田舎で「儲かる美容室」を開業するならどうするか?を考えてみた

読者からの質問

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

先日、また美容師の方から相談がきまして、8通にもわたる怒涛のアドバイスをしました(問い合わせからメッセくれましたら内容にもよりますが、これくらいの密度で答えてます)

その中でいくつか思ったことを数記事にして話そうかなと思います。

 

今回メールをくれたSさんは田舎な県の中心都市で起業を考えていました

田舎で起業するメリットは特殊な事情がない限り僕はないと考えているので、Sさんには都会に出てフリーランスで起業することをまずススメましたが、出れない事情があったのでこの記事では「田舎で美容室を開業するならどうするか」という問題を考えてみます。

 

僕は田舎で暮らした事はないので田舎を知りませんし、どんな店を作るか?は個人個人のパーソナルな問題もあるので「どんな店を作れば勝てるか?」はあくまでビジネス知識から逆算した一般論になります

しかし、美容室というビジネスは非常に単純なモデルなので勝ちパターンというのは決まっています。「どんな店を作れば勝てるか?」というのは根っこの部分は田舎でも都会でも変わらんのです

その勝ちパターンにそってさえすれば、後の細かい部分は自分の好きにすればよろしい

0から自分で好きな店、やりたい店を作る人ばかりですが、そうすると負けます

まず勝ちパターンに乗る、そのうえで好きなように作ることが重要で、勝つ人というのはそういうのがわかってる人なんですね。

 

美容室の勝ちパターンは下記の記事などで書いてますが、今回の記事では具体例の1つとしてもう少しパーソナルに考えてみたいと思います

ビジネスモデルは5分でできる

「どんな店を作れば勝てるか?」を考えるわけですが、こういうのってウンウン唸って長時間考えるもんだと思ってません?

これは実は違うくて、5分くらいで考えつかないといけません。てゆうかそんなもんです

億稼ぐモデルすらも草案は5分で思いつくもの。こういうのができないと美容室であっても起業はちょっと早いといえます

そういう場合は、まず起業うんぬんではなく知識つけましょう。

 

実際のオペレーションだったり、コンセプトだったり、それを伝える方法を考えるのはウンウン唸るハメになりますが、勝てる流れ自体はパターンがあるものです

ぶっちゃけ知ってるかどうかみたいな話ですね。勝ちパターンを知ってるから具体的なアイディアや行動が思いつくわけです。

 

そういう話は上でリンクしてる記事を読んでもらうとして、この記事では具体的な工程を考えていきます

僕であれば、まずこういうことを考えます

・開業する場所は今の店の近くにする
・単価を決める
・その単価にする方法を考える
・メニューを考える
・ウリの種を考える
・今の店で実験&集客力をつける

当然、見直しやブラッシュアップは都度しますが、草案としてはこれらを考えれば完成であり、あとは細かい部分を決めていけば良いだけとなります。

開業する場所は今の店の近くにする

Sさんは田舎の中心街で勤務しているので、もし僕がSさんなら現在働いている店の近くで開業します

理由は、

・テナントが多い
・土地勘がある
・中心街なのでアクセスがよく、人口が多い
・オマケではあるが今の店の客も来れる距離で開業できる

ということから。

 

開業するならテナントに入るわけですが、選択肢は多いほうがいいですし、単純に良い物件が見つかる可能性も高いです

土地勘もテナントを見つける際に重要で、通ったことがない場所でも良いのか悪いのか感じれますし、よく通る場所なら実際に良いのかどうかアタリがつくでしょう。

アクセスが良いのは超重要で、今の時代歩いてこれる距離以外の場所からも集客できなければいけませんから、アクセスが良いにこしたことはないわけです

人口というのは言うまでもないですね、客数の分母がふえるわけですから。

 

今の店の固定客も近ければ多少は来てくれるかもしれません

価格を変えるとほとんど来なくなるので、その場合はオマケみたいなもんですけど。まあここはアテにしなくて良いです、0から始めるつもりで。

 

今の店の近くで開業するデメリットをあげるとするならば「オーナーと揉める可能性が高い」ということです

嘘ついても後でバレるかもなので微妙だし、かといって事前に言うと「うちの近くで開業するのはマナー違反だろ。恩はないのか」というアホみたいなこと言われるわけです。美容師あるある

田舎だと場所の選択肢が限られてくるし、自分がどこで商売しようが勝手だと僕は思うので、このようなこと言われる筋合いはないですが、揉めるのが嫌なら離れる方が良いとは言えます。

