齋藤慶太のプロフィール

はじめまして、齋藤慶太です

現在、美容師引退&店をたたむ事を目標としながら「いつでも何かを始めれる状態になろうぜ」という生き方を広めていく活動をしています

僕は起業してお金を稼げば自由に楽しく生きれると思っていました。しかし美容師として独立し、目標の年収になってもまったくそんな事はなかったのです

もっと稼げばいいんじゃないか?と思って、ネットビジネスや投資、美容師向けのセミナーなどもやりましたが、やることが変わるだけで結果はいつも同じく「おもんねえ」でした

僕は仕事の奴隷であり、資本主義のブタだったわけです。

 

今、世間では起業や副業、ネットビジネス、発信しましょう!などのフレーズをよく聞きますが、これから先の日本では僕のような資本主義のブタが大量に発生するでしょう

人が生きる目的とは大雑把に言えば幸福になるためだと僕は思っていますが、お金や資本主義で勝つことが幸福には繋がらないのです

お金を稼ぐとか起業で成功するなどは、幸福の前提でしかありません。

 

このページでは僕が今までやってきて学んだ事、そしてこのブログを始めるに至るまでの話を書いていこうと思います

もし今の自分の生き方を窮屈に感じていたり、起業や副業を考えているとか、ビジネスで成功したいという場合は、参考になる部分もあると思いますのでぜひ読んでもらえると嬉しいです。

いつからだろう?こんなにも美容師が、いや人生が楽しくないのは・・・

僕は中学1年の時に美容師になることを決めて20才で専門学校を卒業し、27才の時に自分の美容室を開業しました

美容師といえば「きつい、休日ない、給料安い」の3K職業と呼ばれますが、開業して1年後には年収800万になりました

休みも営業時間も自由にコントロールでき、手に職と呼ばれる仕事で平均年収を超える所得があれば十分に成功と言えると思います(ショボい起業ではありますが)

僕もこの時は「やってやったぞ」と思ったものです。

 

中学生の時に目指した理想の姿に僕はなれたわけですが、しかし次の瞬間に思ったことは「こんなものなのか・・・もう美容師はいいや」でした

「なんでやめるの!?もったいない!!」と思われるかもしれません

以前から付き合いのある人からはもちろん、美容師仲間には「齋藤さんが美容師をやめたいなんてマジですか?」とも言われました

でも自分が思い描いていた美容師が、いや人生が楽しくないと感じたんです。だからやめたくなってしまいました。

 

この時は「800万稼いでも税金とられて500万くらいしか残らねえじゃん」とか「毎日働かないとダメなのは嫌だな」とか「病気や天災があったら終わりだよな・・・」などなど

要は「思ってたよりも稼げないし、自由もないし、安定もない」のが嫌でやめたいと思っていました

しかし、本当の原因は当時の僕はまだわかってませんでした。

社長になれば幸せになれる?

今って「やりたいことが見つからない」とよく聞きます

ニートになってしまったり、ダラダラとフリーターを続けてしまう人が多い事が社会問題となっていますが、僕が学生の時も進路問題で同級生たちは頭を悩ませていました

そんな中でも、中1で美容師になることを決めた僕は自分の人生と向き合うのが早かったほうだと思います。

 

その理由として、僕は小学校の時点で学校というものがものすごく嫌いだったというのがあります

組織や団体行動が合わなかったのです

友達はいましたし遊んだりもしていましたが、いなかったらいなかったで別にいい。という考えで一定の距離感を置いていました

母親やクラスメイト、先生にもわかるくらいで、母親は「この子は変わっている」という認識で僕に接していたそうです(笑)

母親や仲のいい友達はそういった僕と普通に接してくれたので感謝しています。

 

ただ、学校は別でした。一定の距離感を置かしてくれません

理不尽なルールを押しつけてきたり、非合理的なことばかりで僕は心底嫌でした

朝礼の時に「前ならえ」とかありましたが「とんでもないアホでもなければ、まっすぐに並ぶくらいできるだろアホか。」と思ってましたね

みなさんの学校も靴は白でなければいけないとか、前髪の長さとか色々ありませんでした?

