マクロスプラスから学ぶ人生哲学

思考・哲学

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

僕は漫画やアニメが好きでよく見るんですが、今日は「マクロスプラス」を見ていて思ったことを書いていこうかなと。

知ってます?マクロスプラス

マクロスの番外編みたいなやつなんですが、マクロス自体は有名なアニメでなんでこっちは見たことある人もいるかもしれませんね。

 

僕の中ではマクロスと言えばプラスというくらい好きな作品なんです。映像もキレイだし、バルキリーも妙なアニメ感がないデザインなのも良いですね

特に主人公のイサムというキャラがスカっとする奴でして、見ていて気持ちが良い作品です

プラスは空を飛ぶことや自由をテーマの1つとした作品なんですが、まさにイサムがそれを象徴しており、人生を楽しむというのはどういうことかを教えてくれます。

 

最近は好きなことで生きていくだとか言われてますけど、そういう表面的なセリフだけ言ってる人が多いじゃないですか。自由になりましょうとかもう寒いですよね(苦笑)

そういう人にはとりあえず、マクロスプラス見て来いと言いたい

生き方の1つの形を教えてくれる味わい深い作品なので、興味があればぜひ見てみてください

というわけでマクロスプラスを見ていて衝動的に思ったことを書いていきます。

石の上にも3年はクソ

「石の上にも3年」いきなりですがこの言葉、あなたはどう思いますか?

「忍耐強く頑張っていれば、いつかは報われていく」という意味ですが、僕はこの言葉はすげえクソだと思ってます

日本のことわざだけあって、日本人はこれ大好きですよね。何かにつけて「石の上にも3年」的なことを言われますから。

 

例えば仕事をやめる時「3年は今の仕事をやめずにがんばりなさい」などと言われるわけですよ

起業した人も「とりあえず3年は今の仕事やってみて、その時にまだ起業したかったらもう一度考えてみたら?」とよく言われたと聞きます

僕も最初に就職した美容室を早い段階でやめてますが、「3年もやってないのにいいか悪いかなんてわかるわけない!まだ早い!」と引き止められました。

 

もちろんこう言う人達は悪意なく言ってくれてるわけですが、実のところよく考えて言ってるわけではありません

会社の人員が減ったら困るとか、なんとなく3年が区切りと思ってるだけの話で、3年になんの根拠もないわけです。

 

自分の人生は自分で決めるものですから、周りの意見はどうでもいいとして、重要なのは自分がどう思うか?という部分

僕は「石の上にも3年」はクソだと言いましたが、その理由は「我慢」を前提とした使われ方だからです

我慢して続けたところでただのストレスにしかなりません。そんな状況で得るものなんてないんですよ

病気のリスクくらいのものでしょう。

 

しかし「石の上にも3年」が「試練に立ち向かう」という意味で使うのであれば、僕は手のひらを返します

なにかの結果を得たいのであれば「壁」が存在するわけですが、この壁を超えるために忍耐強く頑張るというのは人生の美しさであると僕は思うわけです

(その試練に興味がなくなったり、クリアする意味を見いだせなくなったらやめるべきですが。これを戦略的撤退とよぶと思うのです)

我慢はコスパが悪い

「サンクコスト」という言葉があります

「回収不可能なコスト」という意味ですが、辞め時を間違うとこのサンクコストがかさむだけです

僕は美容師13年やりましたが、ずっと我慢のし通しでした

やってるうちに好きになんのかな?と思いながらやってましたが、結局好きになることはなく、美容師やめようとしているわけですよ

それならさっさと辞めたほうがよかったわけです。

 

美容師13年の間で得たものがないのか?というとそんなことはありません

誰とでも気兼ねなく話せるようになりましたし、技術職でもあるので技術を通して物事を細かく見る力がついたとは思います

でもそれって、別に美容師じゃなくても身につく力ですよね。

 

もっというと我慢が多かった美容師ではなく、試練が多いなにかほかの職業やってたほうが色んなものが身についたんじゃねえの?と思うわけで

我慢はとにかくコスパが悪い

「我慢した先になにかがある」と思いがちですが、実のところなにもありません。我慢は目を曇らすのです。

 

美容師やってる時、やめるという発想はありませんでした

僕の場合は開業という目標があったというのが大きかったですが、やめる発想すらもわかないのが我慢の怖いところです

我慢したツケは後で払うことになりますし、我慢なんてそう長続きするものではありません。いつかは限界がきます

その時たまったサンクコストに後悔し、取り戻せないという事実から現実逃避することにもなります。

 

そして死んだ目をしたソンビサラリーマンのようになるわけです(苦笑)

僕はこんなの絶対にごめんですね、美容師をやめる決断をしてホントによかったと思います

あやうくゾンビになるところでした。片足くらいはなってたと思いますけども。

試練と我慢

マクロスプラスの劇中で僕が好きなセリフがあります

軍規違反や様々ないざこざを起こすイサムに上司である人が言うセリフなんですが、

「挑戦と無謀を同じポケットに入れて持ち歩くな。という言葉を知ってるか?さらに貴様のポケットには何が入ってるかわかるか?・・・バカだ!!」

このセリフは非常に重要な事を言っていて、多くの人は試練と我慢を同じポケットに入れているのではないかと。

 

僕の定義では、「壁に対して試行錯誤して乗り越えていきたいものが試練」で「壁に対して耐え、過ぎ去っていくのを待つか迂回するのが我慢」なのですが、では試練と我慢をわけるものはなにか?

