こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)
僕はビジネスは1人でしたいと思っています。人を雇うとかめんどくさいし、人と組むとかもやりたくありません(単発で組むとかならいいけど)
人の管理がめんどくさいし、経費は増えるし、スピードも落ちるし、撤退しにくくなる
あまりにめんどくさいので、「ビジネスの規模拡大ができる以外のメリットってあるんでしょうか?」と思うくらいです(笑)
仲間がほしいっていう人がいますけど、スタッフは仲間にはなりにくいです。自分とはレベルが違いすぎる事がほとんどなんで感覚が合いません。あくまで雇用主とスタッフなのです
人と関わりたいならビジネスでお客さんと関わればいいだけなんで、わざわざスタッフと関わる必要もないと思うんですよね。
規模の問題をクリアすれば人を雇うメリットって僕は皆無だと思っています
ネットビジネスは規模の問題をクリアしやすいので(無形の商品であれば在庫もいらないし、製造コストもかからない。仕組み化も簡単)個人ビジネスをしたい人に人気なのも当然といった所でしょう
てゆうか個人ビジネスでそれなりの規模にするなら、情報発信しかないですね。
ここ数年で情報発信しましょう!とか、個人で稼ぎましょう!という声をよく聞きますが、「個人で生き残っていく力」が重要視されてきているとも言えます
僕は子供の時から個人にフォーカスしていたんで、やっと時代が追いついてきたか。という気分です(笑)
「個人ビジネスで生き残っていくには?」というのをずっと考えてきたわけです。これは僕が美容室で起業した時のテーマの1つでもありました
(結果的には「個人で生き残るなら、美容室経営はないな」という結論になりましたが)
今日は僕の事例をもとに、「個人ビジネスで生き残る方法」というのを考えてみたいと思います
これから個人ビジネスを作っていきたい人はぜひ参考にしてほしいですね
現状の僕の結論を話します。
個人で生き残るには「変態」でないといけない
「変態」になるという事は個人で生き残る条件の1つです
これは抽象的な表現ですが、簡単に言うと「超好きになって高度な実力を持て」ということです。好きというのはすべての源泉です
生き残るためには進化、変化、アイディアが必要ですが、好きじゃないと進化もしないし、変化に対応するアイディアも出てきません。
そして、実力がなければ生き残れないのは言うまでもないですね。これらを支えるのが「好き」なのです
好きすぎると何事も変態的になっていきますから「そうなれ」ということです。変態になりさえすれば、ビジネスのジャンルを間違えなければ食うに困ることはありません(和歌で変態になっても稼げるイメージないですよね)
ちなみにパッと見で変態じゃないのにやたら結果出てる人がいますが、そういうの見て「別に変態にならなくてもいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、それは間違いです
彼らは実は変態です。どういう事かというと「見えにくい部分で変態」なのです。
例えば美容室経営してるけど、美容が全然好きそうじゃない人。だけどめっちゃ成功してる
こういう人は美容は別に好きじゃないけど「ビジネスが変態的に好き」だったりするのです。
アフィリエイトで稼いでる人も全員がアフィリエイト好きなわけじゃありません(てゆうかそんな人いないでしょう)
サイト作るのが好き、とかそんなんなのです
関連する何かが変態的に好きなわけ。ここを忘れないように。
僕は美容室で起業してから「1人美容室で生き残っていくためにはどうすればいいか?」というのをずっと考えていました
1人で成功してる人なんて探せばいますから、サンプリングするわけですが、彼らに共通しているのは「美容師がとにかく好き」という事です(経営にはまったく興味ない人が多かった)
知識も技術もハンパないし単価も3万だったりで、もはや普通の美容師ではありません
僕はそもそも美容師に興味がなかったので、この時に「美容師で生き残っていくの無理じゃね?」と思いました(笑)
変態になれたとして・・・
変態に加えてさらにビジネスの知識があれば鬼に金棒。一生困らないと思います
しかし無事に変態になれたとしても、ある問題が発生するとビジネスの継続が難しくなることがあります。その問題とは抽象的に言うと「リスクと欲望」です
これは人間であり、資本主義社会で生きていると避けられない問題だと僕は思います。
ここでは「健康と収入と飽きる」の3つを取り上げてみましょう
この3つは「リスクと欲望問題」の中でも多くの人に起きる問題ではないでしょうか(てゆうか抽象化するとだいたいはこの3つになると思います)
変態になってなおかつ「健康、収入、飽きる」という問題をクリアしないと個人ビジネスで生き残ってはいけません