あげればキリがありませんが、とにかく僕は学校が嫌でした。

 

「このままではこいつ、学校行かなくなるんじゃ・・・?」と思ったのか父親がある日、僕に話をしてきました

父親は学校に関する話を僕にする事はまったくなかったので「珍しいな。行ったフリしてサボった事をオカンのヤツ言ったな」と思いました

怒られると思いきや、父親は「組織に入るとはこういう事だ。だからお前は社長になったほうがいい、自分でなにかしろ」とだけ言ってそれ以上は何も言いませんでした。

 

ああ、なるほど。と思ったのを今でも覚えています

父親は日本有数の大学に進学したものの、中退して27才までフリーターしていたという今の社会問題をトップスピードで体現していた人なので説得力もあります

「俺、このままじゃこうなるんだ。それはちょっと嫌だな」と思いました(笑)

反面教師という見事な親の役目をしてくれたと思っています。父親は僕が子供の時から今に至るまで接し方が変わらず「難しいこと言ってくるからメンドクサイな」と思っていましたが、今は感謝しています

子供というのは子供扱いするから子供になるのです。

 

自分が「組織が嫌いだし合わない」とわかった僕は、早い段階で自分の人生を考え始めました

「俺は社長になろう」と決めたのです

そして、中1の時点で「美容師になる」ことを決意しました。

燃え尽きるほど美容師。

美容師を選んだ理由は「学歴不要で、独立もしやすそうだったから」です

別に興味なんてなく(むしろ接客業なんてしたくなかった)コスパ重視で選びました。自分が社長になるためには、美容師が条件的によさそうに思ったのです

中卒で美容師になるつもりでしたが、親が美容学校の学費を全額出すという条件で高校まで進学してあげ(笑)、その後に美容学校を卒業しました

中1で美容師を目指し、6年間も思いをためたので僕はフラストレーションを爆発させます。

 

美容学校では成績上位、カットでは賞ももらいましたし、卒業後は大阪に3店舗あるそれなりの規模の会社に入社。社長はニューヨークでも活躍する美容師でした

毎日朝11時に出社し、終電までサロンで練習。休日は自主的にセミナーを見つけてきて参加、夜はネットや本、DVDでひたすら勉強

カットの練習をやりすぎて利き手が動かなくなる程の腱鞘炎になり、手術まで経験

そのかいあって、髪を切れるようになるまで5年はかかる所を2年でクリア

「スタイリストになる」というのは美容師としての1つの目標なのですが、僕にとっては通過点に過ぎなかったのでモチベーション途切れることはなく、ハードな営業&練習、年間休日12日、給料の半分を技術と経営のセミナー代、後は独立資金のための貯金、これを7年間続けました。

 

別に興味のない美容師をここまでやれたのは「俺は絶対に社長になる」という思いだけです

この時は社長になれば幸せになれると疑ってなかったのです。

人生がおもんない。

美容師にどっぷり浸かった生活を7年間続けた27才の時、400万円貯まったので独立。人を雇うのは煩わしいので1人で営業するのに丁度いい大きさで店舗を作りました

開業して3週間くらいの時に、トラックにひかれたり父親が脳出血で半年も入院するトラブルがありましたが、それが気持ちの上でブーストにもなり、1年後には年収200万円から800万を達成します。

 

僕は組織が嫌でたまらなかった

人と接するのも嫌いではありませんが、ドライな関係性が良いタイプで飲み会とかも行きたくありません。しかし、人を雇うとそうはいかないし責任も発生してしまいます

美容師は人間トラブルも多い職業なので嫌というほど見てきたし、僕自身巻き込まれたこともありますが、1人であればそういった事もないし気を使うこともありません

さらに年収も800万あれば税金を引いても手元に50万円は毎月残ります

手取り18万の時は開業資金と勉強代でなくなるので好きなことには使えずで、おしゃれと言われる美容師ですが僕は同じデニムやアウターを7年間ずっと使っていました。インナーはしまむらみたいな所で390円

