起業後の収入は最低どれくらい必要か?誰も言わないタブーに触れてみた

個人で稼ぐ

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

生々しく、お金の話をします

どれくらい稼いでいるか?こんな使い方してます!などは聞いたりしますが「最低でもこれくらいは必要だ」という話はまったくと言っていいほど聞きません

人による部分もありますが「健康で文化的な最低限の生活」とはどれくらい必要なのか?

日本国憲法でも「健康で文化的な最低限の生活は国民の義務である」と規定されていますが、これはあくまで生きれるレベルの話であって、起業家としての最低限の生活とはどれくらいなのか?

起業家としての最低限の生活、これは稼いでから実感することですがそれだと遅いです

ビジネスを次々と作っていく、変化させていく前提であればその都度収入も変わりますが、ビジネスモデルを変更できない場合は収入をふやすことは不可能です。

 

例えば僕は美容室をやっていますが、人は雇いたくないので「1人で経営できる10坪程度の小規模サロン」という条件の元、店を作りました

美容室の売上はスタッフ数に依存するので、1人でやる時点で売上の上限値は固定されます

「客単価×接客人数」で月の売上が決まってしまいますからね

1人だと月130人接客するのが限度です。客単価1万円にしたら月の売上は130万円

そこから4割が経費になるとすると収入は78万円。

 

この条件で月収100万円ほしかったとしたも、どうやっても達成できません(人の雇用、客単価アップ、経費の削減しかないがどれも経営方法が変わる)

僕は月収で言うと70万円程ありますが、足りないです(苦笑)

贅沢したいということではなく、起業家としての最低限の生活をするには70万ではあまりにも少なすぎる

月収18万から70万になった時は感動しましたが、実際に稼ぎ出すと「これじゃダメだな・・・」と気づいたのです。しかし時すでに遅し。

 

1人でやってる美容室なので、あとは「客単価をあげるか人を雇う」しか収入をふやすことができません

人は雇いたくないし、客単価をあげるとなると大幅なビジネスモデルの修正が必要です

僕は美容師やめたいので、それをするモチベが湧きません。それするなら「やめるわ」って感じなのです

要はビジネスモデルを作り間違えたわけです

起業したのであれば「自分が求める収入を得る」というのは大前提です。

 

今日は、

・起業家の最低限の月収はどれくらいか?
・起業家が身につけておきたいお金の知識

このあたりの話を少しできたらな、と思います

マネーリテラシーは人生に大きく関わってくる部分ですので、ぜひ身につけましょう。マネーリテラシーが低いまま起業で成功するのは不可能です。

起業家の最低限の月収

「最低限」はその人のステージや環境、生き方などで変わってきます。孫正義と僕ではもちろん最低限のレベルが違うわけで。

ここでは多くの人に当てはまるであろう、そして必ず通るであろう道「起業して稼ぎ出した時」の場合で話します。

 

僕であればまさに今で、年収200万のサラリーマン美容師から独立して年収800万になった現在です

ちなみに僕の感覚でいうと、最低でも年収1000万はないと日本が規定する「健康で文化的な最低限の生活」は送れないと思っています

日本では年収600万超えれば高所得者扱いですが、600はまったく高所得ではないですよ

ニューヨークだと700万でも貧困層だとされるケースもありますが、ホントまじでそう思います。

人間1人あたり50万円が最低ライン

僕が起業して最低限キープしておかなければならないと思う月収は「1人あたり50万」です(本音は起業してるかどうかは関係なくですが)

家族がいれば人数に応じてプラスで、日本でよくある父、母、子供2人の4人家族だと200万の世帯年収は欲しいことになります。独身であれば50万あれば最低限OK

僕はこれが起業家の最低限だと思います、これで少し良い程度の生活ができます。

 

僕のケースだと、月収70万で15~20万くらいは必要なものやセミナー代で使って残った45~50万銀行に貯金

そこから税金や社会保障費などの支払いを月換算でマイナス10万くらい

という感じでした。

 

僕は酒や煙草はしないし、金のかかる趣味もないし、実家で寄生虫してたので月70万もあるとそれなりに余裕です(病気や自然災害、誰にでも起こりえる介護などのリスクを考えると心もとなかったですが、こーいうのは性格+キリがない不安ですね)

