コロナで見えた、店舗ビジネスの限界【情報発信&暇つぶしビジネスの時代】

情報発信

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

さて、世間はコロナ真っ盛りです

僕の住んでいる地域は緊急事態宣言が今日、発令されるそうなのでコロナによる影響はより大きく生活にのしかかってくる可能性があります

僕は美容室経営をやってるので美容師からの情報が多く入ってくるのですが、どこもかしこも軒並み売上は落としている状況です。特に東京都心の美容室は結構ヤバくて、実力のあるサロンでも残念ですが、おそらくもう潰れるだろうなというサロンもいくつかでてきています

幸いにしてうちの店はまだ影響はないですが、緊急事態宣言が出るとどうなるかはわかりません

もちろん、こういったリスクに対応できるように準備していましたが、それもいつまでも耐えれるわけはないですしね。

 

こんな状況ですからネット上では色んな情報、意見、これからの日本についてなどなどが発信されていますが、この記事では「コロナウイルスで見えた店舗ビジネスの限界」について書きたいなと思います

いやーやっぱ店舗ビジネスって超弱いです(苦笑)

だからネットビジネス最高ってわけではありませんが(客が困れば売上も下がるので)

・維持コストが高い
・売上を出すために人が多く必要
・大衆を相手にする
・人、モノの移動が必要

この4つの縛りプレイはなかなかにハードだな。と感じますし、情報発信に舵を切るのは正解だと強く思いますね

というわけで、美容室を例に店舗ビジネスの脆弱について深堀りしていきます。

店舗ビジネスの問題点

まず店舗ビジネスの問題点です

・維持コストが高い
・売上を出すために人が多く必要
・大衆を相手にする
・人、モノの移動が必要

先程あげた、この縛りプレイについてちょっと説明します。

 

まず飲食店、美容室、一般的な企業すべてに当てはまりますが、店舗を構える必要があります

そうなると家賃、光熱費、広告費などのランニングコストが発生しますから毎月それを上回る売上が必須になります

緊急事態宣言などで営業停止になると売上は当然0になりますから、毎月ランニングコスト分赤字です

そこで「プール金」がいくらあるのか?という話になりますが、ハッキリ言ってプール金で何ヶ月も耐え忍ぶ事は不可能です。

 

なぜ不可能なのか?

店舗のランニングコスト以外に、生活費もかかってきてかなりのお金が必要になるからです

どんなに低く見積もってもランニングコストに月30万(これはかなり低いほうです)かかりますし、それにプラスして1人暮らしだとしても生活費は最低でも15万ほどはかかってくるわけです

となると最低でも月45万のお金が必要であり、この場合でも半年休業すれば270万円のプール金がいります

ランニングコストが月45万ですむなんて僕のような1人美容室とかの規模の場合なんで、人を雇用していたり、店舗が大きかったりする場合、店舗のランニングコストだけで100とか1000万とかフツーにいっちゃいます(笑)

それにプラスして結婚して子供もいたりなんかすると、生活費も30~40はいるでしょうからもっとヤバイわけです。

 

もう少し具体的な数字にしてみましょう。20坪ほどの規模的には大きくない美容室でスタッフ4人いたとしましょうか

店舗のランニングコストはかなり低く見ても120万くらいです。それに家族がいて、家のローンがあったとすると一家の生活費は40万くらいでしょうか

120+40=160万円が月のコストになり、半年休業すると960万円です(笑)

3ヶ月でも480万。ちなみに日本の世帯貯蓄額の平均って1700万くらいですから、これがいかに厳しいかがわかる。

 

店舗ビジネスなんてみなさんが思ってるほどお金残りませんし、税金も結構とられますし、経営年数が浅かったり、店舗展開したばかりなどの時はプール金も潤沢にあるわけではありません

店舗ビジネスは利益率低いので実際のところ、そんなに潤沢なプール金がない事がほとんどです

牛丼の吉野家って収益5000万とかだった時ありますからね。全国展開してる吉野家ですよ?店舗ビジネスってそんなもんなのです。

 

