こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)
この記事は「年収200万円美容師が独立開業して年収1000万になる方法」の続きです
前回の記事はこちら
僕の例を書きましたが、この記事は更に踏み込こんで「年収200万美容師が最初に作るべき年収1000万稼げる美容室のビジネスモデル全体像」について話します
年収1000万稼ぎたければ、年収1000万稼げる美容室のビジネスモデルを知らなければお話になりません
だいたいの美容師は「とりあえず独立」してしまいます。だから思った利益が出なかったり、自分がなりたい状態になれない
そこから修正するのは大変だし、ゴールを設定できない人に修正なんぞできないのです。どこが悪いのかわかんないわけですから。
前の記事で年収1000万なんて全然お金残らないしザコですよ。とはいいましたが、年収1000万とは日本では1つの到達点だし、個人美容師が目指せる現実的な数字でもあります
独立・起業するなら最低でも1000万は稼がないと話にならないし、個人美容師ならワークライフバランスとか言い出すとそのへんがアッパーになってきます
「年収1000万稼げる美容室のビジネスモデル」なんて聞くと難しそうな感じがするかもしれませんが、こういうのって理屈なのでそのカラクリは超単純なんですよ
てゆうかビジネスである程度形が決まってしまうので自由に作れないんですよね、パターンになります
成功にはパターンがあるもので、それをトレースすればいいだけです。
パクるのは絶対条件で、自己流とかクソなんでやめましょう
木でいう幹の部分はパクリまくって、葉の部分だけやりたいようにやればいいのです。なんだったら葉までパクったっていい
コピペはダメだけど、パクるのはいいんですよ。上手くいってる人はみんなパクリまくってます
パクるって取り入れるとか参考にすることですからね。そもそも文章はコピペできるけど、美容師の仕事は本人がやるしかないんでパクれないですしね
ビジネスモデルなんてパクられてなんぼだし、パクってなんぼです
成功にはパターンがあるんだからいいんですよ。パターンというのは構造的にそうなるしかないからパターンになっていくのです
というわけで「年収1000万稼げる美容室のビジネスモデル」の幹の部分を話していくので、存分にパクりまくってください。
「美容師というビジネスモデル」をまず考えてみる
「年収1000万稼げる美容師のモデルはこれとこれとこの鉄則を守りましょう」
みたいな話は僕が今すぐ答えを書けばいいわけですが、これから独立するのであれば今回のような話も自分で考えて結論をださなければいけません
最初はただ「知る」だけでいいしそこから始めるべきですがずっとそれではダメで、独立するのであれば起業家にならないといけないのです。
何かを始めるときは、
・現在地
・向かう先(未来)
・どう向かうか
を知る事が重要です。僕が例を出すのも、向かう先を知ってもらうためだったりします
多くの人は「どう向かうか」というノウハウばかり探しますが、それではいつまでも到達できません。重要なのは自分が今どこにいるか?と、どんな未来に向かいたいのか?です
行き方なんて最後でいいんですよ。
今回の話でいう現在地とは「今の自分の能力と美容師というビジネスを知ること」
向かう先とは「自分がどうしたいのか」(そのために例を知るわけです)
どう向かうかとは「それを実現する方法を考える」
ということです。
現在地も向かう先もわからず、ノウハウだけ手に入れても意味がありません
ノウハウだけではモチベも持たないし、あくまで断片的な情報なんでほとんどの人が結果を出せずに終わります
結果が出たとしても数字しか得られないので充足感もないでしょう。「コレジャナイ感」でいっぱいです
というわけで、まずはエクササイズとして「個人美容師とはどんなビジネスか?」を考えてみましょう。
美容師は大衆ビジネスである
・サービス提供に時間がかかる
・人の流動が激しい
・給料が安い
・店舗が必要
・オンライン化ができない
・技術職である
・髪質以上の仕事はできない
・大手含めて店が多い。儲かっているところは少ない
美容師はどんなビジネスか?と考えると、このように色々あげることはできますがチマチマ考えても仕方ないのでクリティカルな部分を捉えましょう
美容師という仕事は「大衆ビジネス」であり、大衆ビジネスは基本儲かりません。本質はいつもシンプル
大衆ビジネスとは「多くの人を相手にする仕事です」。多くの人を相手にするということは単価が安く、ブルーカラー的な仕事になるわけです
多くの人を相手にし、薄利多売する。これが大衆ビジネスの特徴です
