誰も言わないお金の話「年収編」

思考・哲学

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

僕らは日本という資本主義国に生きているわけですが「お金」というものが、重要なファクターなのは言うまでもありません

しかし、テクノロジーの進化により「資本主義から人間らしさを主体とした新しい主義」が生まれると言われています

その新しく生まれると言われている主義は、人間の自由の追求や人間らしさを重要視するものです

名前をつけるなら「人間主義や自律主義」という感じでしょうか。

 

要はお金や生きるために自分の時間を使うのではなく、自分がしたいことや自分とはなにか?のために時間を使うようになる

ということですね

まるでおとぎ話のようですがこれは実際に可能なことですし、すでにその片鱗は見えています

YouTuberとかがそうで、彼らは冷静に考えればただ取りたい動画を撮ってるだけですから(こんなけプレイヤーがふえると、儲かるからという理由でやってる人もいますが)

 

ブロガーやインフルエンサーなども見ると、その片鱗が見て取れます

自分らしく好きなことで生きていくというのは、CMにもなるくらい有名なフレーズになっているわけで。

全国民にお金を配るというベーシックインカムもこの考えをはらんでいますね。

 

AIやテクノロジーが進化すれば人間の時間は余りますし、時間が余ればお金を稼ぐ必要も薄くなります

2045年にAIが人間のこえてシンギュラリティが起きると言われていますが、シンギュラリティが来るとこういう事が可能になると予測されてます

1:お金を稼がなくてよくなる
2:衣食住含むあらゆるリソースが無料で利用できるようになる
3:本当にやりたいことをするだけで生きていけるようになる

これは未来学者のレイ・カーツワイルが本にも書いていることで、彼含め色んな偉い人が「人間主義、自律主義」が来ると予見しちゃってるわけです。

レイ・カーツワイルに興味がある人はこの本を読んでみて下さい

 

僕は難しいことはよくわかりませんが世間で言われている事を見聞きするかぎりでは、資本主義ゴリゴリな感じはなくなるんじゃね?ということはわかるわけです

宝くじで10億あたったらもう働かない。とか言わなくて良くなるわけですよ

個人的にはそんな世界には一刻も早く来てほしいわけですが、どの道2045年なわけですからまだまだ先です。僕なんて50歳手前ですからね(苦笑)

まだまだ資本主義的なる生き方をするしかないわけです。

(今生まれる子たちは二十歳そこらでそんな時代になるから羨ましい。しかし親の教育と世間の動きのギャップで苦しみそうだが。親になる世代の人達は勉強するべき)

 

資本=幸福のファクターという構造は、しばらくは揺るがないわけです

お金の話はこの記事でも書きましたが「美しく稼ぎ、美しく使う」というマネーリテラシーは、まだまだ必要な教養でしょう

美しく稼ぐとは年収を自在にコントロールするということで、美しく使うとは金に溺れないということです。

 

特に重要なのが年収を自在にコントロールするということです、年収をコントロールできなければ使うもクソもありません

お金のことを気にしながら使うのは美しい使い方とは言えず、お金に支配された状態です

普通に生きてると年収をコントロールする能力はまったく育たちません

日本人がマネーリテラシーが低い原因の1つですね。

 

前回の記事でもお金のことは書きましたが、今日はまた違った視点で「年収」にフォーカスお金の話をしたいと思います

年収を漠然と捉えている人が多いですが、少し深掘り&年収のコントロールがいる理由を話したいなと。

日本の年収少なすぎ問題

日本の年収の平均値は毎年公表されますが、いつも思うのが「日本人、年収少なすぎじゃね?」です

僕は特別贅沢してるわけではないですが、毎月気づけば25~30万くらいはあっという間に使ってしまってます

家賃や生活費でそれくらいはすぐ超えてしまう

子供がいない僕でこうなわけですから、子供がいる家庭なんてもっときついんじゃないの?と思います。

日本の年収の平均

少し日本の年収を見ていきましょう

細かいデータもありますが、議論をしたいわけではないので簡単なものを持ってきました

日本の年収

パッと見で重要なのは年収500万以下が7割を占めることです

この画像にはないデータですが年代別に年収の平均値を分けると、

・50代 600万後半
・40代 500万後半
・30代 400万後半
・20代 350万

こうなっており、女性は20代の時が最も高いです。

 