余裕があるので人生に消化試合感が出て、若干精神やんでた感じもありました(笑)

「1人でやる美容室を開業して成功する」というゴールも達成したので、かなりダレてましたね。特に次の目標もなかったので、毎日つまんねーという感覚になってました

1億稼げるようになると鬱になる人とかいるんですが、以前は意味がわかりませんでしたが今はわかります。

 

話を戻して、以前は1人70万あったのでかなり余裕がありましたが、今は結婚して2人になったのでこれでは以前ほどの余裕は感じません

1人50万だとすると2人で100万が最低ラインなので、30万足りないですからね

現状では衣食住はもちろん、エンターテイメントなどもある程度の我慢が必要です。セミナーなども以前は気になったものはすべて買っていましたが、今は厳選しています

まあセミナーは学び始めは手当たり次第でしたが、今は特定の人のものしか買わないので自動的に厳選されちゃってるんですが。

 

数字は色々言われますが「サラリーマンの年収300万と起業家の1000万は同じ」とよく聞きます

税金のことはよくわからないし、これに数学的根拠があるのかは知りませんが精神的プレッシャーを考えるとあながち大げさでもありません

サラリーマンの年収300万と起業家の600万ならマジで同じじゃないの?と思います

「経費になるから良いじゃない」と言われますが、そんななんでも経費にできないし、経費にしたらお得なわけでもありませんよ(苦笑)

 

サラリーマンの2倍稼いでやっと同等かな。という感覚が僕にはあります

サラリーマンの月収25万と起業家の50万は同じわけですね

50万ないと贅沢できない。という意味ではなく、マジで50万が最低ラインだと思います

これは稼いでみたり独立してみないと実感わきませんが、ほとんどの人が同じ感覚になるんじゃないかと。

なので起業、独立する場合は必ず50万は稼げるようにビジネスを設計しておきましょう。

 

後は自分の人生設計しだいです

年収1000万狙ってもいいし5000万でも言いし、1億でも構いません

もちろんそれに合わせて、ビジネスモデルを拡大したり変更したりしないとダメですが。

マネーリテラシーを鍛える

マネーリテラシーとは「お金の知識があり、それをうまく活用する能力」のことです

世間一般の人たちはこの能力が低すぎます。まあお金の教育を受けていないので仕方ないと言えばそれまでなんですけれど。

 

多くの人は贅沢や金は悪である。という意識があります

人から金を取るなんて何たることだ。という感覚もありますね。だから自社商品の価格設定も相場に合わせたりする人が多い

妬みもあるのでしょうけど、SNSで稼いでる人たちは結構叩かれていますしコメントを見れば裏にこういう思想が見て取れます

こういう思想を持っているうちは「お金に支配」されているのです。そうではなく、お金を支配しなければいけません

お金を支配できるかどうかが、成功の分かれ目と言えるでしょう。

金というのはなんなのか?

お金の正体はなんだと思いますか?

資本主義に参加する権利、電車の切符みたいなもの、共通する価値として認識できるもの

実際に目に見える範囲の使われ方を見ると、こんなふうに言えると思います。しかし、これはまだまだお金に支配されている状態です

この考えだと100円には100円分の価値しかありません

「大衆は常に間違う」という言葉がありますが、大衆と同じ認識をしているうちはまだまだと考えましょう。

 

金を支配している人たちの考え方はこうです「お金はエネルギーが物質化したもの」

良い使い方、接し方をすれば良いものになって自分に帰ってきます

逆に悪い使い方、接し方をすれば悪いものになって自分に帰ってくるものです。

 

例えば100円のものを買う時は普通であれば100円を払うだけです。等価交換だから当たり前ですね

法律でもそういうルールになっています

しかし「エネルギーが物質化したもの」という意識があると、エネルギーを払うことになります(見た目上は法律の問題もあるので100円を払うが)

エネルギーに物質的な価値はありません、精神的な価値のみです。なので100円分のエネルギーを払うという感じではありません。

 