給料安いとか労働時間が長いなども「大衆ビジネスだから」の一言で全部説明できます。
華やかさを出したり、プロの空気をだしてイキがっても本質は大衆ビジネスなので、いつまでたっても儲からないわけですよ
ハリボテの皮をかぶった所で、いつか大衆ビジネスのウィークポイント(負の側面)が出てきてビジネスが終わってしまうのです
これが「美容師というビジネス」の現在地であり、ここから脱却しないといけないわけです。起業家っていうのは儲けるのが仕事ですからね。
稼いでる店、勢いのある店、差別化できてる店
こういうのはだいたいは「大衆ビジネスの枠から脱却している」ものです
ちゃんと考えてそういう起業をしましょう。じゃないといつまで立ってもジリ貧ですし、もう今の時代は大衆ビジネスなんて大手がやることなんですよ
個人でやるなら自分の独断で動けるので割と簡単にできます。なのにやってない人多すぎ、超もったいないです
「大衆ビジネスの枠からの脱却」これをやれば年収1000万とか余裕すぎです。
大衆ビジネスで大衆化しないための3つの鉄則
美容師というビジネスモデルを理解したところで次は「そこからどう脱却するか」を考えましょう
大衆ビジネスの負のループから抜け出す方法を考えればいいわけですが、僕が知っている稼ぐ美容師はこの3つの鉄則を必ず守っています
「個人美容師で年収1000万稼ぐための3つの鉄則」と言ってもいいですね
・経費をかけない
・人がいる所でやる
・高単価メニューのみ
これだけです。そしてこの鉄則が個人美容師で年収1000万稼ぐビジネスモデルの骨格になります
非常にシンプルで当たり前のようにしか見えませんが、こんな簡単な事を理解していないから世間の美容師は年収200万台なんですよ。
経費をかけない
美容師っていうのは基本は儲からないビジネスモデルなわけですから、出費を減らす=利益がふえるなわけです
売上をふやすよりも出費を減らすほうがはるかに簡単だし、病気になったりだとか、今回のコロナのような事があった時の保険にもなります
売上が落ちた時に経費が少ないとそれだけ寿命も伸びます。
経費の減らし方はいくらでもありますのでいちいち例を出すことはしませんが、基本となる考え方を教えます
それは「そこに金かけて売上どんなけ伸びますか?」です
金かけて売上伸びないんであればそれはただの浪費で、無駄です
良い椅子とかいらないんですよ(笑)、そんなもんなくても客はきます
椅子とかの内装費的なものなら一回払えば終わりだからまだマシですが、毎月かかってくるものでこんな事やってると経費なんてドンドン膨らんでくるんですよ。
よくあるのがネット系のサービスですね
HPの代行作成とか、全く集客できないポータルサイトに金かけてはいけません
「そんなバカなことしないよ」って思うかもですが、これやっちゃってる人めちゃ多いですからね
僕が昔、美容室のコンサルはいってた時だいたいみなさんこれやってました。しかもHP代行系って年間契約が多くて途中解約できないんです(苦笑)
「なんでこのサービスがいると思ったの?」という話なんですが、まあ何も考えてないんですよね
ビジネス知識がないんでそれが良いか悪いかもわからんわけです。だからなんか必要そうだから契約しとこうみたいな事になります。向こうの営業マンもそういう方向に持っていきますから。
でもそれって超情弱なわけですよ、「いやいや勉強しようぜマジで」って思いますね。
この記事でも書きましたが、個人美容師でかけていい経費は30%までです
それでも別に少なくはないです。できれば20%くらいにはしたいところですね
家賃と返済額次第ですが、広告費をそぎ落とせば全然可能だと思うんですよね(フリーランスならいらないし)。今どき個人美容師の集客に金なんていらんですよ
SNSとブログとHPとYouTubeや音声配信メディアなどを使えば0円で月30人とか余裕です
情報発信のやり方はこちらの記事に書いてるのでぜひ参考に。美容室の発信でも同じ考え方でできます
人がいる所でやる
当たり前ですが、場所にはこだわりましょうって事です
美容師は場所に依存したローカルなビジネスです。なので人がいる、人が来やすい場所でやるほうがいいわけです。人がいる場所っていうのは交通アクセスもいいもんです
僕の店も県外からくる人が半分位の割合でいますが、交通アクセス悪かったら今の売上出せるかと言われると、どうなんだろうって思いますね
人の多さとアクセスの良さは後の発展性にも影響します。例えば雇用して拡大となった時、地域に人いないんじゃ苦しいわけです。
地元の田舎でやりたいとかでない場合は、必ず人がいる場所でやりましょう
別に都会でやれってわけではないし、都会であっても家賃高くない場所を選べばいいです