 

僕だったらオーナーの人柄、関係性によるんですが、基本は「言わない」と思います

てゆうか僕なら自分のスタッフが独立するとなったらまず「うちの店の近所にしたほうがいいんじゃないか?」って言うけどなあ。同じ建物内に空きテナントがあればそこススメます

そうすると辞めた後も連携できますよね。客を紹介しあったり、シャンプー台壊れた時とか協力もできるし。近くに仲間がいるほうが良くないですか。

単価を決める

単価を決めると月収が決まります。美容室のようなビジネスは「客単価+スタッフ数+客数」で売上が決まりますからね

スタッフ数は店の面積で決まり、客数は1客あたりにかける時間とスタッフ数で決まってしまうので、自由に設定できるのは客単価だけだったりします

というわけで客単価をまずは設定することが重要になります。価格帯が決まればある程度の方向性も決まりますね

美容室のような回転率の悪いビジネスは高単価にしないと儲からないので、必ず高単価に設定しましょう

低単価は大手がやることです。大手と戦うと負けますよ。

 

で、高単価って具体的にいくらやねん?と。

答えを言ってしまうとスタッフ1人あたり、月商100~150万の間に収まれば高単価です

1人で営業した場合だと、月商100~150万なら経費次第ですけど、年収はだいたい800~1500万くらいになります。1人美容室ならこの範囲内であれば成功というわけですね

後は算数すれば単価の目安が出てきます。ちょっとやってみましょう

単価の計算方法

たとえば単価単価8000円の場合は8000×4人で1日の売上は32000円。25日営業にした場合、32000×25で月商80万円

ここから経費を引きます(経費は多めに見積もりましょう。実際にやってみないと具体的な数字が出ない時は平均値より少し高くしておくと実際に経営した時に死ななくてすみます)

経費は40万円として月商80-40=利益40万円

年収にすると480万円ですね。うーんクソですね(苦笑)

これでは起業する意味がありません。フリーランスや大衆サロンで働いたほうが良く、客単価8000円は論外。

 

というわけでもっと単価を高く設定してみましょう。1万円ではどうか?

1万円×4人で1日売上は4万円。25日営業で4万×25で月商100万円です

経費は売上がふえても変わりませんので40万引くと60万円が利益となり、年収は720万円

やっとまともな数字になりましたね。しかし年収720万円って意外と少ないもので、せっかく起業したのにこの程度では満足いきません。

 

では単価1万2000円ではどうか?

1.2×4人で1日売上48000円。25日営業で月商120万円。そこから40万引いて利益80万円で年収は960万円

やっとそれらしい数字になってきましたね。経費を落とせば夢の年収1000万です

しかし年収1000万は1人暮らしであれば十分ですが、家族がいる場合は節約が必要なレベルです。実は金持ち感は全く無いです。

 

単価15000円にしてみましょう

1.5×4=1日売上6万円。25×6=月商150万円

150-40=利益110万円で、年収は1320万円です

客単価15000円の美容室というのは世間的には超高いので、これ以上の単価にするのはあまり現実的ではありませんから、個人美容室の年収が800~1500万という根拠はこういうことです

こうやって計算すれば出てくるんですよ。経営するのであればこのような簡単な算数くらいはできるようになりましょう。みんな驚くほどしません、だから失敗するわけです。

 

こういう計算をして単価を決めていきます

そしてその単価でも集客できる方法&リピートする方法を考えるのが次のステップ。

ちなみに僕は売上100~115万で、経費は25万くらいなので75~90万利益です。それプラス情報発信ビジネスしてるのでプラス3~10万

そこから税金や社会保険などを払って手元に残るお金が収入となります。

ちなみに税金の話はこちら

 

経費を圧縮するのも非常に重要ですが、知識と慣れがいるのでいきなりは無理かもです

なので繰り返しになりますが、経費は多めに見ておくよいです。経費の減らし方はこちら

客数、労働日数をふやして利益を上げるのはオススメしない

「客単価あげるのは難しそうだから経費減らしたらよくね?」

という人がたまにいるんですが、これは負け犬思考です。僕はビジネス知識ないうちに独立しちゃったんで、単価に関しては失敗したなあって感じです(今から単価上げればよいのだが、美容室経営を辞めたいのでそのモチベがない)

経費減らすのは大事なんですが、それで利益ふやすのは完全に負け犬思考。単価高くして経費抑えればもっと年収伸びるわけですからね。

 

