「美容室やめて美容師もやめるわ」人に会い、仕事はどう?と聞かれるたんびに僕はこう言っています。あげくブログを始めてそれを公言する始末
この記事ではなぜ僕が「美容師をやめたいのか」そして「なぜ情報発信をやるのか?」について話そうと思います。
僕は20歳で美容師になり7年間開業に向けて勉強し、400万の借金をして27歳の時に自分の店を持ちました
1年後には朝10時から夜20時くらいまでの労働時間で年収1000万円
人は雇っていない1人での営業なので誰にも文句を言われることもなく、完全に自分のペースで仕事できます
自分で言うのもなんですが、はたから見ると羨ましい状況ではありますから「やめるなんてもったいない!」と必ず言われます。
このブログは美容師対象に書いてるわけではないのですが、美容師の人と思われるアクセスがかなりあります
「美容師 やめたい」とかでアクセスがありますから(苦笑)
今日の話は美容師の人は同じ立場での話になりますし、そうでない人は仕事観が変わればいいなーって思います
辞める理由はプロフィールにも書きましたが、もう少し詳細にそして仕事にたいして僕と同じような決断を考えている人の背中を押す
そんな内容にしていきたいと思います。
美容師をやめたくなった理由
美容師に限らず仕事を辞めるパターンというのは、病気や災害などを除き2つかな。と思います
1:業界から離れたくなった
2:美容師を辞めたくなった
雑に言うとこのどちらか、もしくは複合だと思うんですが僕の場合は2です
2018.12.15
美容業界の現状と勝てる美容室経営の3パターン
この記事では僕がいる美容業界について話します 「現状の業界の構造と、そこから逆算してどんな美容室が勝っているのか」 そんな話です この...
前回書いたこの記事で美容業界の状況を話しましたが、僕は別に美容業界に不満はありません
給料安いとかきついとか言われますが「給料なんてどこも安いじゃん」って思うし、きついとも思いませんでした。だから今まで辞めずに開業までやってこれたわけですが。
僕は業界に不満はないけど、美容師に興味がなくなってしまったんです
その理由は職業的な構造の問題や、僕の性格上の問題だったり色々ですが、決定打となった部分を話します。
美容師はどこまでいっても大衆ビジネスである
辞めたくなった理由を一言でいうと「美容師は大衆ビジネスだから」です
勘違いしてほしくないのは「特殊な人」を相手にしたいというわけではありません。誰にでも「大衆性」というものはあります
これは僕の性格の問題なのですが「大衆性が全開の人」を相手にビジネスしたくない。というだけです
ここで言っている大衆とは「生き方」としての哲学的概念の話です。
「生き方としての大衆の定義」とはどういったものか?簡単に言うと、
・主体性を持たない
・数や権威に依存する
・私という自己の固有性が低い
・個人の責任がない状況に安心する
・出る杭は打ち、他集団には不寛容
・自分には何も課さず、ひたすらに権利を主張する
いわゆる「そこらへんの人」のことです
美容室で言うと、
・どんな髪型が似合うか自分で考えもしない
・人の意見や雑誌を鵜呑みにする
・美容師にすべての責任を丸投げする
・予約、キャンセルに関するマナーがなっていない
こーいう人は相手にしたくないのです。振り回されるだけで、おもしろくありませんから。
どんなビジネスでも「いい顧客」とは大衆ではありません
しかし、残念ですが多くの人は大衆性が非常に高い
大衆性の低い人を相手にしたい場合は単価を上げる必要があります。なぜなら「数を絞る」ということをする必要があるからですね
少ない顧客で売上を出す方法は高単価にするしかありません。しかし美容室の単価というのは非常に低いものです
美容師業界は単価が1万円超えたら、かなり高い部類です(平均は5000円位じゃないでしょうか)
どんなに単価を上げても、美容室というビジネスは低単価ビジネスなのです。これはビジネスの構造の問題なので仕方ありません。
僕が言う大衆ビジネスとは「単価が低いビジネス」の事です
大衆ビジネスは大手がやればいい。と言うのが僕の考えです
儲からないですから(苦笑)
美容師はどれだけ単価を高くしても薄利多売です。単価10万でも僕は安いと思うんですよね
だって、技術身につけるために、時間と金めっちゃかかりますよ
僕は医者を目指す人と同じくらい勉強してた自負はありますが、1人につき、1時間くらいは接客して単価よくて1~3万円(こんな美容室ほぼないけど)
