売れないビジネスと稼げない人の作り方

思考・哲学

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

売れない人の特徴って知ってます?売れない店でも会社でもビジネスいいです。リアルビジネス、ネットビジネスも問いません

「売れない」っていうのがわかりにくいのであれば、モテない奴でもいいです(笑)

要は人気のないモノの特徴はなにか?ですが、今日はそんな話をしたいと思います。

 

僕は美容師を15年位してるんですが、美容師というものは「売れる人」が偉いみたいなところがあります

技術職で指名制度があるため、まあそうなりやすいわけで、さらにオーバーストアで売ってるもんも同じものしか売れないので差別化もしにくい(美容室でできる施術なんてそう多くないですから)

店を出しても「売れるか売れないか?」というのが常につきまとうわけです。

 

そういう競争意識の強い業界にいると、人気のないモノの共通点というのが見えてきます

もちろん、これから上げる共通点をクリアすれば人気が出るわけではなくて、人気モノの最低条件みたいな話ではありますが、かなり参考になると思いますよ

例を挟みながら説明していきましょう。

売れないモノの共通点

色々あるとは思いますが、僕が見る中で必ずこれらは共通していました

ちなみに言葉は例によって変わりますから、一般的なビジネスの言葉で書きます

・メニューが複雑。何を売っているかわからない
・単価が低い(価値が低い)
・発信がショボい。ソリューションしかない
・知識がない
・無駄が多い
・信念がない

別に珍しいものではないでしょう。しかし人気のないモノというのは驚くほどにこれらが共通しています

基本、当たり前の事をやるというのは超難しいのです。だって、私生活で当たり前の事ってできてます?できてる人なんていないんですよ

当たり前の事って当たり前だから掘り下げないし、みんな頭にないんですよね。私生活の当たり前って何か浮かびます?浮かばない時点でやってないんですよ

というわけでこの当たり前すぎるものを掘り下げてみましょう。

メニューが複雑。何を売っているかわからない

美容室ならメニュー、情報発信ビジネスなら販売してる独自コンテンツ、モテるかどうかならその人のウリみたいな事です

適切な数っていうのはビジネスによって変わってきますが、基本的には多いと選ぶ側は混乱します。

 

美容室なんてやたら多くて、しかもネーミングも意味不明でもうよくわからん。って店多いですね

カラーが3種類とかあったりするんですけど、カラーなんてカラーしかないわけで、3種類にメニューを分ける必要があるのかという話です

薬の種類で分けてるとか完全に思考停止で、客からしたら薬のことなんてよくわからんわけですよ

単価を上げるために料金は梅竹松方式で3つになってたりしますが、それなら最初から一番上の価格で1メニューにしとけばよろしい。

 

・カラー 5000円
・トリートメントカラー 5500円
・クリスタルカラー(笑) 6000円

なんなんこれって話なんですよ、カラー6000円一本でええやん

客に説明するのもめんどくさいし、時間=お金だから説明する時間がふえるほどに利益も下がる事を忘れてはいけません。

 

人は情報が多いと混乱し、思考停止します

思考停止すると、知ってるものか、リスクのないものか、勧められたものを選択しますが、自分の意志で選んだ自覚がないのでそれは不満に繋がります。

 

そして知っている、リスクがない、勧められるがままの他に、一番最悪のパターンというのがあり、それは「選ばない」という事です

なんかよくわからんからやめとこう、となるわけです。経験ないですか?

僕のとっては旅行サイトとかがそうで、「もう情報多すぎてよくわからんしめんどくさい。もうええわ」となるわけです

旅行サイトを運営する企業は僕のような客を逃してるのです。

 

商品というのはウリに直結するものですが、多ければいいというわけではありません(管理もめんどくさいし、場所もとる)

わかりやすく、選びやすいように設定しなければいけません

ビジネスでよくいう「ターゲットは絞れ」というのは言い方を変えると、メニューやウリをやたらめったらに増やすな。です

単価が低い(価値が低い)