でも今は勉強して貯金して好きなものに使って、それでも30万くらい残るのです。年収200万円の時とは大違いです。

 

これはまさに「社長になる」と決めた時に思い描いていた状態であり、これを目指して僕は努力してきたわけです

しかし、冒頭で書いたとおり結果的に僕が感じたのは「つまらなさ」でした

実は年収800万程度でできる生活というのは少し余裕がある程度です。これは稼いでみないとわからないことですが、安定感や自由度は思ってたより高くないです

病気や地震などがあれば収入は0になりますから安定しているとも言えません。

 

そして僕は別に美容師に興味があったわけではないし、10年近く普通の美容師の10倍くらいの濃度でやってみても好きにはなれませんでした。宝くじがあたれば速攻でやめますね

「ヘアデザイン」という言葉がありますが、実際はほとんどデザインできません。髪質が全てだからです

雑誌やインスタで可愛い髪型とかありますけど、結局は髪質と本人が良いのです。トリック写真みたいなものですね。

 

僕は独立のしやすさなどのコスパを考えなければ、西洋美術に関する仕事がしたかったのもあり、クリエイティブな面もあると思って美容師を選びました

しかし実際はそうでもないわけです

それは一般人を相手にする美容師ではなくプロモデルを相手にするヘアメイクであり、ヘアメイク一本で独立なんて相当に狭き道でコスパは最悪です。

 

平気でドタキャンしたり、日本お得意の私は神様野郎がいたり、「毎日何もしたくないけどいい感じになれるようにしてくれ」という東大行きたいけど勉強は一切したくないみたいな事を言われる事もしょっちゅうです。超萎える

僕は「組織の奴隷」になりたくなかったわけですが、これでは「仕事と客の奴隷」です

社長になっても幸せにはなれないんだ。とこの時気づきました。

 

目標を達成して燃え尽きた、人間の欲望は底がない、飽きた、など一言の言葉で説明できそうな理由ですが、それだけではない何かを感じていました

しかし、この時はまだその正体はわかっていませんでした。

ネットビジネスを知る

この時、僕は美容師をやめようと思い始めることになります。そしてこの「つまらなさ」はどうすればなくなるのか?

考えた結果、自分には「お金と時間」が足りないのでは?と思いました

お金があっても自分が動かなければいけない労働収入では時間は増えません。不動産収入のような、寝てても収入が発生するビジネスをしないとダメなわけです。

 

そこで知ったのがネットビジネスです

当時は今ほどネットビジネスや副業が一般的ではなかったですが、多くの人が参入し始め、商材などもバンバン発売されていた時期です

ネットとパソコンには詳しかったので「これはうってつけだな」と思い、色んな人のメルマガや商材を購入し、とにかく情報を入れてみました

そして学んだ知識を生かして、転売、当時大流行していたサイトアフィリ(今は死んでますけど)、美容師向けのセミナー、FXなどをやってみたところ、サイトアフィリでは月20万稼げるようになり(拡大しようとしたタイミングでグーグルにキレられましたが)美容師向けのセミナーでは1回のセミナーで100万近く稼ぐこともできました

しかし、このまま稼げるようになったとしても人生が良くなる気は全くしません

たいして稼いだわけではありませんが、なんとなくの雰囲気はつかめます。「美容室経営で稼ぐのとなんら変わりがないな」と感じたのです。

 

ここまで来ると流石の僕もぼんやりと気づき始めます

「お金と時間は確かに必要だ。でもそれを追うのは違うんじゃないか?お金と時間は前提条件で、その上で別の何かが必要なんじゃないか?」

そう思いはじめました。

 

こうやって振り返ると、最初は「社長になれば幸せになれる」から「お金と時間」

そして「お金と時間+何か」とだんだん求めるものが具体的になっていて感慨深いものです(笑)

