態度が悪すぎても売り上がる美容室の作り方

美容師・美容室経営

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

前回の記事では、

ビジネスやブログなどの情報発信は理念、理想(マインドセット)とそれをどう形にするのか?(ビジネスプラン)が重要で、これがないから「やりたい事はあるけどどうすればいいんだ・・・」となり、なんとなくその場所で、なんとなく営業し、なんとなくのサービスを提供してポシャることになる

という話をしました。

 

人気のあるビジネスやブログ、人などはこのマインドセットがしっかりあるのです

マインドセットがあるからそれを元にして世に見える形として表現できるし、メッセージや独自性が見えるから人気が出る

自分の理念、理想を形にしているわけだからやってる本人も楽しいし、楽しいからやりきれる、アイディアもでるわけですよ。

 

例えばこれがない美容室はどこにでもある店になり、値引きするしか選ばれる方法がなくなります

飽和してる状態でそんな事するから1年以内に潰れるのですよ

ブログなどの情報発信であれば当たり障りの無いことしかやれず、結果アクセスもされません。

 

この理屈がわかれば、何かにチャレンジする時に非常に優位な立場ではじめることができます

そんな重要なコンセプトやビジネスプランの元となる理念、理想などのマインドセットをどう生み出せばいいのか?

この記事ではそれを考えてみます。

理念を形にする2つの方法

このブログの理念、理想は一言で言ってしまえば「いつでもなにかを始めれる状態になろう」

僕の美容室は「美しくなりたいなら知性と見る目を鍛えろ」

これらの理念、理想をもとにしています

こーいう芯があるからブレないし、これを元に戦略を立てればいいのでビジネスとしてもやりやすいのです。

 

ブログであれば理念を元に売る商品、ブログデザイン、記事内容、集客戦略を考えればいいし、美容室であればメニュー、集客戦略、立地、スタッフ教育、提供する技術などを考えれば良い

逆に理念がない状態でこれらを考えるほうが難しいですよ。

 

ではこの理念、いったいどうやって生み出せばいいのでしょうか?

セミナーや本では情熱を形にしましょう!とか、なんとか見つけましょう!で終わりなことがほとんどですし「だからその情熱がないんだけど。。。」(もしくは見えない)という話ではないでしょうか?

その1 理念を「作る」

方法としては2つあります

・作る
・自分を解放する

どちらか一方のやり方でやるのではなく、両方をバランスよく使うのが望ましいです。バランスの比率はお好みで。

理由は今から書きますが、ほとんどの人は「自分を解放する」の比率が高くなります。

 

「作る」というのは説明がいらないでしょうけど、例えばお金を稼ぐことを目標にするとかです

お金を稼ぐ&なんらかの形での社会貢献したい。というのはよくあるものですね

モチベが維持できそうなものを自分で決めればよくて、金持ちになりたいとか業界を変えたいとか、1つでなく何個あってもいいです

で、作ったら後は突き進むと。

 

しかし、この「作る」というやり方だけで理念を作るのは、やろうと思ってもほとんどの人は無理です

めんどくさいなあ・・・が勝ってしまう

「作る」というやり方だけで理念を作れる人っていうのは、ビジネスが好きでゲーム感覚

ビジネス=人生レベルで、プライベートすらビジネスで埋め尽くしたい。そんな人です。

 

大企業の社長とか若くして会社を作りまくる人はこのタイプが多い

そもそもこのタイプであれば「どんな美容室にしようかなあ」と悩みません

ビジネス力をフル動員してパパーとやってしまいます

そして人に任せて自分は次のビジネスをはじめる。

 

こんな人のマインドセットは「こんな美容室を作りたい!」とかではなく「大きな事をしたい!もっと貢献したい成長したい!」という抽象的で夢想家的なものが多い。だからバンバン突き進むわけですが

「作る」という方法は男性性全開のいわゆる起業家みたいなタイプのやり方なんですよ

だからフツーの人にはあんまり関係のないものであり、スパイス程度になります。

 

なので多くの人は「自分を解放する」という方法をメインにするといい

すでに理念がぼんやりとでもある場合はスパイス的に「作る」という方法で味付けすると、より良いものになるでしょう。

その2 自分を開放する

「自分を解放する」と言うとわかりにくいが、簡単に言うと「遠慮せずやりたいようにやれ」ということです

遠慮せずやりたいようにやれ。と言われて何も浮かばないようであれば、あまりそのビジネスのことが好きではない、情熱がない可能性が高い

その場合は先程の「作る」の比率を上げるしかありません

個人的には違うことしたほうがいいと思うけど。情熱の持てないことで理念を作るのは難しいですからね

やっててつまんないし。

 

ビジネスプランさえしっかり組めるのであれば、やりたいようにやっても十分に稼げるしポシャることもありません

バックボーンに理屈があり、数字の管理を怠らなければビジネスはちゃんと回るものなのです。

 

