こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)
この前、和佐さんと木坂さんがやってるWASA&KISAKAサロンで話題になった「ハウスオブフレーバーズ」のチーズケーキを買ってみました
(ハウスオブフレーバーズの経営者である料理研究家のホルトハウス房子さんは、本もいくつも出版している料理研究家。僕は知らなかったけどなんか有名っぽい)
実は木坂さんは見た目に反してケーキ好きで自分で作ったりもするほどだったりします
僕は木坂さんのセミナーにはずっといってるので、オススメされたら食ってみたくなるわけです。
ホールサイズで大きいのが15000円、小さいのが6000円という日本一高いんじゃないの?アホなのか。という金額
デカイのは量が多いので今回は小さい方を買ってみました。クリーム系のもっちりとしたタイプのチーズケーキです
チーズケーキで15000円というアホな価格ですが、ホルトハウス房子さんいわく、これ以上のレシピはないという自信作。
食べた感想としては「おおう・・・これは」でした。うまいのはもちろん、細部までこだわってるのがわかる
2回目以降は目をつぶっても食べてもハウスオブフレーバーズだな。と当てることが出来る優位無二の存在感。
最近はコンビニのスイーツも美味しいので味の事はさほど重要ではなく、今回話したいのは「道を極めている」ということ
今日はこれをテーマにして記事を書いてみようかと思います
今の時代は便利さや、性能などではなく「どこまで追求しとんねん。」というのも求められていると僕は感じてます
ブロガー、YouTuber、ビジネス、なんでもいいけど人が集まるものって「道を極める」ってことやってるんですよ。
「道を極める」とは求道的とも言いますが、道を極めようとする者、すなわち求道者になれば人が集まってきてリーダー的存在になれるわけです
このブログを読んでるってことは起業したい、個人の能力を高めたい、リーダーになりたいという願望が少なからずあると思いますが、それには求道者にならなければいけません。
仮に「そこまではマッチョにはなれない」という人でも求道者とは触れ合うべきです
なぜなら人生が豊かになるからです
例えばiPhoneはジョブスという求道者が生み出したものですが、求道者が生み出したものは質が高いし、時代になるのです。
人類誰しもが求道者になるべきだし、求道者を見抜く目を養うべきというのが僕の立場です
というわけで今日は「道を極める」ということを深掘りしてみたい。
チーズケーキ15000円の根拠
ハウスオブフレーバーズのケーキはなんで15000円なのでしょう?
ビジネスなので原価とか利益とか、そーいったことはもちろん価格には含まれます
しかし道を極めようとする者、求道者という視点から見ると価格の理由はシンプルで、ホルトハウス房子が15000円だと思うからです。
一般的にはそんな価格にして大丈夫?と言われかねませんが、大丈夫というかそうするべきです
「私はこれ以上のものはないと思ってる。そして15000円でこのケーキを提供したい」というシンプルさで良いのです。
相場とか気にする必要は一切ありません。というか相場で価格決めるのはあまりに愚策
高すぎると多くの人が買えなくなるので(多くの人に食べられたい願望はあるだろうし)そのへんの塩梅を考える必要はありますが、
利益なんぞは自分がほしい金額を取れば利益率も良くなるもんです(ケーキってショーケースの中ほとんど捨てても利益がでるらしい)
15000円のケーキなんか売れないんじゃないの?と思うかもしれませんが、そんなことはありません
食えばわかるがホルトハウス房子の執念がにじみでています、圧倒的房子感を感じました
ただのチーズケーキではなく、ホルトハウス房子の世界観が溢れているケーキです。
ここまでいくと買う側はケーキを買ってるというよりかは、ホルトハウス房子の世界観を買ってるとも言えます
ケーキを売るだけでは他社製品と比較されますが、世界観を買ってもらえば比較もクソもありません。世界でそれしかないのだから。
これが「ブランド化のメカニズム」ですね。
ここまでの話はビジネス用語でいうと、独自性とかコンセプトとかユニーク性とか言われるものです
人気のあるブロガー、YouTuber、iPhoneなどの商品、ビジネスなどは独自の世界観があるのです
その世界観を支えるのが「道を極める」ということ