僕の感覚では25日営業、1日平均4人が上限であり、できれば週休2日で毎日6時には帰宅が(そうすると1日3人くらいになる)理想です

25日営業、1日平均4人でも結構忙しいですからね。これにプラスして経理や集客戦略、雑用をこなさないといけないんですよ

家族がいる場合は家のこともしなければなりません、自分の時間なんてほぼないですよ。時間がないと次のステージに行くための仕込みやトラブル対応ができないのでジリ貧です

次のステージに行く気がない、ずっと1人で美容室をやって年収800~1500万をキープできれば良いという考えであれば問題はありませんけども。(この場合は病気と災害があると詰むので、健康管理と災害が多い地域でやらないことが重要)

その単価にする方法を考える

高単価にするならその方法を考えなければいけません

ただ単に金額を高く設定しても「ただ高いだけ」という評価をされ、大和田部長よろしくお終いDeath

価格というのはこちらの都合で決めて良いものですが、払う側には納得してもらう必要があります。納得させる方法を考えるということですね。

 

高単価にする方法は2パターン

こういうのもねパターンなんですよ。だから知ってるかどうかというのが重要で、そのためのビジネス知識なのです。

この記事の通り、

・技術で高単価
・商品で高単価

どちらかになります。難易度的には「商品で高単価」にするほうが簡単ですが、真似されるので数年で優位性が弱くなります

今だと髪質改善という言葉を使ってトリートメントで高単価にするのが流行ってますが、その中でも勝ち組負け組に別れるようになっていきます

「ただ単にトリートメントで高単価」にしていると負け組側になっていきますので、しっかりとその中でも優位性を作っていくことが重要です

最強の優位性は「あの人にやってもらいたい」「あの店にやってもらいたい」のどちらかでしょうね。「あのトリートメントをやりたい」のままではその優位性はいつか消えるのですよ。

メニューを具体化する

単価が決まればあとはその単価にそってメニューを決めていくことになります

美容室のメニューで重要なのが「やたらめったらふやさない」こと

オペレーションが複雑化するし、在庫ふえるし、今はネット予約の時代なので予約を取る際に客が悩みます。悩むとめんどくさくなるので単価が落ちるか予約しなくなります

めんどくさいと人は行動しなくなりますので注意しましょう。特に大衆ビジネスでは重要なことです。

 

ニーズの薄い、こちらがめんどくさい、得意でないメニューもガンガン削ります

ニーズがないメニューなんていらないし、めんどくさいことはこっちもしたくないし、得意でない技術をメニュー化しても失客するだけです

僕であればこんなメニューにしますね。まあ今の店のメニューとたいして変わりませんが。

・カット+トリートメント 10000(プラス消費税)
・カット+カラー+トリートメント 150000
・カラー+トリートメント 10000
・カット矯正+トリートメント 25000

この4つだけ。あとは細かい部分が決まってくればその都度に修正をしていきます

パーマは僕は手が荒れるし、クレームでやすいし、嫌いだし、ニーズが薄い(世間的な比率は5~10%)のでやりません

得意であればやればいいと思います、パーマ比率90%の人とかもいますからね。「パーマが得意な人」というブランドテリトリーを作ればウリになります

セットなんかもニーズないし、そもそも早起きしたくないし、そもそも僕はセットしたことないのでやりません。したとしても1万円に設定します。

ウリの種を考える

ウリがないと集客できませんし、リピートもされません、売れない店はウリがない

ウリを軸にメニュー展開を考え、集客の仕方、店内オペレーションなども決まりますから、もはやコンセプトであり、何を売るのか?ということでもあります。

 

これを考えるのはみなさん非常に苦労しますが、その理由は2つです

・言語化、見える化する能力が低い
・そもそもその人にウリと呼べるものがない

仕事に思いがあればウリはかならずある。それを儲かる形にするだけ

「言語化、見える化する能力が低い」とはウリの種はもってるのにそれに気づいていない、言葉や商品に表現できないパターンです

これは単純に考え続ければよく、試行錯誤の世界です。自分がなにに時間を使ってきたか?どんな思いをもってるか?というのをよく見れば、答えは見えてきます

後はそれをビジネスに落とし込んだ時に儲かる形にすればok。

 