この「遠慮せずやりたいようにやれ」というのが本人にとっても難しいし(それがわからないから苦労しているわけで)それを教える側も難しい事です

なんせ遠慮せずにやれ!それしか言いようがないから(笑)

だから多くのセミナーや本は「情熱を形にしましょう」で終わるか、ビジネスプラン的なコンセプトの作り方しか教えれないというわけですね。

 

ビジネスプラン的なコンセプトはマインドセットがないので爆発力がないし、マインドセットがないのに行動できる人間は多くありません

ブログのコンセプトはビジネスプラン的な作り方ばかり目にしますが、だからブロガーは挫折する人が多いのです

ターゲットを決めましょうとか、悩みを解決しましょう。とかはマインドセットがある前提でのビジネスプランなのですよ

マインドセットがないのにそんな事してもただうさんくさいだけ。それでおもしろい文章が書けるのであればなかなかの才能でしょう

次の項目からは「遠慮せずやれ!」の例と、どうすれば遠慮なくやれるのか?を考えてみましょう。

遠慮しない美容室

マインドセットを形にする方法は「自分を解放して遠慮せずにやれ!」ですが、そう言われてもイメージが湧きにくいと思います

というわけで例を出しましょう。僕の美容室です

僕の美容室は知り合いから「サイトを見るだけでお前がやってるのがわかる」とか、客からは「予約するのが怖かった」などと言われます

なぜこんな事言われるかと言うと、自分を解放しているからです。

 

僕は基本的に神経質、無愛想、常に機嫌が悪く見えます。実際そーいう性格だからです

そんな人間が美容師をやるとどうなるか?細かくなるし、接客したくないし、客に上からものを言われたくないのです

文句があるなら来るな、俺の言うことを絶対に聞け。というふうに、自分を開放して遠慮せず美容師をすると僕はこうなるのです。

 

普通の人はここで、世間が求める理想の美容師になろうとするでしょう

一般的に言うと僕のような美容師はダメなやつです。だから僕が普通のやつなら自分を開放せず世間が求める美容師になろうとしたでしょう

しかしそれでは量産型にしかなれないんですよ。そして本人はしんどくて、偽りの仮面をつけて仕事するなんて疲れて仕方ありません

その上さらに味がなくなります、味がないからコンセプトも作れないし、作るとしてもビジネスプラン的な作り方しかできません

だから売れないわけですよ、だってつまんない奴だから。当たり障りのない美容師なんぞ売れるわけないじゃないですか。

 

神経質、無愛想、常に機嫌が悪く見える。これを隠す必要なんて別にありません(隠したいなら隠せばいいけど。それも自分の解放といえます、隠したいわけだから)

これを商品やコンセプト、特徴などにしてしまえばいいのです

自分の内から湧き出てくるものだから非常に個性的なものになるし、頭使わなくてもできる。

 

これを美容師としての武器にするとどうなるか?僕の場合はこうなりました

超ハイレベルな技術、接客サービスはなし、一切喋らない、知らねえとか普通に言う

僕はマインドセットとか考えずに美容師してたけど、気がつけばこうなってました(しかも僕は美容師が嫌いである)

これを求める人は必ずいるわけですよ。事実いるから僕の店は常に予約がマックスなのです。

 

僕が客によく言われるのは「上手い」「遠慮なく本当の事を言ってくれる」「気をつかわない」「喋らなくていいから楽」「接客が粘着質でなく、うざくない」などです

「神経質、無愛想、常に機嫌が悪く見える」一見クソな美容師の3か条に見えますが、要は見せ方(ビジネスプラン)なんですよ

これが嫌な人は来ないようにすれば良いだけです。つーか来てほしくないし(笑)

俺はこんなやつでっせ。と言い、それを商品や特徴にまで昇華させれば買いたい人は買いに来るのです。

 

これが「遠慮せずにやれ」の1つの例です

僕の場合は美容師はやりたくない仕事なので性格や、やりたくないことをそのまま形にしただけですが、やり方はいくらでもあるでしょう

それこそ自分が好きなようにやるべきです。

 

情熱があるのであれば、それを遠慮せずにそのまま出せばいい。あとはそれをビジネスプランに落とし込むだけの話なんですよ

儲かるかどうか?とかライバルとか、求められてるかとかは考えなくていい。それはビジネスプランの仕事です

多くの人は余計なことを考えすぎて自分を抑制しすぎです

まあ情報が多い世の中だったり、日本の教育の問題なので仕方ないのかもしれませんが・・・。

 

マインドセットとはいきなり出来るものではありません、揉んでいきながら見えてくるものです

遠慮せずにやらないと揉むこともできません

みんないきなり「これ!」みたいな感じで作ろうとしすぎ。

 

マインドセットとはそのやりたいことに触れ続けて、考え続けて、悩み続けて生まれるものなのです

悩むことなく続けれるのであれば多分、その分野に情熱はないでしょう

情熱があれば葛藤はつきものですからね

僕は美容師に情熱はなかったけど「起業」には情熱があったのでマインドセットができたわけです(美容師になると決めたのも独立しやすいという理由だったし)

