってから、あとは自動で文を書き進めたいと思います。
    また訪問します!

    • 齋藤慶太
      • ヒダリー
      • 2018.11.14 2:25pm

      大体の人は普通にやっても自動で書くのは無理なんで、
      無理なら考えながら書いてくださいね

      無理なのに自動で書いたらそれはもう怪文なのでw

  2. こんばんは。
    ブログランキングからきました。
    記事を書く時に最初の出だしが書けなかったりするので、
    骨組みの作り方参考にさせていただきます。
    ポチっと応援して帰ります。

    • 齋藤慶太
      • ヒダリー
      • 2018.11.15 7:05pm

      出来上がった骨組みを見て、意味不明だったり面白くないなら
      実際に文章書いてもそのまんまなのでもう一度練り直してくださいねー

  3. おはようございます。
    記事の書き方の説明はとてもわかりやすかったです。
    記事を書く時、誰が見てもわかりやすいように書こうと読みやすさを意識して書いていましたが「読みやすさは考えなくてよい」という文面があると今までより心理的に書きやすくなりそうな気がします。最初は「勢い」と「骨組み」のどちらかでかけるようにして日を追うごとにどちらでも書けるようにしたいと思います。情報公開有難うございます。

    • 齋藤慶太
      • ヒダリー
      • 2018.11.25 3:15pm

      読みやすさは最後に考えるものですね

      人の頭の中から出たものって基本、他人から見たら意味不明ですので。

      それを整形して誰の目にも見えるようにするのは最初にやることじゃないです

齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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