この問題を乗り越えないと生き残れるかどうかは運ゲーになってしまうのです。
あ、ちなみに「個人でなければ健康、収入、飽きる問題はクリアしなくていいのか?」という質問がでそうですがその通りです
スタッフだけで回るようにしておけば病気になってもビジネスが急に止まる事はないし、収入は人雇うなら規模でかくなるのでふえるし(ならないならビジネスミスってる)、飽きても簡単には辞めれないし、スタッフに任せて他の事する選択肢もあります。
こうなってくるともう「実業家」ですね。実業家になりたければビジネスが好きとか、お金が好きとか、デカイ事やりたいとか、そういう方面への変態性が必要になってきます
僕は身軽なほうがいいし、ゆるく生きたいので個人ビジネス推奨派です
雇われる選択肢はどうかと言うと、物欲を満たせないし、環境が運(嫌な上司がいたら終わりなど)になるのでオススメはしません。収入も良くて1000万くらいで、低いですし。
健康が前提
では話をもどしましょう
言うまでもないですが人生には健康な体が必須です。個人ビジネスやるなら健康なんて絶対条件になります。
僕が「美容師で生き残っていくのってキツくない?」と思ったのは健康面も大きかったです。美容師って100%五体満足でないとキツイんですよね、地味に肉体労働なんで。
アフィリエイトや情報発信などのパソコン使えればある程度できてしまうビジネスなら多少不健康でも仕事できますが、美容師なんて風邪引いただけでしんどい
手荒れ、腰痛、痔、腱鞘炎、五十肩、職業病的なるものもあります。これがまたツライのです
僕は腱鞘炎で手術してるんですが、たかが腱鞘炎と思うなかれ。マジで仕事できません、痛すぎて。ヒドくなると腱がハレて指が全く動かせなくなるんですよ(バネ指といいます)
腰痛や痔なんて、もっとヤバイ(苦笑)
健康というと大病を想像するかもしれませんが、小さいのでも結構キツイのです
大病なんて想像するまでもなくヤバイですよね。辞めるしかなくなったり、がんの治療で半年休業とかも聞いたことあります。
健康に関しては、
・普段から気を使う事
・頭脳労働のビジネスを選ぶ
・1年くらい休業しても問題ないくらい稼ぐ
というのが個人ビジネスをやっていく上では重要だと思います。これくらいしか対策ないです
全部大事だけど個人的には「1年くらい休業しても問題ないくらい稼ぐ」っていうのが最強の対策かなと思いますね。
求める収入は手に入るか?
選んだビジネスモデルで収入のアッパーは決まります
雇用して拡大するなら別ですが(ただし稼ぎやすさはビジネスモデルで固定される)個人でやるなら規模と相場の限界があります
美容師なんかは1人でやると年収1000万前後がアッパーですね。例外的に2000万位出る人もいるけど一般的ではありませんからここでは含めません。
変態になったとして、その収入でいいのか?という問題が出てきます
僕は美容室で1000万近く稼いでますけど、実際になってみると思ったよりも少ないと思いました。贅沢したいとかではなく、病気などのリスクや税金とか考えると明らかに心細い
しかも個人でビジネスをやるという事は誰も助けてはくれないわけで、助けてくれるのは自分の知力と行動のみです。ということは知識への投資をせにゃならんわけで、当然金がかかるわけです
さらに結婚、子供とか言ってると、さらにさらに金が必要になっていきます。
個人的には貯蓄を含めて人間1人あたり最低でも毎月50万円はいると思ってます
最低なのでできれば100~200万くらいはあったほうがよく、そうなればリスク最小になりますし、人生の選択肢もかなり大きくなりますね。
個人ビジネスは自分が求める年収が得られて、なおかつ労働時間が少ないビジネスモデルを選ぶべきなのです
稼げるけど自分の時間がないというのも非常にまずい
勉強もビジネスの次の一手も打てないし、病気になったら収入0になります。
飽きる(必要がなくなる)
個人ビジネスをやる上で厄介な問題は病気とこれです。人間は「飽きる」のです
いかに変態になろうとも、同じ熱量でずっとやり続けられる人なんてそうはいません。そこまでいけば「真の変態」であり、おそらく天才です
普通はどんなに頑張っても「変態止まり」なのです(変態になれるだけでもかなりのもの)
一般人が到達できるレベルの変態にしかなれないのであれば、そのビジネスはずっとは続けられません
これは僕も経験があることです
僕は美容師好きじゃなかったけど、変態的にのめりこんではいました。自主的に年間休日10日くらいにしてたし、技術の習得のために毎月18万くらいしかない給料から惜しみなく投資していました
仕事終わって家に帰ってもずっとネットで情報収集もしてたし、350日15時間くらいは美容師だったわけです
使った金や時間だけが変態の指標ではないけれど、普通ではないのはあきらかでした。美容師って全然勉強しませんからね(苦笑)
でもある時、急に興味がなくなってしまったのです