口コミへの返信例

実際に遠慮していないところをお見せしておきましょう。よりイメージが湧くかと思います

美容室というのはクレームがつきものです、多発するのは問題ですがどんな店でもクレームはあるもの。

僕の店は年間1件もないが、数年に一度やはりあります。

 

直接言われることはホントに稀ですが(日本人はサイレントボムと言われるほど、面と向かって言わない)今はネットへの口コミでクレームが入る時代です

クレームというのはこちらに非があれば当然こちらが悪いのですが、ネットは顔が見えないせいか、かなり幼稚な物が多いですね。アマゾンのレビューとか食べログとかヤバイ

頭が悪い人、店と属性が合わないのに事故で来店した場合などはこういったクレームに繋がりやすいですが、しかしその場合はこちら側がペコペコする必要はないと僕は思ってます

それへの返信をお見せしましょう。

 

クレームへの返信

僕から言わせればただのヒステリーである、なんだハサミの音がうるさいって。来んなよまじで(笑)

体調が悪くいてうちの店に来たとか知らねーよという話で、それはあんたの責任だろという話(そもそも聞いてねー事を配慮できねーから。配慮してほしいなら言えやボケ)

いつも行ってる所あるならそこにいくべきです。店を変えるというのはリスクを伴うものですよ。

 

クレームへの返信

クレームへの返信

で、こう返しました

4の「施術後しばらく髪の状態なども合わなかった」もどうかと思いますね

なぜなら髪の扱いやすさはその人の髪質が全てだし、その人がそう思えばそうなる話だから。

髪質が10点ならどんな仕事をしても20点にはなりません。そもそも大して切ってないのにいつもと扱いやすさが変わるなんてない(苦笑)

しかし1%くらいは僕にも非がある可能性はあるので謝罪している。大人だ・・・。

 

5なんてもうヒステリー丸出しである。他人の口コミに文句垂れるとか恥ずかしくはないのだろうか?何様なんだろう?そんなことして許されるのは江戸時代の殿様くらいのものでしょう

このようなクレームはクレームではなくただのいちゃもんであり、そんなものにペコペコする必要はありません

そしてこーいう返信をするのにビビる必要はないです。

 

なぜなら理念を元に返信しているからですね。うちはこうなんだ!というメッセージになるのです

メッセージの積み重ねがブランドを形作るのです。実際この返信をキッカケに来店した人もいますからね

ちなみにこの口コミはあまりに恥ずかしくなって消したのか、グーグルが不適切な口コミと判断したのか、現在は削除されています

どちらにせよ、ただのいちゃもんであるという証明ですね(笑)

価値観を破壊しよう

他人の価値観に縛られすぎて自分の脳が停止していると、自分を開放することはできません

常識、慣習、通例、セオリーなどにより自分を開放せず他者が決めたルールに従ってしまうのです。

 

理念、理想というマインドセットは独善的なもの

それをビジネスプランで形にして世に出せるものにしていくわけです

ビジネスとは人との関わりあいなので、世間の常識などを無視することはできませんが、自分がないのも問題です。

 

他人の価値観に縛られていると自分を解放なんかできないですよ

周りがこうだからこうしないと。ばかりでは当たり前の話です

特に日本人はそーいう気質がありますね。日本の教育は工場労働者を大量に生み出す教育なので仕方はないですけど。

 

しかし、これからの時代はそれでは生き残れません

あのトヨタまでもが終身雇用むりでーすと言いはじめたのですから、ただの部品だと消耗品扱いされる世の中なのです

これからの時代は部品ではなく、人間にならなければいけません

部品でよかった時代はもう何十年前に終わっていますが、やっと誰の目にもくっきりとした形になってきたなあという印象です。

 

今、活躍してる人は部品で幸せになれるという価値観がない人達です

マインドセットを生み出すためには価値観を自分で破壊していく力が必要になります

価値観を破壊する力を身につけるにもっとも良い方法は、実力のある人と出会うことです

価値観を破壊出来る人に出会うことでしか、価値観を破壊する方法はありません

一番よいのは直接話すことですが、いきなりそれはハードルが高いので最初は本でもセミナーでもSNSでもなんでもいいです

自分から変わろうと思って情報を取りに行く姿勢が大事なわけで。

 

というわけで「自分は価値観を壊す力がない!」という人は手始めにこのブログで紹介している次世代起業家セミナーを見てみてほしいですね。無料で見れますし

ではこのへんで終わりにしたいと思います。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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コメント

    • takafumi
    • 2019.05.22 1:11am

    こんばんは。
    今回の記事も引き込まれてしまいました。
    理念を「作り」「自分を解放する」ことで「信念の矢」が出来上がる。
    セミナーでもさすがにここまでは教えてくれません。
    口コミ返信は当然のバトルですね。

    • 齋藤慶太
      • ヒダリー
      • 2019.05.22 6:13pm

      作って解放というよりかは、解放して整形するのが良いですね

齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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