年功序列で給料が上がる時代ではもうないので、今の50代のようにもらえる可能性は低いでしょう

50代とか今よりはいい時代の人たちですからね

画像の円グラフを見ると、そのうち年代関係なく平均350万になる空気をビンビンに感じます

しかもそれは「このままいけば」ですからね。今より悪くなると平均300万とかもありえるわけで。

労働人口が減って、機械化と外国人労働者でもっときつくなりますから「このままいける」ことはないでしょう。詰んでるワロタ。

 

で、この円グラフの500~1000万の層に入っていても楽ではありません

この記事で「1人あたり、50万。3人家族なら月150万の世帯収入がないときつい」と書きましたが、1000万程度ではきついです

思ってるよりもなーんにもできないし学べない。もっともっと稼ぐべきです。

 

稼いでる人は時間もお金もいっぱいあるので、それを使って更に学びまくります

年収1000万程度の人たちとさらに差が開くわけですね。もう速度がぜんぜん違うわけですよ。

美容師の年収ぶっちゃけます

さっきのデータはあくまで平均値みたいなもので、職業別にするともっと悲惨な感じになるでしょう(苦笑)

例えば美容師。例として僕の過去の年収を書いてみます。地域や店の規模で多少の変動はしますが平均値としては、

・アシスタント 216万
・スタイリスト 276万

こんなもんです。ボーナスなんてほぼありえないし、福利厚生はなしのところも多いです

スタイリストになると歩合がつくイメージがあるかも知れませんが、3~7%くらいです

3%で計算すると売上100万上げたとして3万円の歩合、基本給に足すと26万円で年収にすると312万円

びみょ~・・・歩合って言われてもモチベでねえ。

 

近年、美容師のレベルって2極化しています。上手い人はすげえけど下はマジクソみたいな(苦笑)

中間がいなくなってるイメージです。これは美容室経営でも同じ

超いい感じかもうダメかのどっちかで、なんとなくやれてます。みたいな層がいない

色んなところで2極化と言われますが、美容師のレベルでも同じことが言えます。この2極化の原因は学べてるかどうか?なんですよね

年収200万で学べるか?って言われたらそーとーきついですよ。それでも学びに行く、気合が入った奴らが結果出せるのは当たり前です

大衆はダラダラ生きて、置いてけぼりにされるわけです。

 

これ、多分400万が平均値なら美容師のレベルももっと上がると思います

学ぶお金も気持ち的な余裕も生まれますからね

雇われでもしょーもない仕事しなくなると思うし、美容室経営しても9ヶ月で潰すとかだいぶ減るんじゃないかと

稼ぐ能力とマネーリテラシーが低いとどうなるか?といういい例です。

 

美容師の年収とマネーリテラシーについてはこの記事でも話してます

「美容室経営してからと関係ない」と思うかも知れませんが、起業の一例として美容室を取り上げてるだけなのでビジネス、世間勉強と思ってぜひどうぞ

稼ぐ力を身に着けたいのなら、学んで抽象化能力を鍛えましょう。

起業するだけでは年収はコントロールはできない

僕は起業するまでは「年収」というものをぼんやりと考えていました

600万あれば高所得と言われているのをぼんやりと鵜呑みにしていたし、起業すればある程度年収をコントロールできると思っていました

でも実際は500~1000万じゃ思ってたほど何もできないし、起業しても年収はビジネスモデルの構造で最大値が決まるのです

ビジネスやお金の知識がなかったので、こんな簡単なこともわからなかったわけです

起業してとりあえずキャパマックスまで売り上げて、税金払って、年収800万近くになって「あれ?なんか思ったよりあれじゃね・・・?」ですよ(笑)

 