例えば今回相談してくれたSさんの場合

Sさんはブリーチを使ったデザインカラーとカットに今まで時間を使ってきていて、現在の店ではこれらを軸に売上をたてていました

なのでSさんは独立してもこの2つをウリにしようとしてたのですが、ブリーチを使ったカラーは時間が読めないのとアシスタントが必須であり、ニーズも多くはありません

なのでそれは辞めて「ブリーチ使ったデザインカラーできるなら単純にカラー知識ありますよね?それで良くないですか」と提案しました

ブリーチをしない範囲のデザインカラーや「当店はカラー知識ありまっせ~」とメディアで言えば良いわけです

カラーはそもそもニーズの高い技術ですし、カラーの上手い美容師というのは求められています。あまりカラーの技術力の高さを歌っている店も多くはありません(せいぜいなんちゃらカラーあります。とか言ってるくらい)

僕はカラー下手くそなんで、どう染めようが茶色にしかなりませんが(笑)色味出しが上手いのであれば、十分に商品になります

メニューもカットカラーで15000円の1本とかにして単純化し「当店はカットカラーで15000円です。なぜならカットとカラーが上手いからです」で良いわけで。あとはそれをブログやインスタでふんだんに表現するだけ。

 

このように仕事にたいして熱い思いがあれば、必ずウリの種があります

それを見つけて言語化、商品化するわけですね。言うは易しですが、実際にやると結構苦労します

なので普段から言語化するクセをつけておきましょう。起業してすぐ成功する人って、雇われ時代からインスタやブログで言語化することをやってんですよね

メディアも育って集客媒体になるし、やってるうちに自分の思いやコンセプトが見えてくるものです。そして魅力的なメディアになり人気になるわけです

これはいうなれば「ネット上で開業」するのと同じことなのです。人気メディアを作れるなら人気店も作れるのですよ

YouTube、インスタ、ブログ、何でもいいですが人気メディアを作れたなら、独立は半分終わっているようなものです。

今の店で実験&集客力をつける

ここまでで5分でできるビジネスモデルの草案は終了です

見返してみてください、ちゃんとできてますから。あとは細かい部分を草案に基づいて作っていき、必要な部分は修正したり変更したりするわけです。

 

しかし、これはまだ机の上の理論なんですよ。実際に試せるところは試したい

というわけで「今勤めてる店でやればいい」のです

そうして作り込んでいくと「あとは箱を作るだけ」という状態になり、こうなると失敗のしようがなく店を移動するだけ。という状態になることもできます

もちろん、他人の店なので何でも試せるわけではありませんが、試せることはやればいいですよね。できる範囲内で完成度を上げていけばいいんですよ。

 

絶対にやっておいたほうがいいのが「メディアを作ること」です

雇われてるうちに自分のブログやインスタ作って、集客しまくりましょう。集客して文句言われるわけないし、売上も上がりますから、そうなるとオーナーはあなたの意見を無視できなくなります(無視するならほっておけばよい)

自分がやりたいことを提案して通る可能性もありますよね。さらに大きく実験することができます。

 

自分で20~30人くらいの新規客が呼べる状態なら、かなり集客力があります

起業したらこれに加えてホットペッパー、チラシ、ネット広告などをやればさらに集客できますし、1人で営業する場合なら毎月2,30人もいりません

(顧客0スタートなら最初はもっとほしいけど2,30人来れば3.40万の売上になり、悪くて少し赤字程度なのでそれでも問題なし。開業後3ヶ月もすれば黒字化するでしょう)

 

ぶっちゃけ、集客力さえあれば雇用しない限り失敗はほぼないので、雇われ時代は集客力をつけるだけで十分と言えます

集客できる=ウリや信念があるということなので「どんな店にしようか?どう利益を出すか?」というのもすぐに思いつくもんですよ。

田舎でも都会でも規模が変わらない限り、独立の仕方は変わらない

田舎在住で独立を考えているSさんの相談をもとに「田舎で美容室開業するならどうするか?」というのを考えてみましたが、結局は田舎もクソもない結果となりましたね(笑)

まとめると僕が考えたことはこうであり、

・開業する場所を考える
・単価を決める
・その単価にする方法を考える
・メニューを考える
・ウリの種を考える
・今の店で実験&集客力をつける

これは田舎でも都会でも同じです。細かい部分は違ってきますが、限界集落やアクセスが極端に悪くない限り、大枠は変わりません

失敗する独立とはこれらを考えていない場合でしょう。

 

で、こういうったことを考えれるようになるにはビジネス知識の有無と行動力の問題です

ビジネス知識と専門知識(美容師であれば美容師の)があれば、商品とビジネスプランが用意でき、あとはやるだけ状態になり、実際に行動すれば成功できてしまうわけですね

「起業は難しい」というのは嘘ですよ(特に個人起業)。めんどくさいだけ(苦笑)

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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