人がいるって何基準やねん。って話ですが、まあテキトーでいいです
田舎じゃなければなんでもいいんで(笑)
日本の6大都市(東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸)はもちろん、その近辺などはマストですね。
成功したければ成功してる人の真似をしましょう
田舎で成功してるローカルビジネス経営者より、都会で成功してるローカルビジネス経営者のほうが圧倒的に数多いです
田舎で成功とか、ちょっと先鋭的なのは実力ある人がやる事で、実力ってのは稼いでから語りましょう。稼ぐ前に実力あるかも?とか思うのはただのウヌボレです。
高単価メニューのみにして売上を固定する
これが一番重要です
美容室の売上は「客単価×リピート率」で決まります
客単価×人数にしてはいけません、これがセンスのない経営です。人数にすると労働時間ふえてブラック化するだけだし、コストもふえますよ
客単価を最も簡単に上げる方法は「最初からメニューを欲しい単価に設定する」ことです
美容室でよくあるメニューを足して単価を上げる方式では限界があります。カラーもパーマもしない人にどうやってメニュー追加するねん
どうしても無理矢理感でてくるし、それ毎回勧めんのかって話なんですよ。それに追加メニューを提案するとリピート率下がりますよ
客単価1万円ほしいなら一番安いメニューを1万円にしましょう。客単価は上げるものじゃなく、決めるものです。
美容室であれば、
・カット 10000円
・カットカラー 15000円
・カットパーマ 15000円
・カット矯正 20000円
とかでいいんですよ。メニューを複雑怪奇にする必要もないし、収益的にも個人美容師ならこれが最低ラインでしょう
美容室なんてサービス提供に時間がかかるビジネスなのに薄利多売なんてやってたら一向に儲かりません。だから世の美容室のほとんどはブラックなのです
ブラックになる理由は儲かってないからです。儲かってたら社員に金使えます。
というわけで高単価メニューのみにしましょう。年収1000万稼ぐ美容師になるには必須事項です
カット1万くらいであれば高くないし、通う人はフツーにいます
集客だって個人メディアで発信するくらいで特殊なことしなくていいし、リピート率も単価1万くらいであれば90%維持は難しくありません
てゆうか単価高いほうがリピート率上げやすいです、来店動機が強いですからね。値引きして呼んだ客なんてリピート激低ですよ、無理ゲーです
価格設定でビビらないでください、今までが異常に安すぎなのです。客単価1万とか誰でもできます
てゆうかできれば客単価は3万くらいはいきたいところ。
美容師ってこの意識ないんですけどメニューって「その美容師(ビジネス)の顔」ですよ
理念、あなたの歴史、経営コンセプト、ビジネスモデルを凝縮して商品として形にしたものがメニューです
しょぼいもん売ってるヤツに客が惚れるわけねーだろが。お前はそんなに安いのか?技術職でそのへんのプライド持てないやつは一生底辺やってろって話なんです。美容師って年収200万が相場ですけどお似合いですよ
それが嫌なヤツはそこから這い上がってくるのです。年収1000万なんて誰でも稼げるんでさっさと稼ぎましょう。
稼ぐ美容室の2つのスタイル
・経費をかけない
・人がいるところでやる
・高単価にする
これが年収1000万稼ぐ美容師のビジネスモデルです
後はこれを具体化していくだけですが、その具体化の仕方はあなたがどんなビジネスを作りたいのか?という話ですね
後はお好きにどうぞ。と言いたいところですが、それでビジネス作れたら誰も苦労しないと思うので次の記事で具体例を2つ上げます
てゆうかこうやって理屈を積み上げていくとやることって決まってきます。最初の方で成功にはパターンがあるといいましたよね、それをパクるだけですよと
しかし「ただパクるだけ」と「理解してパクる」のでは仕上がりが驚くほど変わってきます
前者は上辺だけパクったハリボテ、後者はそびえ立つ城
理解している事が重要で、だから長々と記事化しているわけです。
では次の更新をお待ち下さい
今日話したことをベースとして、今成功している美容師はどんなビジネスモデルを作っているか?
それを話していきます。こういうのもね、ちゃんと世間を見てればやってる人いますんでその人を見ればわかるものです。
「年収200万円美容師が独立開業して年収1000万になる方法」はこちらにまとめています
こんにちは!
理解してパクるこれに尽きるんでしょうか。
美容師は本当大変な仕事だと思います。
ありがとうございます!
こんにちは
ランキングから来ました。
高単価メニューの考え方は為になりました。
美容室以外の経営でも役立つ考えでした。