自分の世界観とは自分が目指す理想の世界であり、ハウスオブフレーバーズでいうとホルトハウス房子が理想とするチーズケーキを形にしたらあの形状、味、価格なったというわけです。
理想を目指すと必然的に求道的になります
求道というのは暑苦しくつらそうな道ですが実は楽しいものです。好きを追求するだけのことですからね。
人は求道者を求めている
ブロガー、YouTuber、リアルビジネス、ここでは一括りにして「人を集めること=ビジネス」としますが、ビジネスとは本来求道的であるべきです
極めようとしないと骨太のビジネスになりません
運良く一発屋になれることはあっても長続きしませんし、いつか「なんか違うな・・・」ということにもなりかねません(僕は今なってるけど。苦笑)
道を極める過程を見せるというのは背中を見せるという事であり、自分が思う理想世界を見せるということです
いわば自分の生き様ですね
生き様を見せるからリーダーやブランドになれるわけですよ。人気あるブロガーやYouTuberってみんなそうです。
僕は美容師なので美容業界に明るいですが、流行ってる美容室も道を極めようとしています
自分が理想とする理想世界に、なんとしてでも辿り着こう!と必死です
必死だから人の目に止まるし、自分も一緒に行きたい!と思ってもらえる
だから客として人が集まるし、スタッフとしても人が集まるんです。
流行ってる店の真似したり、セミナーで聞いたことやってもうまくいかないのはこーいうことです
楽をするために真似したり、セミナーで情報仕入れても人よってきませんよそりゃあ(苦笑)
道を極めるという感覚がないと術に溺れる
人気のないブロガー、YouTuber、ガラガラの美容室、商品が売れない店舗やブランド、これらは道を極めようとしていないのです
道を極めないビジネスは解決策として術に頼ることになる。道ではなく術。
術とは数や実績、スキルやノウハウのことです
術がある人は確かに人目を引くし、周りからも認められることも多い
しかし人としての器は、術だけではあまり大きくなりません。
実績やスキルが器より大きくなればひっくり返ってしまいます
現実世界では人に裏切られたり、調子にのって無茶なビジネスやって大失敗とかが起きるわけですよ
自分の中で「なにか違うな・・・」という違和感になることもあるでしょう
ビジネスが上手くいってるのに鬱になる人って結構いたりするんですが、こういうメカニズムです。
道と術のバランス
道と術は全く違います
術としてのビジネスであれば、売上が出ているとか成約率が高いとかそういうので構いません
しかし道であれば、本当にそれでいいのか?となります
こうすれば売れるけど、これはやりたくないからやらない。というのは人それぞれ沢山あるはず。
自分なりの哲学を元に、それを体現する人生を送ればそれが道になります
どんなビジネスをするのか?ではなく、どんなビジネスがしたいのか?
色んなブログを見て思うけど、どうすれば稼げるのか?にフォーカスしたものが多い。それは術です
術っていうのはやってても、どこか本気になれないものです。
しかしビジネスは本気になれなければ稼げないし人も集まりません
もちろん術も重要ではあります。どうすれば数字が上がるか?を考えることも大事
しかし優先度としては高くありません。優先度を自分で決めることも道の1つです
道というのは汗臭くさい精神論であり、見えない部分です。
道を伝えればそれを求める人が集まってきます
術を求める人はそれが手に入ればすぐにいなくなりますが、道は仲間ができる
仲間がいれば強いビジネスになります。
iPhoneだってAppleが提示する道に賛同する仲間が多くいるから売れてるんです
これこそが本物のブランディングでしょう
こんな実績を書いて、こんなことを言えばブランディングできます!とか古いマーケティングの本に書いたりしてますが、それは術的ブランディングでありハリボテなのです。
道を極めようという気持ちのない人のビジネスや発信はペランペランです
道を極めるというのは汗臭い道のりですが、だからこそ深みが出るし成長もするものです
道の比率が高すぎると世捨て人的になったり、美味いけど潰れかけのラーメン屋みたいになるのでバランスを気にする必要があります
世間では術のことがよく語られるので術の比率が高すぎる人が多いですね。両方をバランスよく、育んでいきましょう
「知識、テクニックは術」「マインドセット、思い、信念は道」とも言えますね。
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