それは好きか嫌いかでしょう

身も蓋もないですが、結局は自分が試練だと思うのか、我慢だと思うのかは個人の価値観に委ねられます

物事にたいして、試練というラベルを貼るのか我慢というラベルを貼るのか、それは個人の自由なわけで。

 

試練ではなく、我慢というラベルを貼ったのであれば、おそらくそれはあなたには向いていないことです

もしくは、なんにでも我慢というラベルを貼り付けてしまうバカのどちらかでしょう

向いていないことはやらないほうがいいです、だって向いてないわけですから(苦笑)

大げさに言うと天命ではないということです。

 

しかし何にでも我慢というラベルを貼り付けてしまうというのは問題です

これはただのヒステリーですから。

知性を鍛えろ

ステージの高い人、徳の高い人、素晴らしい人、1流

呼び方は色々ありますが、いわゆる人格者という人達や一定の成果を出している人達は、試練と我慢のラベル貼りが的確な人達です

そのラベル貼りの根拠となるものは「知性」でしょう

教養や知性がないまま、いい人生を送れると思ってる人はいないと思いますが、あまり語られることのない分野なのは日本の学校教育の謎の1つです。

 

そして正しくラベルを貼ったのなら、正しい対処をしていくわけですが、ここでも知性が問われます

試練というラベルを貼ったのなら右手に向上心、左手に戦略を持ち、いかに攻略するかを考えるのが、僕が現時点で思う正しい対処です

我慢というラベルを貼ったのならグチグチ文句を言わず、仏の心で涼しい顔をして過ぎ去るのを待つか、その場から立ち去るべきでしょう。

 

知性がなければラベルも貼れないし、対処もできないのです

僕は美容師として経営者や後輩にアドバイスする機会に恵まれましたが、多くの人は同じポケットに試練と我慢を入れてるので、正しくラベルを貼れないし、対処もできていませんでした

ウンコの隣で正座をすることを試練とし、必死に顔を背けながら「臭い臭い!」と絶叫している人のなんと多いことか

そんな人はバカにしか見えないし、そらぁそこに座れば臭いだろう。うるさいなあ・・・と誰でも思うのではないでしょうか?

 

仮に僕がウンコの隣で正座をするのであれば、それは我慢というラベルを貼ります(そもそもする意味全くわからないけど)

我慢なのだから必死に顔そむけながら臭い臭い!と叫ぶこともありません

なぜならそれは臭いに決まってるからです。

 

おとなしく冷静に「俺はウンコの隣に座ってるんだから臭いにきまってるじゃないか。ここで喚いても体力の無駄だ」と考え、ウンコを見ないように目を閉じてウンコと真逆の方向を向き、風かなにかで遠くに転がるか乾燥して匂いがしなくなるのを待ちます

そして「そもそもウンコの隣で正座する意味ってまったくないよあ・・・」と気づき、ウンコの隣から立ち去るでしょう。

 

試練と我慢のラベルを貼り間違えてしまうと成長やチャンスを逃してしまうのです

なにより時間のムダ。

道を間違えたら引き返せ

この道、もう10年も歩いてるけど失敗だったなあ・・・と思うことはいくらでもあります

しかし失敗だと思ったのなら引き帰すべきで、そのまま歩いたところで地獄への道です

現代社会でいうと進路や仕事などでこのような問題はよく起こりますが、気楽に仕事やめてもいいし転職するべきです。

 

僕は美容師13年やっていますが、ホントに嫌いなんですよね(苦笑)

このまま続けたところで幸せになるわけがありません。今はまだ美容師できてますけど、嫌いだからいつか限界がくるんです

それに嫌いなまま続けたって成長もないでしょう。

 

ここで嫌いな原因を自分のせいにしたところでなんの解決にもなりません

ああ、なんて俺は飽き性でダメな奴なんだ。とか、間違った道に行ってたのに気づけなかったなんて・・・と思う必要はないんです

ラベルの貼り間違えに気づいたら、張り替えればいいだけなんですから。

 

貼り間違えに気づいたり当時は試練だったけど、もうこれは試練じゃないや。と思うのであれば、それは当時より成長したわけです

我慢は成長に必須みたいな空気ありますけど、僕はそんなもんおかしいと思うんですよね

我慢なんて災害や病気にあったときくらいしか必要ないでしょう。

 

試練と我慢を別のポケットに入れて、物事に的確にラベル貼りをする

人生において非常に重要な事だと思います。

 

そんな事を久しぶりにマクロスプラスを見ながら思ったわけです

名作なので是非一度見てくださいね。アニメのキャラから学ぶことって結構あるもので、主人公のイサムはラベル貼りが上手いと僕は思います

イサムはとにかく我慢ができないやつですが、彼のように生きればいわゆる成功した人生を送れるのではないでしょうか。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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コメント

  1. とろりと申します。
    大変ためになる記事でした。
    試練と我慢、大きく違いますね。そして知性が必要になりますね。
    ガンダムは見るのですが、マクロスプラスも見てみます!
    ありがとうございました。

    • 齋藤慶太
      • 戸愚呂あにぃ
      • 2018.07.14 5:29pm

      僕もガンダムみますよ。シャアの生き方も参考になりますね。
      マクロスはガンダムみたいなもんなんで、ガンダムみれるなら多分好きだと思いますのでぜひ

  2. こんにちは。
    ブログランキングからきました。
    年数ではなく、自分がその仕事をどう思うか?ですね。
    とても参考になります。

    • 齋藤慶太
      • 戸愚呂あにぃ
      • 2018.07.14 5:27pm

      我慢でやってるならやる意味ないのでやめたほうがいいですからね~

齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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