僕としては薄利多売だなあ・・・って思うのです
気軽なキャンセルも結構ありますし、キャンセル料が当たり前じゃないのもいかがなものかと。「用事が入ったのでキャンセルします」って、美容院の予約という用事があるのになぜ他の用事を入れるんだって話ですよ(笑)
そもそも美容師が好きじゃないことに気づく
好きか嫌いか?この判断基準に僕が採用している考え方が「デメリットや問題点をポジティブに捉えられるか?」というものがあります
目標であった「美容室開業し、売上をMAXまでもっていく」を達成した僕は冷静になりました。一種の燃え尽き症候群です
雇われ時代にはぼんやりしていたデメリットや問題点が、経営するとより明確になります
デメリットや問題点は人により色々ですが、僕が思うものはこんな感じでした
・薄利多売
・1人につき時間のかかるビジネスなので効率が悪い
・効率が悪いのに1客への依存度が高い(キャンセルされると1万売上が飛ぶ)
・店舗がないとビジネスができない
・効率的でもなく、寝てても売上は出ないので病気になるとキツイ
これらをポジティブに受け入れて、改善策を打っていく気分にはなれなかったんです
そこまで美容師に興味ねえ。と思ってしまいました。
そもそもとして、ずっと同じ仕事をやり続けるのってもう時代じゃないでしょう
美容師っていうのはどんなに形を変えようが、髪の毛をイジることしかできないのです。美容師という仕事にスケール感を感じないんですよね僕は。
美容家といってテレビや公演などして発信してる人がいますが、あれはもう髪の毛イジってないし。
こう考える時点で、もう美容師向いてないっていうか興味ないじゃないですか(笑)
だから「あ、こりゃ辞め時だな」って思ったんです
僕の考えが正しいとか間違ってるとかはどーでもいいのです。人に話せば賛否両論あるでしょう
重要なのは「俺が美容師に興味をなくしている」ということです
自分の人生は自分のもんなんですから、やりたいようにやりたい。それだけです
他人は口を出すけど変わりに生きてはくれないし、責任も持ちません。だから何を言われても、いかに自分が間違っていようとも「うるせえ」の一言ですよ
俺がやめたいからやめるんだよ。でいいのです。
ここから投資したり、セミナーしたり、サイトアフィリしたりしました
この時は単純に「もっと楽して稼ぎてえなあ」でしたけどね。でも根底にあるのは「自分がなにをしたいのか?」でした
人間の行動はすべて「自分はなにがしたいのか?」を探すためのものだと思うのです。
だからしょーもないことしてても落ち込む必要はないですよ
言っちゃえば現状ニートでもよくて、その現状は必要な過程なんです
そこで止まってしまうから、ダメな奴になるんですよ。
ネットビジネスの世界
色々やった結果、行き着いたのがネットビジネス(情報発信)でした
この段階ではまだ「効率よく稼ぎたい」という考えしかなく、ネットビジネスの本来の価値に気づいてはいませんでしたが、調べたり学んでいく過程で、ネットビジネスの本質に気づくことになります。
ネットビジネスはよく言われることですが、効率が良いのが特徴で店舗もいらないし、対面セールスも必要ありません
美容室経営は、対象客は来店できる距離の人になりますし1日の接客人数に限界がありますし、美容師は1人1時間くらいは販売に時間が必要ですが、ネットビジネスであれば時間はかかりません
美容室経営と比べると効率の良さは雲泥の差です。
そしてこれは後から気づいたことですが、ネットビジネスとはそのまんま「ネットでビジネスをすること」です
世間ではネットビジネスというと、商材を売ったりアフィリエイトしたりなどの事を言われますが、それは本質ではありません
言ってしまえば、僕の美容室もネットビジネスなのです
ブログで集客して、販売はネット上で完結できないからリアルで来店してもらうだけの事です
ブログを見て、予約してる時点でネット上で成約してるのでネットビジネスと言えます。
ネットビジネスと言うとアフィリエイト、コンサル、システム販売、自己啓発などがよく例に出されますが、ネット上でビジネスをするなら全部ネットビジネスです
あとはネットにどれくらい依存するか?という事なのです
ネットビジネス=アフィリエイト、情報商材屋という決まりはありません
本来は内容は自由なのですが、ただアフィリや商材販売などがネットビジネスとの相性がよいのでクローズアップされがちなだけです