単価は利益率に直結します

利益の薄いビジネスは疲弊するんで、人気になる余裕がありません。仮に人が多く集まってもそれは「安いから」という利便性であり、本質的に人気があるわけではない

そして良いものは基本高いのです。わざわざ安くする理由がありません

美容室でいうと価格が安い所は下手くそであり、情報発信で言えばたいしたコンテンツではないのです

質の低いものは人気を出すのが難しい。単純な理屈です。

 

「価値が低い」というのも考えてみましょう

金額が設定できない事柄では「価値」に置きかえればいいです。人気がないモノは価値がなく、価値がないから人気がないのです

だから価値を創出する必要があります。

 

価値というのは抽象的なものですが、これを作るためにはリサーチがかかせません

それプラス信念です

リサーチだけで価値を作ってもどっかのパクリとか、ピンとのズレたものしかできません。自分の信念があって始めて独自性を持つし、ツボをついた価値ができるわけです

リサーチは客観、信念は主観であり、どちらか一方しかないものは「よく見ている」とは言えないですよね。

 

ちょっと例をだしましょう。主観は状況で変わるものでめんどくさいんで、客観だけの例です

例えば「モテる」という事に必要な価値はなにか?

モテるに金額設定はできませんから「価値が低いのか高いのか」という指標が役立ちます。ということは「モテるためには価値の低いものをウリにするな」ということです

「あやとりが超うまいです」とかは客観的に価値が低すぎるわけです。しかし「料理ができる」「英語が話せる」とかは価値が高いですよね

あやとりができる人と英語ができる人、どっちがモテるか?というと英語ができる人です。なぜなら客観的な価値が高いからです

ビジネスもこれと同じで、価値が低いものをウリにしてると売れません。

 

僕が美容室で疑問なのが「ヘッドスパ」です

美容室のヘッドスパなんて名ばかりでただの時間の長いシャンプーなんですが、あんなもん売る必要あんのか?って思います

あれって価値低くないですか?だって「その場で終わり」なんですよ?

美容室の商品、サービスって永続的なものです。カットとかカラーってしばらくそのまんまじゃないですか。でもヘッドスパには永続性がありません

永続する商品の中にその場限りの商品って価値低くね?っていうかそう感じちゃわね?って思うんですよ。

 

頭をマッサージしてもらって気持ちよくなりたいならマッサージ屋いくわって感じです。美容室みたいにガチャガチャしてるところでマッサージされてもなあ・・・って感じ。シャンプー台って首痛くなるし。

ヘッドスパ必死こいて売るなら、カットカラーで20000万円に設定してそれで客が来るよう必死こいて考えた方が、コスパも売上も労働環境もよくなりますよ。まあこれはあくまで、僕の主観と客観の結論なんですけど。

価値が低いことに汗水たらすのは無駄です。単価も価値も上げましょう、売れてるところはみんなそうしてます。

発信がショボい。ソリューションしかない

言うまでもないですが、発信もせずに売れるというのは現代では大変に厳しい。売れてるモノというのは必ずなんらかの形で発信しています

問題はその発信内容でが、多くの人が「解決法や疑問への回答(ソリューション)の発信」で終わっています

ネットでなんでもいいですが、検索してみてください。ソリューションが大量にでてきますよね

ソリューションの発信はもちろんしていいんですが、それだけだとただの回答おじさんなわけです。個性もクソもないわけで、そこに行く理由がないし、ソリューションって結局は結論だいたい同じなんですよ。

 

ソリューションの発信が少ない分野では一人勝ちできますが、市場が成熟してくるとソリューションだらけになるので段々勝てなくなってきます

情報発信なんかいい例ですね。昔はアフィリエイトのやり方教えます!でめちゃくちゃ稼げましたが、今なんてそれだけじゃ到底無理なわけです。

 

圧倒的な実績があるか、圧倒的な作業量をこなすか(組織化は必須)、圧倒的に魅力的キャラクターやストーリーがあるか。このいずれかがないと勝てません

新規参入者は実績がなく、金も知識もないので組織化して作業量で勝てない、となったらキャラとストーリーしかありません

だから最近結果出してる人はSNSなのです。あれはキャラとストーリーを語りやすいメディアですから。

それゆえにちゃんとビジネス理解していないと、一発屋芸人みたいなビジネスになっちゃうんですけども(苦笑)