今、Twitterをみると様々な会社経営者の悲痛な叫びを目にします(苦笑)

僕は直接の知り合いではないのですが、わりと上手くいっていてまだ伸びるんだろうなーと思っていたサロンがすでに潰れそうになっています

美容室と飲食をやっていて、上手くいってるもんだから店舗展開もしました

その矢先にコロナが来て売上7割減。しかも緊急事態宣言の前の段階でこれ。宣言が出たら毎月1000万の赤字だそう

宣言が解除されていきなり売上が回復するわけではないし、宣言の解除もいつなのかはハッキリしません

いやこれはエグい。

 

売上の上限値をあげるには雇用&拡大しかありませんが、それをすると維持コストがガンガンにアップする

というのが店舗ビジネスなのです

そして相手にするのは大衆ですから、こういう何かあったときに影響が大きいのはもちろん大衆です

客がいなくなるわけだから動きようがないわけです。店舗ビジネスは店舗に客が来れなきゃ売上が上がらんのです。

 

店舗ビジネスというのは失敗するとお金をごっそりと失います

再起しようにもお金がいるので復活しようにも何年もかかるケースがほとんど

店舗がいるビジネスってホント弱いなと実感しましたね。

店舗ビジネスで不測の事態に対応するには?

これは僕が起業する時にずっと悩んでいたテーマでもあります

僕が出した結論は「維持コストと生活費をとにかく低くすること」でした

シンプルですがこれしかありません。

 

「売上を大きくしたり、自分がいなくても回るようにする」というのは僕は危険だと思っています

先に言ったとおり、売上を大きくするには人と店舗の拡大がいるのでコストがアップします

自分がいなくても回るようにするには人の雇用がいりますからコストアップします、そして僕が見てきた限り「人は必ず辞めていく」ということです

実力のある人ほど辞めていきます。そりゃ自分でやったほうが稼げるんだから時期が来たら辞めますよね(向上心も辞める動機になります。だから有能な人材ほどやめる)

ちゃんと辞めるならまだしも、裏切られて会社に大ダメージというのも見てきました。

 

そうなると「維持コストと生活費をとにかく低くすること」以外に、当時の僕は解決策が思いつきませんでした

維持コストと生活費が低ければ、病気以外のリスクはかなり低くなります

僕の店は維持コストがかなり低いので、営業していなければ月20万円ほどしかかかりません

そして生活費は実家で存分に寄生虫していたので、抑えようと思えば月10万円(健康保険や年金など)ほどでした

30歳くらいのときには貯金額が1000万超えていたので今回のような不測の事態にも対応することができます。

 

が、が、が、しかしですね。これって結構、不健全なのです

まずお金というのは年をとると必要な金額が増えます。言いだしたらキリがないけど結婚、子供、病気、冠婚葬祭的なるもの、などなど色々とお金がかかってくるわけです

そして自分の力で稼ぐためには牙を研ぐのを忘れてはいけません。学ぶのにはお金がかかります、しかも結構と。僕は年間で300万くらい使ってました。

 

そう考えると、

・維持コストを低くする=収益の上限が低い
・生活費を低くする=人生が微妙になるし、そもそも限界がある

となるわけですが、これって結局はジリ貧なんですよ

しかもこれでは人生つまんないし、病気になったら終わりなのは変わりない。

 

「維持コストと生活費をとにかく低くすること」という僕の対策は、今の日本の先延ばし政策のようなもんで、本質的にはなんの対策にもなっていないわけ

開業して1年でこの事実に気づいた僕は「美容室経営ってダメじゃん」となりプロフィールの通り、色々やってみたわけです。

 

そこで行き着いた結論が、

・維持コストの低いビジネスをやればいい
・圧倒的に稼げば病気になっても大丈夫(5億あれば一生仕事しなくても生活できるでしょ)
・圧倒的に稼げば生活費のことも気にしなくて良い

