開業1ヶ月の美容室の売上を速攻であげる4つの仕込み【Iさんからの相談】

読者からの質問

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

前回の記事の続きです

 

Iさんから頂いた質問を要約すると、

・開業した美容室の集客が思うようにいっていない
・美容室経営とプレミアムメンバーシップの学習、どちらを優先するべきか?

ということでした

「経営と学習どちらを優先するべきか」については前の記事で答えたので、今回の記事では実際にIさんの店の売上をどう上げていくか?について、実際に僕がしたアドバイスをシェアします。

Iさんの店の状況

Iさんの店の状況をさらに詳しく聞くと、

・5月末に1人美容室で都会でオープン
・6月の新規客は11人
・価格は高単価に設定している
・ブログ、HP、インスタで集客。ホットペッパーは8月から
・絶賛コロナ中

このような状態です。ここからどう売り上げていくか?を考えていきます。

どう集客していくのか?

Iさんは開業前に僕のブログを読み、客単価を高く設定し、次回予約もとるようにされていました

この記事に書いた美容室の鉄則を守られており、「髪質改善トリートメント」という商品で高単価に設定してある状態ですから、後は「これがほしい!」という人を何人集めれるか?というだけのことです

これで単価低かったら超キツイ。美容室は単価命で、単価低いと集客できる武器もないことがほとんどですから。

 

で、集客には当然ながらなんらかの集客媒体が必要であり、開業当初はここに時間を全部投下することになります(あとはプレミアムメンバーシップを学ぶこと。ビジネス知識ないと集客戦略も練れません)

Iさんは6月の時点で新規集客数は11人ですが、これはちょっと少ないです

すでに予約がいっぱいで結果的に10人程度しか取れなかった。とかならなんの問題もないんですが、開業してすぐで11人だと総客数が11人になりますからフツーに赤字です(笑)

なので今回のケースは「集客できればいい」のではなく、「早急に集客しないといけない」わけです。スピード命

時間をかけていいのかどうかで戦略も変わってきますからね。

 

Iさんの場合は「半年後に集客できます」ではお話にならないわけです(普通は赤字+生活費で資金がもたないし、もったとしてもフツーにヤダと思う)

できれば1~3ヶ月以内には新規客が30~50人くらいは狙っていきたい

それぐらい呼べれば、リピートする人もいれると売上としては十分になってきます。

 

というわけで力を入れるべき集客媒体の優先順位が決まってきます。集客媒体の性質を知っていれば力の入れどころもわかるわけですね

Iさんが使っている集客媒体はHP、ブログ、ホットペッパー、インスタですから、

1:速効性の高いネット広告(グーグルやFacebookなどにLPやHPを作って広告出稿)
2:速効性の高く、ある程度の集客力のあるホットペッパーの作り込み
3:速効性の高いインスタアカウントの作り込み
4:速効性は低いが、検索エンジンから安定的に集客できるブログの作り込み

というのがセオリーというか、まあ基本はこれしかないですね。

 

集客についてはこちらの記事で詳しく書いてますので、読んでおいてください

速効性の高いネット広告

グーグルやインスタなどの各種SNSには広告を出すことができます(Twitterとかよく広告出てくるでしょ?あれです)

早さを求めるのであれば、これが最も良いです(広告にだすHPやLPがあればの話ですが)

しかし、HPやLPの作成などのweb知識、誘導文や目を引く画像の作成、広告内容に関するビジネス知識、最後に広告運用の設定知識がいりますので知識のない人ができるものではありません

僕の経験上、美容師でこれだけの知識がある人はいないですね。なので多くの美容師には当てはまらない方法だと思います。

 

Iさんがこのへんの知識があるかわからなかったので、アドバイスでは軽く触れる程度にしておきましたが、この記事を書いている前日にIさんからまた相談がきまして、グーグルへの広告出稿で7月は新規が23人きて単価は15,000円でたそうです(笑)

売上34万。しかも次回予約は9割近いのでテキトーに計算してますが、新規が20人を切らない限りは半年もあれば月収70万くらいはいくでしょう

やっぱビジネス知識学んでると結果出ますねー

その時の相談内容もまた記事でシェアしますのでお待ちを。

速効性の高く、ある程度の集客力のあるホットペッパーの作り込み

ホットペッパーは高いし向こうの都合に振り回されるんで、自分の集客媒体で集客できるならいりません

しかし1年契約だし、もうIさんは契約しちゃってるし、開業当初は新規も欲しいので全然ありです。せっかくなので使い倒しましょう

なんだかんだ集客できますからね。さすが業界のガリバー

開業当初以降は、依存しなければ利益と経費次第では使ってもいいんじゃね?って感じですね。

 

で、ホットペッパーはどう使うかですが、まず記事は全部自分で書き直します

ホットペッパーの美容室検索のページ見てもらえばわかるんですが、文章がもう全部おんなじなんですよね

あと単純に読みにくい。◎とか☆とか♪とか文章にいらねーから(笑)バカみたい。

 

契約すると原稿担当がついて、提出してきますが、全部やり直しです(笑)

こっちで書き直して「こうしてください」と言いましょう

自分で書ける部分は自分で書けばいいんですが、自分では書けないところもあります。そういうところは指示しましょう。

 