僕は資本主義のブタだった

僕は八方塞がりでした

お金と時間+「何か」がないと僕は幸せになれなそうだ。とわかりましたが「その何か」がわかりません

そしてお金と時間だけではダメとわかっていても年収800万って意外としょぼいので、もっと稼げるようになりたいと思いました。シンプルにお金がほしい(笑)

 

しかし、美容室は予約パンパンだったのでこのままではこれ以上の売上は望めない状態だし、美容師に興味もないのでふやすモチベなんてありません

「俺の人生はここで頭打ちじゃないか?」というネガティブな気持ちもわきましたが、腐っていても仕方ない

今以上の結果を出したいなら、学び続けるしかありません。幸いインターネットのおかげで学ぶことに不自由はないですし。

これまでは美容室経営とネットビジネスを学んでいましたが、興味が湧く範囲で領域を広げて学んでみることにしました

僕はその「何か」が知りたくて仕方がなかった。

 

昼は飯を食うために美容師をして、夜は現状を打開すべく勉強

色んな成功者のメルマガを読み、教材やセミナーにも参加し、本も大量に読みました。哲学書は読んでて本当に苦しかったです(苦笑)

そんな日々が続いたある日、僕はふと気づきました

「俺ってビジネスの事や稼ぐ方法しか学んでなかったな・・・。どうやったら稼げるか?って目線しかないクソおもんねえ人間じゃん。」

そう、僕は人生=お金と言ってもいいでしょう、資本主義がベースにある生き方だったのです

美容師を選んだのも「独立のしやすさというコスパ」でした、コスパというのは非常に資本主義的な考え方です。考えている範囲がものすごく狭くて、そりゃ幸せになれるわけはありません。

 

僕は資本主義のブタだったわけです

始まりは「組織が嫌いだ」という非常に人間臭い思いがあったのに、いつしか資本主義的な発想で「稼ぐことやコスパ」しか考えなくなっていたのです

世界は資本主義ですからそれをふまえるのは必要なことです、お金がないと何もできませんから。

しかし資本主義を攻略するだけの人生なんて同じゲームを延々とプレイするようなもので、クソつまらないのは明白です

ゲームはクリアしたら次の作品を探すことができますが、人生はそうはいきません

資本主義のブタ的な生き方のままで他の目標を見つけても、延々と経験値とお金を貯めるだけの作業になるのです。

 

僕は今のこのつまらない現状を抜け出すためには、お金と時間それプラス「何か」が必要なんじゃないか?と思っていましたが、この時にその「何か」がわかりました

ひとまずは抽象的な言い方になってしまいますが、それは「素晴らしく生きること」です。そして素晴らしく生きるための土台としてお金と時間が必要であり、そのために資本主義のこの世界ではビジネスで成功することが絶対条件なのです

僕は資本主義と対立、真っ向勝負していたわけです

資本主義と勝負したってキリがありませんし、買っても得られるのはお金や時間などの資本だけです

もちろん、それらは必要ですが資本だけあっても充足感は得られません。人間的な充足感や幸せというのは複雑なもので、資本主義だけで幸せになれるほど、人間はシンプルではありません

もっと「人間」にフォーカスしないといけないのです(人間主義とでもいいましょうか)

 

周りの人達や世間を見た時に「おもしろそうに生きてるな」と感じるでしょうか?僕は感じません

ニュースやSNSを見ると不満、揉め事ばかりだしTwitterなんかは「ブログで稼ぐ方法教えます!」とか「脱サラしましょう!」が大量発生中です。「ああ、またか。おもしれーのそれ?」です(苦笑)

「おもんなさそう」なのは人間をないがしろにして、資本主義のブタ的な生き方をしているからです

だって自分がそうであり、ブランドブタのごとく資本主義的な生き方にどっぷりと浸かっていましたから確信しています

資本主義と対立するのではなく、乗り越えるべきなのです。

自由とは「素晴らしく生きること」

僕が独立を決意した最初のキッカケは「学校が超絶に嫌い」で要は「自由」に生きたかったわけです

自由になるためにお金と時間にこだわって追い求めました

その手段に美容師を選びましたが、結果はすでに話したとおり大失敗。これまでの僕の自由の定義は「お金と時間」だったのです

しかし今の僕の定義は「素晴らしく生きること」です。素晴らしく生きるとはどういうことか?