僕の場合は「美容室で起業して成功した」「デザインなんかできない。結局は髪質が全て」というイベントがあったからですが、急に熱が冷める時って絶対来るんですよ
美容室のコンサルやってる人が言ってましたけど、今って50代の1人美容室オーナーからの相談も多いみたいです
売上下がってきたという相談が多いみたいですが(あと将来が不安)、それって売上を上げるモチベーションが出てこないんだと思うんですよね。要はもう冷めちゃってるわけ
情熱をアテにしてビジネス作っちゃまずいのです。情熱は必ず冷めます。
だから僕は「好きなことを仕事にする」というのは、素直には肯定できません
そもそもそんなもん見つからないし、それで稼げるかはジャンルによるし、いずれは冷めるのです
「飽きる」事を見越してやるならいいと思いますから「好きなことを仕事にする。そして飽きたら次の事をする」のが現実的だと思いますね。
1つの事にこだわるのは危険だし、それって人生が辛くなる事が多いのかもしれません
そもそもその業界が世の中から必要とされなくなったら終わりですから、なにか1つの専門分野を突き詰めるよりも「お金を稼ぐスキル」を突き詰めるべきです
個人ビジネスの強みって自分1人だから変化がすぐできるところです
だからどの業界でも稼げるスキルを身につけるのが、個人ビジネスで生き残っていくための最適解ですね。
いつでも好きな事で稼げるようになろう
さて「個人ビジネスで生き残っていく方法」を考えてみましたが、結論としては「どこでも稼げるスキルを身につけろ」ということです
どこでも稼げるスキルとは「ビジネス知識」です。ビジネス知識を使って稼ぐ事に対して変態になればいいわけです(なので僕は美容師にしがみつく意味ってないよなあ。って思うからやめるのです)
こういうと日本では「金の亡者」とか言われるわけですが、資本主義なんだから金は必要ですよそりゃって話です。そういう人は資本主義を否定してるか諦めているのです。
今の世の中の生き方って2択だと思うんですよ
起業家になって人生の自由度を高めるか、生活費下げてやりたくない事を避けまくるかの2択です
ブラック企業とかで働いてる人はどっちでもないですね、だから不幸そうな目をしてるわけです
一方で僕みたいに労働しまくって、そんなにたいして稼いでない人もどっちにも入りません。だからこういう人ってなんかモヤモヤして目標達成病と言われるやつになるんですよ。
起業家になって人生の自由度を高めたいのであれば、すでに成功してる人が色んな学ぶ機会を提供してくれています
本、セミナー、情報商材、塾、オンラインサロン、などなんでもいいですが、学ぶモノは今の時代無限に提供されてます(クソみたいなのも多いけど)
生活費下げてやりたくない事を避けまくる人生は、プロ奢ラレヤーの本でも読んでみてください
僕は起業家になって人生の自由度を高めるほうが楽しそうだなと思うから、その道で頑張ろうとしてるんですが、プロ奢ラレヤー的な人生もいいと思いますよ。
お金を稼ぐ能力って言い方するとアレなんですが、これって言いかえると「価値を作る力」です。お金を稼ぐ能力って、他人に貢献する能力でもあるんですよ
人間の欲求ってもうある程度解明されていて、人に価値を提供するのは人間の欲求なのです
プロ奢さんも何もしてないように見えますが、生き方の提供をして価値貢献してるわけですよ。そしてそれが楽しいから発信しているわけです。
今の世の中は価値を提供するとお金がもらえて、お金があると人生の自由度が上がる社会なわけです
だからお金を稼ぐ能力は身につけておいたほうがいいと思います。資本主義を攻略するには皮肉にも資本主義で勝つしかないわけです
お金があればコスパなんて気にしなくていいわけですから、自由というのはお金がないと成り立たちません。
AI化が進んで働かなくてもいい時代なんて、僕らが生きてるうちには多分来ませんし、もし来たとしても、ビジネス知識は役に立つでしょう
その時は「ビジネス知識=お金を稼ぐもの」から「ビジネス知識=価値を作って広めるもの」という認識によりなるはずです
今も「ビジネス知識=価値を作って広めるもの」なんだけど、やっぱり「お金を稼ぐ」に強くフォーカスされてる部分はありますからね。稼がないとビジネス回らなくなりますから。
今日の話は「個人ビジネスで生き残る方法」ですが、「個人で楽しく生きる方法」でもあります
「個人で楽しく生きる方法」
これは時代が進んでもずっと議論される価値観だと思いますよ。その時の答えも最後で書いたつもりです
それは「他人にいつでも自分が興味のある分野で価値提供できる力をつけておこう」です。それが今の時代ならお金も稼げるスキルなわけです。
こんばんは。
「ビジネス知識=お金を稼ぐもの」から「ビジネス知識=価値を作って広めるもの」という認識なんですね。
個人で楽しく生きる方法、理想ですね。
とっても勉強になりました。