 

美容室なんかは発信がショボすぎるんで、いまだにソリューションの発信でそこそこ勝てたりもしますが、ソリューションで集めた客というのは「解決できるから来た」だけです

あなたに惚れてるわけではない。利便性で来ているにすぎないのです

飲食でも同じですが、コロナで売上が激減する美容室というのはそーいう店です(もちろん環境要因の限界もあるが)。利便性で来てるだけなんだから、障害が発生すれば簡単に来なくなるのは当たり前です

なにがなんでもあそこに行きたい!というコミットがとれるのは、惚れられる店です。惚れられるとは人気モノということですね(モテる奴は貧乏になってもモテる理由です)

そーいうモノを目指すのであれば、ソリューションの発信に留まっててはいけません。

知識がない

なにを当たり前のこと言ってんだって話なんですが、じゃあなぜ知識がない人ばかりなのだ。という話をします

知識がないと人気が出ないのは当たり前の事ですが、多くの人が知識を鍛えようとしません

知識というのは身につけることができますし、知識がないとそもそも売れようがありません

知識のない人がいいサービスできるわけないし、滲み出るオーラもクソしょーもないので人を惹きつけることができないのです。

 

知識の身につけ方は2つです

・好きになる
・頑張って習得する

単純に好きなことは上達も早いですよね。だから好きになるか、そもそも好きなことをやるべきなのです。

 

ちなみに美容師って「好きでやってる」と思われがちですが、これは嘘です。なぜならほとんどの美容師は技術レベルが低いからです

好きでやってるならある程度まで上手くなるに決まってるじゃないですか。ただなんとなく、美容師を選んだだけに過ぎないのです。

 

こういう場合は「頑張って習得する」しかありません

その頑張りようによってレベルは比例して上がります。なので別にこっちだけでも問題ありません。どこかでやる気が急になくなる可能性はあるけど(笑)

美容師として売れたければ美容師の知識がいるし、情報発信で成功したければ情報発信の、人にモテたければ男女の知識がいるのです。

 

知識って頑張れば驚くほどに習得できるものです。色んな所に情報転がってますよ

ある程度のレベルまでならほぼテンプレでいけます

例えば情報商材って色んなジャンルのものがありますが、あれって知識を体系化してるものです。体系化されたものの習得にセンスとかいりません、ただやれば一定のレベルまではいけるのです。

 

好き+頑張って習得するの2つが合わさるのがもちろん良いですが、好きっていうのは割と運要素あるし、条件としては厳しいものです

なので「頑張って習得する」のが基本。

 

ただ、やってて嫌だとかそんなもんに時間使ってられるか、と思うのなら無理して身につける必要はありません

その分野からはさっさと手を引くべきです。向いてないし、無理して身につけてもたかが知れたレベルにしかなりません。人生の無駄なんで手を引きましょう

無理なもんは無理、やらんでええもんはやらんでええのです。

無駄が多い

ここまで言ったことができていないと必然的に無駄が多くなります

メニューや商品が多すぎるのも無駄だし、単価が低いのも無駄だし、発信に無駄が多いから集客できないわけです

代表的なものをザザッと書いてみましょうか

無駄なミーティング、無駄な待ち時間、無駄な集客法、無駄な設備、無駄な人員、無駄な苦労、無駄な規則

あげればキリがないですね。

 

「そこに時間と金をかける価値や意味があるのか?」「その問題は解決しないとダメなのか?」は常に意識しましょう

金使ったほうが早いならそうした方がいいし、意味がないなら時間も金もかけてはいけません

よくあるのが、ブログ始めたての人とかで必死こいてデザイン作り込んでるとか。あんなもん素人が必死こいてもカッコいいのになるわけがないじゃないですか

さっさとテンプレート買ったほうが良いわけです。3時間もあればカッコいいブログの出来上がりです。

 