zozoタウンだって、ネットビジネスですからね。
僕は美容師に興味がなくなってからダークサイドに落ちていましたが、これに気づいた瞬間、光のフォースに目覚めた感がありました(笑)
美容師を10年やった結果、気づいたことは、
・効率の悪いビジネスは嫌いである
・大衆を相手にしたくない
ということで、よくよく考えると僕の性格に準ずるものがあります。行動から導かれるものって間違いないものです。
これらから逆算すると「高単価ビジネス」というものから逃れることはできません
そして時代性、効率性を考えるとネットへの依存度の高いビジネスのほうが良いということもわかりました
こんな感じで「高単価かつ、ネットメインのビジネスをやりたい」という結論に行き着いたわけです。
俺がやりたいのは教育だった
「高単価かつ、ネットビジネスメイン」という前提が見つかりましたが、それはあくまで前提です
内容をどうするか?何をするのか?を考えなければいけません
「自分がなにをしたいのか?」これを考える時は、自分の行動を思い返せば見えてきます
多くの人は頭でひねりだそうとしますが、それではよくて虚構のものしかでません。だいたいの人は何もでないでしょう。
行動を思い返しても何も出ない時は、行動が足りないか、行動から逆算し見抜く目がないかのどちらかです
行動が足りないなら、1つのことを集中してやってみましょう。なんでもいいです
見抜く目がないなら学びましょう。
部活でも趣味でも仕事でもなんでもいいですが、1つのことをやり抜くというのは本当に資産になると思います
美容師やっててよかった。とこの時はじめて思いましたね
趣味は勉強。人当たりも教育ベース
結論をサクッと言うと、僕がやりたいことは「教育」でした
思い返すと僕は基本的にずっと勉強してて「趣味は勉強」と言ってもいいくらいだと思います
といっても学校の勉強なんかはしていませんでしたが。
いくつか例を出すと、
僕は学生時代は格闘ゲームにハマってました(今で言うeスポーツ)
どれぐらいやっていたかと言うと、当時のプロゲーマー達(大会にでて良い結果を残す人達)とやりあえるレベルです
通っていたゲーセンも有名プレイヤーが来るところでした。
格闘ゲームってみんな知らないかもしれませんが、めっちゃ練習と勉強しないと勝てないんですよ
全キャラの動きや技の性質を暗記しないとだめだし、技の攻撃判定発生までのフレーム数(1フレーム=1/60秒)まで覚えておく必要があります
中学から専門学校卒業までずっとやってましたが、就職してからは遊ぶ時間もお金もないので開業のために技術と経営を勉強しました
休みはすべてセミナー、営業終了後は終電まで練習、帰宅後はネットで情報収集
開業後はセミナーを開催するための勉強、FX、サイトアフィリ、ネットビジネス、次世代起業家セミナーを帰宅後に学んでいました。
勉強が嫌いなら、ここまでやれないと思うんですよね
そして美容師時代に気づいたことですが、学ぶだけでなく教えるのが好きなことにも気づきます
美容師は後輩の技術指導をするのですが「斎藤さん(僕)に教えてもらいたい」という後輩が多かったんです。希望者はまとめて教えることにして、営業後は塾状態になりました
その結果、僕が教えた子はカリキュラムの進みが早く、技術力も高くなるのでカリキュラムを僕が1から作り直すことになったこともあります
自分は何かを学び、何かを伝えるというのが好きなんだ。と気づいたのがこの時です
よくよく考えると僕は普段から説教臭いのです(苦笑)
ネットビジネスで教育をやればいい
「高単価かつネットがメイン」で「人になにかを伝えるのが好き」
ここまでわかれば、答えは出たようなもので「ネットで何かを伝えれる人になればいいやん」という結論になったわけです
実際に色んな人の発信を見ればわかりますが、成功していて魅力のある人はみんな「人に何かを伝える」という事をしています
逆に「人に何かを伝える」という事をせず、ビジネスをやってる人は詐欺的な手法やしょーもないモノを売って、瞬間的な売上を出してすぐに退場しています(しかも売上が出る人はごく一部)
「人に何かを伝える」とは自己啓発に位置づけられ軽視されがちですが、人間の質は結局マインドセットの良し悪しで決まります
自己啓発とは「学び」のことであり、具体的な教科名がないだけで世界中の教育機関でやってることと同じなんですよ。人の性格なんて学んできたものの総体です