これは個人個人が決めればいいことですが、僕は「いつでも何かを始める事ができる」状態のことだと思っています。

 

ハンナ・アーレントというドイツの天才哲学者がいます

ヒトラーがユダヤ人虐殺をしていた時代の人で、人間を闇の側面から哲学したと言える人物ですが、そんな彼女が著書「全体主義の起源」で自由について定義しました

それが「自由とはいつでも何かを始める事ができる事」です。この話を読んだ時にモヤモヤしていた僕の頭がスッキリしました

「俺が目指していたのは社長でもなくお金でもなくこれだな。これを目指すべきだ」と思いました

自分が求めていた幸せの定義がハッキリとしたのです。

 

人間というのは飽きるし、状況も変わります

その時に自分にとって必要なことを選択して生きていくべきで、人生を固定化してはいけないのです

もちろん、ずっとやり続ける事があってもいいわけですが(それが職人の道でもある)違和感を感じたらもう辞め時です

僕にとって美容師という仕事はそうであり、そんなものにしがみついてもロクな事になりません。嫌な仕事を固定化するとか生き地獄もいいところです

そして変化はチャンスであり、成長の証であり、成長は素晴らしい人生に直結します。

 

好きなことがないとか見つからないとよく聞きますが、それは「何かを始める事ができていない」からです

何かを始めないと好きな事なんてわかるわけがありません

小さな事でも大きな事でもとにかく始める事、それができる状態になっておくのが資本主義のブタにならない最善の方法ではないでしょうか。

「いつでも何かを始める事ができる状態」になれない・・・。

「いつでも何かを始める事ができる状態」これには前提としてお金と時間が必要です

新しいビジネスを立ち上げる、スポーツをやってみる、陶芸、絵、音楽、バイク、占い、料理、YouTuber、ペットを買う、なんでもいいんですが何かを始めるにはお金と時間がなければいけません

1流を目指すのであればなおのこと、必要なお金と時間は指数関数的にふえていきます

人間にフォーカスするためには皮肉にも資本主義で結果を出さないといけないのです(AIがゆくゆく解決してくれるでしょうけど、まだ先の話)

 

お金+時間+いつでも何かを始めれる状態

僕はこれを目指す事にしたわけですが、もはや美容室経営に興味はありません

美容師をしている限り、3つのうちどれもが手に入らないからです。そもそも仕事として好きになれませんでしたし。

僕は「新しいビジネスを始めたい」と思うようになりました。まさに「何かを始める」です。

 

しかし1つ問題がありました

新しいビジネスを始めれるほど、僕にはビジネスの知識がなかったのです(美容室経営なんて1人でやるのであれば楽勝です。極論ですが、ビジネス知識なくても勝てます)

そもそも何をするか?皆目検討もつきません。始めたいビジネスがないのです

進むべき道は見えたのに、自分の能力不足で進みようがないという現実の壁にブチあたりました。

 

ただボーッとしていても何も前に進みませんから、僕は「とりあえず学ぶことから始めよう」と考えました

僕は悩んだ時はいつだって学んできました。今までも学ぶことで前に進むことができたし、活路が開けたのです

学ぶことは僕の十八番であり、好きなことの1つです。

 

「ビジネスの勉強をしなければならない」

美容室経営をするためにビジネスの知識は学んでいましたが、もっと普遍的で網羅的な知識が必要だと思いました

皮肉にも人間主義的なものとは逆の、資本主義的なものを学ばなければいけません。

この時ちょうどネットビジネス全盛期でしたから、ビジネスが学べる教材などはたくさんありました。

 