そのモヤモヤを吹き飛ばすためにはさらに稼ぐしかないと思い、ビジネスを学んでみると

「ほしい年収やライフスタイルに合わせたビジネスモデルを自由に作れる能力」

が必要だと気づいたわけです

目標として年収○○円はよくありますが、これだけだとびっくりするぐらいつまんない結果が待ってますから年収だけを追うのはオススメしません。

「年収」ではなく「自分の理想」を追う

起業して一定の成功レベルを達成するのは簡単ですが、自分の理想の生活を手に入れることは本当に難しい

なぜなら多くの人が「自分の理想」を目指さないし、そもそもなかったりするんですね

僕もぼんやりとしか考えてなかったので、とりあえず独立して予約マックスにすればよくね?としか考えてなかったです

でも年収が増えても不満盛りだくさんで「おかしいな・・・」と思っていろいろ学んだ結果、僕は年収を追っていただけで自分の理想を目指していなかったことに気づきました。

 

しかしほとんどの人は「こんなもんだよな・・・でも特に困ってるわけじゃないし」となり、そこで妥協してしまうのです

美容室経営者と話しているとこれはホントに感じます。現状でなんとか納得しようとしています。

 

でも仕方なく働く時代はもうとっくに終わってるんですよ

僕が絶賛実感中ですが「仕方なく働く」とか、かなり終わってます(苦笑)

起業してようが、雇われてようが、バイトだろうがなんでも同じです。とにかく、仕方なく働くというのはホントにだめでして、人間が腐ります。

リーダーになるか、リーダーについていくか

起業とは自分で店や会社を作ることではなく自分のMSPを見つけてリーダーになることであり、誰かに雇われる場合はMSPを掲げているリーダーについていくということです

MSPとは「Me selling proposition」の略で、「自分が思う理想世界」や「自分らしい最高のパフォーマンスを発揮できる生き方」のことです

ある人は「筋トレ」でMSPを発揮するかもしれないし、僕はだめでしたが「美容師」で発揮する人もいるでしょう

MSPにはその人の思いや個性が反映されてるので、コアなファンを呼ぶことができます

要は単純にクオリティの高い仕事ができるわけで、もはや仕事ではなく生き様と呼べるレベルでしょう

こうなってくると「あの人(会社)でないと嫌だ」という次元になってくるわけです。これがブランドと呼ばれるものですね。

 

今の時代は「人の生き様にお金を払う時代」です

物やお金に価値があった時代はもう一巡してしまって、次の時代の転換期なのです

ミニマリストとか若者の○○離れとか言いますが、ピンとがずれてるんですよね。いらねーもんはいねらねーし(苦笑)そういうことじゃない

YouTuberが稼いでるのもテクノロジーとか偶然ではありません。ちゃんと背景にはロジックがあるのです。

 

時代というのは常に変化していくものですが、それに合わせて僕らの思考もアップデートしなければいけません

いつまでも原始人のままでいると絶滅してしまうわけですが、僕らは船を作り新大陸にいきましょう。

 

今はまだ僕自身も美容室経営者でアフィリエイターにすぎませんが、こーいうことを伝えていきたいですね

僕のMSPは「いつでも何かを始めれる状態になろうぜ」なんで。

このブログをやってるのもそのための第一歩なわけです、まずは僕が体現しないといけませんからね。

 

年収の話からなにやら壮大な話になりましたが(笑)お金に関することは人生に直結する部分もあるので勘弁してもらえたらなと。

まとめると、

年収を追ってもいい結果にはならないし、世間で言われている高所得になってもたかが知れてますよ

でも稼がないと学びも出来ないし、普通に生きていくのも辛くなってくるので稼ぐのはもう教養であり、当たり前にできるべきです

当たり前にできるようになるためには、

・ビジネスの知識
・自分のMSP

が必要であり、そしてそれらがあれば自分の理想を追求する時間とお金が生み出せる。

という話でした

勢いで書いたので雑感のあるコラム的な感じになりましたが、重要なことを話したつもりです

ではこのへんで終わりにします。ありがとうございました!

 

PS:MSPについてはこちらの記事でも書いてます。重要な考え方なのでぜひ読んでおいてください

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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コメント

  1. こんにちは。
    自分がどう生きていくかということは、とても大事ですね。
    どんな世界観で生きていきたいのか、イメージをしっかり持ちたいと思います。

    • 齋藤慶太
      • ヒダリー
      • 2019.03.25 12:34am

      資本主義の国では年収=できる生き方の範囲、みたいなところありますからね

齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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