これからは人間の仕事をAIがやっていくと言われていますが、人がやれる残されたことは「学ぶ」ということだけだと思います
あとは全部AIがやってくれるでしょう。
「学ぶ」とは「知」ですが、知とは古代からあるものです
哲学とかが良い例で、生きていくために必要ではありませんが「人」であるためには必須のものです。知のない人はもはや動物。
これからの時代は「知」を「学ぶ」という娯楽が、人間に残されたやれる事になると思います
「知」を「誰かに伝えれる」という能力があれば、一生色んな面で困ることはない無敵の状態ではないか?と思うんですよね。
稼げるからと言ってネットビジネスに参入する人が多いですが、それでは稼げるようにならないと思います
ネットビジネスの本質は稼げることではなく「個人の活動が効率よく世間に公開できる」ことです
これは僕の結論なので押し付けはできませんが、ネットビジネスとは「人に何かを伝える」というのが根本にあるべきで「人に何かを伝えたい人」はネットビジネスをやりましょう
僕がネットビジネスをやろうと思ったのはこういうことなのです。
僕が人に伝えたいこと
最後にサラッと「僕がなにを人に伝えたいのか?」についてです
現時点での言葉でいうと「いつでも何かを始めれる状態になろう」です。
「いつでも何かを始めれる」ということは、
・何でも始めれる時間
・お金と健康
・何を始めるか?を決める意志力
・始めたいことを調べて、極める事ができる能力
などがある状態です
そしてその始めたことを人に伝えたければ、伝えることもできます。これが本来の意味の情報発信なわけですよ。
これ最強だと思いませんか?いわゆる自由というものです
哲学で「エウゼーン」という単語があり、これは日本語にすると「善く生きる」という意味です
僕はこの単語が好きなのですが「いつでも何かを始めれる」というのは「善く生きる」ための土台になると思います
人である以上「善く生きる」のは義務だと思うんですよね。
僕は美容室でもこのメッセージを発信してます。髪をキレイにするというのは「善く生きる」ことですからね
説教しまくってますが(苦笑)
「善く生きる」とは僕が常に人に伝えたいことで、このブログでもこれをベースに発信しています。「善く生きてない人」って人に迷惑かけるんですよ
スケール大きなところで言えば、戦争はそんな人達が始めることです。
長くなりましたが、以上が「僕が美容師を辞めたくなった理由」と「情報発信を始めた理由」です
あなたの人生観が変わるためのキッカケになればなと思います
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はじめまして!ランキングから来ました!
美容師ではないのですが、すごく良く分かります。
インターネット収入で生活しましょう♪
こんにちは。
松千代です。
「いつでも何かを始めれる状態になろう」というスタンス素敵です。そして、私もそうでありたいと思っています。
一度きりの人生、人はやりたいことをやるべきだと本当に思います。
しかし、いろいろなシガラミがあり、容易にはできないこともわかります。
でも、今回の記事の様に人生を善い方向にもっていくようにしていきたいと思います。
資本主義社会でそのシガラミを壊す方法は稼ぐことだけですね
稼いでから人生の始まりと言えます
稼いだあと「善く生きる」という視点がないとよくある転落ルートになります(笑)
あけましておめでとうございます。
自分も美容師ではないのですが気持ちはわかるつもりです。予約したのに用事が入ってキャンセルするいい加減な客がいるのですね。美容師に限らず接客サービス業をやっていると人任せにしたり、わがままで口だけは達者の客がいたり、何か問題があると他人のせいにする客は1人はいるもので何度も続くと嫌気がさすことがあるし真面目にやってもばからしく思いますね。ネットビジネスならサービス業で接するいい加減な客と直接会って応対することがないので完全歩合だけどその点では考えようによっては効率よく稼げるビジネスだと思っています。これからはなるべく前向きに考えて人生を歩めるようにしたいと思っています。
ネットでもいい加減な人とは関わることになりますよ
むしろ顔が見えない分もっとヒドイ(苦笑)
重要なのは「客を選びまくってもリーチできるターゲットはリアルの比ではないこと」です
リアルだと商売にならない規模でもネットであれば規模感でかくなりますからね
そこがネットの強みです