しかしどれも「アフィリエイトで稼ぐ方法」や「コピーライティングテクニック」など網羅的、本質的ではない、言うなれば「こうすれば儲かります」という現象の解説にすぎないものばかりでした

そんなものはすぐに使えなくなるし、ただの作業です。資本主義のブタ的なビジネスにしかなりません。

「世界初ビジネスの大学」に入学する

「ビジネスの基礎から使える形でまるで学問のように学びたい」僕は日に日に強くそう思うようになりました

資本主義のブタにならない方法は表面的、一面的ではなく、本質を理解し使いこなす能力を身に着けなければいけません

僕は元々西洋美術史がやりたかったのもあり、学問的に知識を修めていくのがしっくりします。美容師の技術も感覚ではなく学問的に網羅して修めたから5年かかる所を2年でクリアできたし、後輩に教えても好評でした

本質を理解しないと本当の意味で使えないのです。しかし、そんなものはありません。

 

そりゃあそうです。そこまで体系立て、網羅的で本質的に教えるとなると、とんでもない量になります

実例だってたくさん集めないといけないし、動画や音声などの資料だって作らなくてはいけません

価格もとんでもないことになるでしょう。そもそも作るには相応のビジネス知識がないといけませんし、もっといえば大きく成功していなければいけません

単純に作る事が難しいのです。うさんくさいものや、断片的なセミナーや教材はいくらでもでてきますけど(苦笑)

 

僕は「断片的に学んで実践して自分で本質に迫っていくしかないのかなあ・・・」と思いました

「まあ、確かに美容師もそうだったな。そんな都合のいいものあるわけない。しかしそれだと10年とかかかるんだよなー・・・」

と若干鬱な気分で過ごしていた2016年のある日、1通のメールが僕の人生を変えることになります。まさに運命の瞬間と言っても言い過ぎではありません。

 

それは「加藤将太」さんという方からでした

加藤さんは以前から「次世代起業家セミナー」というもので知っていました。2013年の開業してすぐの頃にこのセミナーを知って即実践し、僕は美容室経営を成功させたと言ってもいいくらいです

1人営業の美容室経営程度であれば、この全7時間のセミナー1本で十分に成功できるくらい濃いセミナーで、僕の美容室経営の基礎とも言えます。

 

メールの内容は「ビジネスをオンライン上で0から学べて次世代の起業家が育つ、いわばビジネスの大学を作ります」という内容で、まさに僕が求めていたようなものでした

自分が成長しようと動くと、タイミング良く人やモノが来てくれるものです(成功者は運が良いと言われるのにも理由があります)

それを美容師の時に経験していた僕は迷わず加藤さんの企画に参加し、1からビジネスを学び直すことにしました

加藤さんの人柄や実力は知っていたので安心感もありましたし、僕が知っていた「資本主義のブタではない本物の成功者の1人」でもあったので(失礼な言い方だけど)まさに運命だと思いました

僕は無宗教ですが「神がチャンスをくれたんだ!」と、かなりヤバイ奴に一瞬だけなっていたような、そんな気もします。

大切なものは足元にある

1年ほどで全カリキュラムをクリアし、その時には2017年の6月になっていました。独立して4年も経っていて、ここまで随分とかかったものです

この時やっと、資本主義のブタから脱却し「お金+時間+いつでも何かを始めれる状態」が目指せるスタート地点に立てた気がしました

まあ生活的には何も変わっていないのですが(苦笑)

しかし、これからまた自分の人生を作っていこう!と前向きな気持になれていました。資本主義のブタから脱却できるような、自分の心が躍る新たなビジネスを始めたい!