そうすると、金額なんかどーでもよくなるのです

お金を払うという行為が、法律上の問題と払うという動作アクション、要は儀式的な意味合いになるのです

こうなってくると散財などもしなくなりますし、お金を払って得たものに敬意を払うようになります

VUITTONのカバンを変えばVUITTONと買ったカバンに敬意を、ホテルに払えばそのホテルとスタッフ達の接客サービスに敬意を、セミナーに払えば講師とセミナー中の空間と知識に敬意を。

 

ただ自分の欲を満たすだけにお金を使うのではなくなり、綺麗な使い方になります

受け取る方も欲を満たすだけに払ってもらうよりも、応援という意味でお金を払ってほしいに決まってます

お金を払うというのは「次もよろしくおねがいします。これからも良いものを作り続けてください」という意味です

敬意がないとこういった意味合いでお金を払うことはできません

お金を資本主義的な交換券と思ってる段階では無理です、自分のエネルギーを込めて相手に渡すという発想です。

 

僕は美容師ですが、人のエネルギーで仕事のクオリティが変わるのを強く実感します

これはサービス業、職人業の良いところですね。お金はエネルギーが物質化したものというイメージをすんなりと理解できました

「ただ髪が伸びたから来ました」みたいな人と「あなたに是非切ってもらいたい。よろしくお願いします」という人と、どっちがいいですか?という話です

言うまでもありません。

 

「お金はエネルギーが物質化したもの」というとスピリチュアル的な発想ですが、こうやって「見立てる」ことは重要です

僕が知ってる人で「いい金の使い方をするな」という人は、みんなこういう使い方をしています

SNSなどで秒速で稼ぎました系の人たちが豪遊したり、無駄に豪華なセミナーをしたりしていますが、あーいう悪い使い方をする人たちはだいたいビジネスが上手くいかなくなります

お金に支配されているうちは資本主義的な成功までしか得れません。

 

ロックフェラーになれるわけでもないし、資本主義的な成功なんてたかが知れています

独身で70万稼ぐだけで人生つまんなくなるのに、資本主義的に成功したってなんにも面白くないですよ

お金というのは価値の交換券ではなく、エネルギーが物質化したものにすぎず、お金を払うのは挨拶となんら変わらないのです。

金はずべてなにかにしてしまう

マネーリテラシーを高めるには考え方だけでなく、使い方も重要です

お金は置いておいても仕方ありません、なんの価値もないです。極論言えば入ってきた瞬間、全部使っちゃうほうがいい

緊急事態のために一定額を置いておくのは、リスクヘッジとしての目的があるので構いません

しかし、基本的には必要になった時に稼げばいいという発想を持つべきです。

 

マネーリテラシーの高い人がよく言うセリフで「僕は空間に銀行口座がある。必要になればそこから引き出せばいいんですよ」ということをよく言います

これは「いつでも稼げる」ということを言ってるわけですね

お金をあまりにも大事に、重要視するとマネーリテラシーが低くなります

これが金に支配された状態です。

 

お金というのは置いてるだけではただの数字でしかないんですよ

資産としての価値は高くありません。入ってきた瞬間、より資産価値の大きいものに交換するべきなのです

しかし、むやみに交換してもそれは浪費なのでちゃんと「見立てて」使いましょう。

投資しよう

お金の使い道で最も費用対効果が高いのは、

・投資
・ビジネスを大きくする

この2つです

投資といっても、株やFXとかそー言うのじゃないです。ああいうものは費用対効果としては極限に低いです

ここで言う投資とは「自分にお金を使おう」ということです。

 

こーいうことはよく言われますよね。自己啓発書なんかによく書いてるし、色んな人が言っていることです

しかし自分の何に使うのか?というのは、あまり見聞きしません

これは「体験価値」と「脳内価値」になるものに使うべきです

体験価値というのはそのままの意味で、体験できることですね。脳内価値とは知識や情報です。

 

あげるとキリがないですが、高級ホテルに泊まってみるとか、プロスポーツ選手の試合を見てみるとか、1食5万の料理を食ってみるとか、セミナーや本を買ってみるとか。

1流のものに触れたり、普通に生きてたら体験できないことをすることです

そしてそれが脳内で知識や情報としてストックされていくわけですね。

 

こういう体験や知識が積み重なると、厚みのある人間になります

要はユニークな人間になれる

ビジネスで成功したり、なんらかの分野で結果を出す人というのはやはり「おもしろい人」です

こういった結果を出すための土壌が身につくわけですね。

 