ホットペッパーはあまりイジれるところはないので、そんなに大変じゃないです

キャッチコピー、説明文、クーポンの設定とタイトル&説明くらいのもんです、ここは重要

あとは店の基本情報ですね、住所とかそんなんです。あ、さらに口コミと各所の写真ですね

口コミは口頭でお願いしたり、してくれたらなんらかの特典あげるとかでふやせます(まあ集客できてたらべつにいらないけど)

写真については言うまでもないですね。

 

ちなみに僕は原稿を一切任せないせいか、ホットペッパーからの連絡は一切来ません

定期的に訪問とかメールあったりするらしいですが、僕に来るのは2年に一度くらいの「原稿担当が変わります」くらいのメールです(笑)

速効性の高いインスタアカウントの作り込み

インスタもスピード感ある集客ができるメディアです

逆に言うと、投稿し続けないと集客力落ちるとも言えますが。(ブログや広告はある程度ほったらかしにできるのが良い)

基本的には施術例とお客さんの写真を上げまくれば良いです。もちろんインスタ映えするようなものですよ

僕はこういうのが嫌いなのでやってません(笑)

そもそも美容師やめたいんで、そんなに毎日インスタに写真アップとかしたくないですし。インスタは美容師を心から楽しんでる人がやるものです。じゃないと大変にイタイアカウントになるだけなんで。

 

インスタはフォーマットが単純なんで、できることは限られています

だから単純。集客できている美容師のアカウントを見て研究してそのまんまパクれば終わりです

あとは投稿スピードの問題と写真の映え度とハッシュタグですね

ビジネス知識あると売れている理由とか読めるようになるので、やっぱこういうとこでもビジネス知識ないとお話になりませんなーと思います

目が悪いから上手くパクれないんですよね。

検索エンジンから安定的に集客できるブログの作り込み

ブログはそんなに早く集客できませんから、優先順位としては高くありません

投稿数にもよりますが、早くて1ヶ月で数人レベルでしょう。僕が昔教えた人は1、2ヶ月で50人とかきてましたけど、まあ昔の話ですからね、インスタとかなかったですし。

積み上げていくものなのでコツコツとやっていくものです。

 

しかしながら、個人美容師ならぜひやっておきたいメディアです

ブログってオワコンとか言われてますけど、そんな事はありません。個人を売るのにこれだけ適したメディアがあるだろうか?とすら思います

みんなグーグルで検索しなくなってるとか言われますけど、検索する人が0になるわけないんですよ

なら、検索する人を独り占めできるわけです。ブログって作るのメンドクサイからライバルも非常に少ない

面白いブログ書く美容師ってほんとに少ないですからね。そもそもブログやってない人が多いです。

 

ブログっていうのは情報を大量にまとめれるので非常に来情報を提供することができます。インスタとかTwitterって中身0じゃないですか(笑)

そして検索エンジンから安定的に集客できる力もありますから、内容にもよりますけど月に10~30人くらいならフツーにきますよ

僕の中ではいまだに集客のメインでスタンダードなものです。ブログをやらずしてどう経営する?というくらいのもの

Iさんの今後のアクション

まとめるとIさんの今後やることはこうなります

1:自店の魅力を伝えるHPやLPを作成し、グーグルなどに広告出稿(1ヶ月ほどかかるでしょう)
2:ホットペッパーの記事修正(これは瞬殺しましょう。3時間くらいで!)
3:インスタアカウントを作り込む(できれば毎日。継続する)
4:ブログを書きまくる(初めは月15記事は書きたい。これも美容室やってる限りはずっと継続)

これらを同時進行

1ができる知識がなければ2からやればいいです。優先順位は1から高くなりますね

速攻で結果のでる広告をまずは回し、その間にインスタとブログを作りこみます

顧客がふえてきたら新規客も多くはいりませんから(月20人もとれれば十分すぎ。てか予約いっぱいだとそこまでとれない)そうなったらインスタとブログで集客すれば良いです。

 

美容室の集客というのは単純です

なにせ「客は髪を切るのは確定している」わけですから、あとは選ばれるだけでいいわけです。店探しの経路もほぼほぼ決まっていますから、そこに仕込んでおくだけというイージーさ

さらにライバルも弱く、月100人規模で集客しなくていいビジネスですからマジで簡単なのです

「集客に困ってます!」という美容室は非常に多いですが、個人的に言わせてもらえば「やって当たり前のことやってないだけ」なんですよ。

 

単価高くして、経費を絞っておけば美容室経営で負けることはありえません

Iさんも単価が高く、1人で営業していますから経費もそこまで高くないはずなんで、もう勝ちかけです

集客という最後のピースがハマれば年収1000万は狙えます。単価が高ければ1500万近くまでいけます。

 

と、前回の記事と今回の記事を合わせたアドバイスをしたんですが、7月の営業にて単価15000円で23人のいう結果を出してくれました

1ヶ月で新規客11人から23人で単価15000円で次回予約率86%、しかもメディアの作り込みもまだなので伸びしろしかないという状態です

これでメディア作り込んだら月40人は新規きますね。次回予約率も高いのですぐにそんなに新規いらねーよ。な状態になります

報告とともに、また追加での相談も頂いたのでそれも記事にしたいと思います。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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齋藤慶太

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27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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