1年前にそう思ってビジネスを0から学び直したわけで、僕は早速取りかかることにしました。

 

「・・・・・なんにも思いつかん。」

しかし、当たり前といえば当たり前ですが何も思いつきませんでした(笑)

以前であれば暗い気持ちになったかもしれませんが「ちょっと良く考えようかな。てゆうか少し走りすぎたんじゃないか?ちょっと休憩でもしてみよう」と思えました

この時32才でしたが思えば12年間、ろくに休んでなかった

仕事が終わってからの時間と定休日は自分がやらなければいけないことに時間を使っていましたが、気の向くままのんびり過ごしながら自分がどうしたいのか考えてみる事にしたのです。

 

人間は時間があると自分が好きな事をはじめるものです

飲み倒してもいいし、スポーツでもいいし、映画でも漫画でもゲームでも、ただ寝るだけでも僕はその中に自分が何者なのか?というヒントがあると考えています

それまで自分がどう生きてきたか?生き様の中に「素晴らしく生きる」ためのヒントがあると思うのです。

 

「私はそんな大層な人生を送っていません」

そう言う人もいますが、別にすごい生き様とか人におお!と言われる必要なんてありません

素晴らしく生きるとは人に称賛されるとか羨ましがられるとか、そんな事どーでもよくてただ自分が納得、満足できるかだけです

人と比べるなんて資本主義のブタ的発想です。

 

僕は半年ほどダラダラと過ごしてみて気づいたことがあります。「結局、勉強しかしてねーじゃん」ということに(苦笑)

加藤さんのセミナーを見返したり、読みたい本を読んだりして大半を過ごしていました。たまに出かけたりはしましたが、誰にも会うこともなく家で黙々と勉強し、内省する日々です

唯一、バイク欲しいなーと思いましたが、一度トラックに轢かれて死にかけたのでやめました。入院しても収入に困らなくなったら乗ろうかなって思います。

 

「俺はどうやら暇でも勉強したくなるらしい」

これに気づいた時にコップから水が溢れるがごとく、脳から色んなものが溢れてくる感覚になりました

僕は子供の時から知識を得たり、体系だててあるものに触れるのが好きでした。何事も体で覚えるより理屈や論理から覚えたかったし、テレビで言うと情熱大陸や波乱万丈みたいなのがが好きだったし、なにより子供の時は西洋美術史に関する仕事がしたかった

言わば研究職や職人に向いている気質で、芸能人や野球選手ではなくピカソやダリ、岡本太郎などに憧れていたのです

子供の時からすでに僕が素晴らしく生きるためのヒントはいっぱいあったわけで、見えてなかっただけでした

「ああ、俺って人間とはなにか?を追求したいんだ。だから勉強したくなるのか」

この時にはじめてそう思いました。今までは勉強なんて好きではなく、自分の目標を達成するためにはやらないといけないからやっていたと思ってました。

 

そして同時に「教える」ことが好きなことにも気づきます

美容師時代、僕は人に教えるのがめちゃくちゃうまかったのです。「齋藤さんに教えてもらいたい」という希望がアシスタントから多く出るくらいでした

アシスタントそれぞれに1日の中で気づいたことをノートにまとめたり、カットの基礎をノート1冊にまとめて配布したり、店の教育カリキュラムを1から作り直したこともあります。美容師には興味ありませんでしたが、それは楽しかったんです

「営業中はダルそうなのに教えてくれる時は情熱的ですね」とよく言われたものです(笑)

 

「やりたいことを見つけましょう」とよく聞きますが、僕はこれは間違いだと思います

そうやってひねり出したやりたいことなんて嘘っぱちで資本主義のブタ的なモノです

見つけるものではなく、気づく、生まれるものではないかと。

 

「勉強と教えること」

これが僕にとってやりたいことで、今から始めるべきものなんじゃないかと思いました

これに関しては、飽きることなくずっとやり続けるような気がするのです。

 

学びたいジャンルや事があれば「学ぶ事を始める」。これってまさに「いつでも何かを始める」ってことです

残念ながらまだ世界ではお金がないと生活も学ぶこともできなくなるので、お金は稼がなくてはなりません

それも「学んで教える」事をすればそれも可能です。学んで教えれば「いつでも何かを始めれる状態」になれるんじゃないか?