問題もすべて解決してたら前に進みません

優先度の高いものを解決すればある程度進むし、他の問題は放置でもいいんですよ

「その問題は解決せんでもええ」という事がほとんどです。

信念がない

これが一番重要だと思ってるんですが、人間がやることなんてハートがあるかどうかなんですよ。理屈もクソもなく、根性論とか言われますが、だってマジでそうなんで(苦笑)

世の中の偉人なんて、ハートで全部解決して結果出してるんですよ。他のことは効率の問題にしかすぎません

美容室でも情報発信でもなんでもいいんですが、売れないモノっていうのは信念がないのです。

 

自分がなくて流行にのってるだけ。思いややり方にこだわらないのです

美容室だと周りとおんなじような店になるわけですよ、情報発信だと「みんなTwitterやってるから俺もTwitterで発信しよう」とか。

 

僕の美容室は態度が超悪いんですが、それは接客したくないからです。髪の毛どうするかだけ聞いて、一言も話さないとか日常です

理由は長くなるのでこの記事では書きませんが(どっかで書いたのでブログ読んでもられば)とにかく接客がしたくない。僕のこだわりなのです

お客様神様主義の日本ではありえない事ですが、ハートがあるのでそれでも客来るんですよ。てゆうか逆にそれがウリになっちゃってます

信念があれば何でも売れるわけ。

 

情報発信もね、色んなブログ読めばわかりますがつまんないんですよ

それは信念がないからです。稼ぎたいしか動機がないので「こんなん誰でも言うてるやん」という響かない事しか言えないわけで。

ハートがないと「自分の意見」なんて出てきません。「自分の意見=それがあなたから買いたい理由」という価値であり、選ばれる動機になるわけです

売れないモノ、人気がないモノとは「選ばれないモノ」です。選ばれるためにはあなたの意見がないと選びようがありません

あなたの意見の源泉は信念なのです。だから信念の持てない事はさっさと辞めるべきだし、飽きたら辞め時なのです。

売れるモノはシンプルである

売れないモノの共通点を洗い出しましたが、この逆を行えば売れるための最低条件は満たしている事になります

一言でまとめてしまえば、売れないモノは「複雑で浮気症、芯がなく計画性もない」

売れるモノは「シンプルで芯があり、表面上は好き勝手やってるように見えるが実は計画性もある」

と言えます。

 

ビジネス知識を学び、課金ポイントは少なくしておき、単価を高く設定して、信念がある事をして、発信をする

これでいいわけです。

 

ぜひ、この視点をもって自分のビジネスを見直してみてください。これから自分で稼いでいきたい人は、最初からこういう路線でビジネスを作っていってください

最初に間違うと大変ですからね、だいたい気づかないし。失敗する人っていうのは最初から失敗してるものです。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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コメント

    • いの
    • 2021.08.29 12:07pm

    ヘッドspaはその場で終わりじゃないですよ(^^)
    髪の毛を作る土台を育てるための、大切なメニューです。
    そこを蔑ろにしている美容師さんに、本当の価値のあるものは分からないんじゃないかなぁと思ってしまいます。(私の個人的な感想ですが)

    • 齋藤慶太
      • 齋藤慶太
      • 2021.08.29 2:41pm

      ここでしている話は「世間から見た時、認識している価値」の話なんですよね

      世間的に価値が低いからヘッドスパはカットのように誰でもするメニューではなく、一般的ではないわけです

      世間的に価値の低いもの(ニーズが少ないもの)を売るのはビジネス的視点では効率悪いんですよ

      本当の価値とかって話はしてません(美容師が美容師とする話。僕はビジネスの話してます)

      それにそれは一種の宗教ですから、そう思うならそれを売ればいいんですよ。それが個性であり、ウリになる場面もあるわけです

      まあ僕はヘッドスパに価値を感じないので例えで出しているし、売りませんが。これは僕の考えでありオリジナリティなわけです、あなたも自分のオリジナリティを貫いてください。僕は迎合してほしくてブログやってるんじゃなく、僕の考えを書いてるだけです。

齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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