体験したことがアイディアになり、新しいものを生み出すことだってあります

全くの0から何かを生むなんて無理ですよ

そーいうのは一部の天才だけです。流行る映画だってストーリーの大筋は昔から使われているパターンですからね(興味があれば神話の法則という本を読んでみてください)

 

ブログの記事だって、体験価値と脳内価値が少ないとネタ切れにもなります

記事が書けない人って、結局はその分野の知識が少ないんですよね

知識の源泉は体験価値と脳内価値でもあるわけです。

ビジネスを大きくする

「ビジネスを大きくするためにお金を使う」という視点も忘れてはいけません

どうすれば大きくなるか?はビジネスモデルによりますが、

・広告
・設備投資
・雇用
・次の企画の用意

などですね

ビジネスは利益を出す段階(縦に展開)と拡大する段階(横に展開)という2つのフェーズに別れます

縦に展開した後は横に展開していきましょう

もちろん、横に展開するつもりがないのであればしなくてもいいですが、収入は一定ラインで頭打ちしてしまいます。

 

リアルビジネスであればビジネスを大きくするために、設備投資や雇用などが必要になりますがネットビジネスであれば、広告費と次の企画の用意だけで売上を拡大していくことだってできます

固定費の少なさや展開の速さは、やはりネットビジネスの最大の利点でしょう。

金を支配する

起業家の月収の話からマネーリテラシー、お金の使い方まで色々話が飛んでしまいましたが、しかしすべて繋がっているものですから同時に話さないといけないと思ったわけです

最後にちょっとまとめておきます。

 

お金というのは資本主義の国では参加券みたいなものです

何するにしてもお金は必要で、人間性を育むにはどうしてもお金がいります

無駄な贅沢は僕は嫌いですが、お金を使うことで人間性が強化できるのであればドンドン使うべきだと思っています。僕であればファッション、勉強には結構使ってました

人によって色々使い方はあると思います。旅行とかアイドルの追っかけとか車とかなんでもいいです

欲を満たす下品な使い方でなく、人間性を強化する使い方であれば表面上の使い方はなんだって良いのです

他人から見ると無駄遣いに見えますが、本人がどう考えどう思い使ってるかが重要なわけで。

 

普通の人はお金にたいしてマインドブロックがあります

金を使うのは悪だ、金は下品だ。と思っているのです(だから稼いでる人を妬む)

お金に対するリテラシーを高めるのも良い人生、起業家として成功するための必須課題です

僕だって勉強に金使いまくったからこうやってブログで価値提供できるわけだし、美容室も経営できるわけです。子供の教育費なんて最たる例ですよね。

 

使えるお金が少ないと、もしもの時のために置いておいてしまうものです

しかし本来、お金とはドンドン使って循環させるものです。それも悪い使い方ではなく、良い使い方で循環させなければいけません

成功してお金が入って悪い使い方をする人は、たいていお金に支配されて人生メチャクチャになったりします

何度も言いますが金というのは支配しなければいけません。支配されてはいけないのです。

 

金を支配するための条件はいくつかありますが、その1つに「ほしい金額をいつでも稼げる力」があります

結果論的に「これだけ稼げました」ではダメなのです

「これだけほしいから、これだけ稼げるようにしよう」というのが正しいスタンス

過去の僕は「これだけ稼げました」思考でした。だから一時期「どうやったら金が稼げるか?」にフォーカスしていました

結果はつまらない稼ぎ方しかできませんでず、つまらないから大きく稼ぐことも継続することもできません。

 

正しく稼ぐには正しいマネーリテラシーが必要です

自分がどれくらい稼ぎたいのか?これに合わせてビジネスを設計してください

じゃないと後で、めんどくさいことになりますからね

もちろん、気づいてから設計し直してもいいんですが、これが例えば僕のように1人で美容室をしたい場合だと詰んでしまいます

1人美容室で年収5000万とか無理なわけですから。

 

お金の為だけにビジネスをするわけでなくても、ほしい金額を見越してビジネスを作るのは大事なことです

今日の話は、頭の片隅にいれておいてください。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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齋藤慶太

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27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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