僕の中ですべてのピースが揃った気がしました。

 

何かを学び、発信し、人の意識や生き方を変えるようなそんなことがしたい!

まさに資本主義のブタから脱却できるような、自分の心が躍る新たなビジネスです

これに気づいた時、もう1つハッ!となった事があります。これって要は加藤さんはもちろん、色んな起業家や発信者の人がやってることなんですよね

ずっと人のセミナーやメルマガ、本などを見ていたのになんで気づかなかったんでしょう?すげえバカだと思います。

 

恐らく「難しそうだし自分には無理だろう」と心の中で思ってしまったんだと思います

でも今は発信している人はいっぱいいますし、僕はビジネスを勉強したし、人間主義的なものも学んでいます

そしてなによりやりたい!と思ったんだから、できるかどうか?なんてコスパを気にしてはいけません。それでは資本主義のブタです

自分にとって重要なものや素晴らしく生きるヒントが知りたい時は、好きな人やモノをよく見る事をオススメします。

ブタから人へ。「いつでも何かを始めれる状態」を目指しませんか?

僕は美容室経営をやめて「いつでも何かを始めれる状態になろうぜ」という考え方を広めていきたいと思っています

脱資本主義、自分の人生を取り戻せ、美しく幸せに生きろ、言いたいことは色々ありますが一言でいうと「いつでも何かを始めれる状態になろうぜ」であり、素晴らしく生きましょうということです。

 

僕は自分で人生を選択したいし、世界が勝手に作ったルールや常識を疑いもせず受け入れるなんてまっぴらごめんです

そーいうのはペットと変わりませんし、なによりクソつまらないです

しかも近年はそれで豪華な寝床といいエサが食えるならまだしも、長時間労働で安月給+好きなことを始める時間もないという、外で鎖に繋がれた犬のような生活です

日本は普通に生きてると雑種の犬になるのです(苦笑)

 

資本主義というルールや法律から逃れることはできませんが、その中で自由に生きることは可能だし、すでにそう生きている人も多くいます(彼らはみな成功者と呼ばれます)

僕は「お金+時間+いつでも何かを始めれる状態」この条件が揃えば自由に生きれると確信しています

縁があればそういう人生を共に目指しましょう。こんな生き方であれば僕のような燃え尽き症候群にもなりませんし、常に進化成長でエキセントリックな毎日ですからそんな暇ないです

今は手始めとしてこのブログをやっていますが、今後はセミナーやYouTube、本の出版や誰かと組んで仕事したり、新たな事業をやったりなど色々やっていきたいと思っています

僕が美容室経営をやめて、そうなっていく過程をこのブログでお見せできればと。そして「いつでも何かを始めれる状態の人」が育つ場を作っていきたいですね。

 

「いつでも何かを始めれる状態」になるためにはお金+時間が必要であり、資本主義というゲームで勝たないといけません

その上で「人間」にフォーカスしなければいけません

資本主義と人間主義、この2つを高いレベルで踏まえて乗り越えることが素晴らしく生きるための土台となります。

 

このブログでは起業やビジネスについて、モノの考え方や見方などを伝えていきたいなと思っています

そして、僕が美容室経営をやめて新たなビジネスを立ち上げていく様をお見せできればと考えています

なにか感じるものがあれば、ぜひ僕の発信を受け取ってもらえればなと。今の自分の生き方を窮屈に感じていたり、何らかのビジネスを始めたい、もう働きたくないとか自由に生きたいとか、そんな人間的な人にはぜひ受け取ってもらいたいですね

僕の人生が誰かの希望になれば嬉しいところ。

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まずは資本主義である程度勝つことが重要です

それなりのお金と時間がないと人間にフォーカスする余裕が生まれません。なのでまずは「ビジネスを学ぶこと」から始めてみることをオススメします

学生でも主婦でも、すでに起業している人でも僕と同じように人生が変わるインパクトがあると思います。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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