こーいうわけなのです(これプラスやってて楽しいのも必須)

現代でこれが実現できるのは投資か情報発信くらいでしょう。他にもあるかもですが一般人が努力できる範囲はこの2つですよ

実際にやってる人いっぱいいますしね

投資は金がないのにやっても仕方ないし、リスクも高いのでビジネスで成功してからやるべきものです

となると情報発信一択。

 

極論言っちゃえば、店舗ビジネスで不測の事態に対応する方法なんてないんですよ

情報発信もコロナで売上は落ちる例だってもちろんありますが、仮に落ちても維持コストが低いからかなり楽です

ダメになってもコスト0で復活できるし、そもそもちゃんと自分の経済圏、文化圏を作っておけばダメになることもそうそうありません

てゆうか、発信力が高ければまずダメにはなりません

この辺の話は情報発信のことを知っていないとしっくりこない部分なんで「へえそうなんだ」くらいでいいですが。

 

今回のコロナで「やっぱ情報発信は最強だよな」と思いましたね

ネット系のビジネスって売上伸びてるとこも多いそうです。このブログもいつもよりアクセス多いし、成約率もいつもより高い(笑)

ビジネスちゃんと学んで、情報発信やるのが最強です。

情報発信は最強。やるなら無属性化と暇つぶしビジネスがオススメ

これを機にネットビジネスや副業がもっと流行ると思います

今回のコロナウイルスで「生き方を見直す」っていうのが、世界的に起きるのは間違いありません。生き方なんで働き方だって含まれます

僕はこのブログで「時代の節目が今。どう生きるかが問われる時代になる。これまで以上に様々な局面で個人の実力が要求される」と言っていますが、それがコロナによってさらにはやまると思います

目に見える変化は数年後だと思いますが、見えたらもう遅いんですよね

今のうちに準備しておくのをおすすめします。

 

何をどう準備すれば良いのか?

僕はキーワードとしてこの4つを意識してます

・ビジネス知識
・情報発信
・無属性化
・暇つぶしビジネス

ビジネス知識はもうマストです。これがないと売上も作れないし、価値の作り方もわからないし、届け方もわかりません

物事の効率化を図る手段がビジネス知識です。ビジネスできるようになったらマジで頭良くなりますし、全然関係のないものでも効率化できます

なんでもいいんだけど、スノボーとかもビジネス知識あるとうまくなるの早くなりますね

人生を快適に生きるにはビジネスの知識があるとかなり有利なのは間違いないです。

 

情報発信はすでに言ったとおりのおいしさがあります

誰でも簡単に。というわけにはいきませんけど「個人で稼ぐ」のにこれほど向いているビジネスモデルはないですよ

さらに時代の後押しもありますね。ネットにつかう時間ってドンドンふえてますから。

 

無属性化っていうのはちょっと抽象度の高い考え方ですが、僕は最重要視しています

これからの時代は最終的に「無属性」になったほうが勝てるしおもしろいと思ってます。

 

無属性っていうのはどういうことか?1つ例を美容師で出します

美容師って今はまだ「店で髪の毛切る人」「髪の毛に関する仕事をする人」レベルなわけです

これは職業の固定ですが、職業を固定化することほどおもしろくない、リスクのあることはないなと思います

美容師だからといって別に髪の毛切らなくて良いんですよ

YouTubeで発信してもいいし、学校で講師してもいいし、薬剤開発とかベタに美容から派生したところでやってもいいわけです。

 

さらにもっと言えば、別に美容師だからといって美容関係じゃなくて良いんです

「美しく生きるためにはどうすればいいか?」的なことからビジネス作ってもいいのです。美容師って究極そこに行き着くものだと思うし。

そうなると外から見たら、もはや何してる人かよくわかんなくなってくるわけですよ

これが「無属性化」です

まあ世間は「なにをしているか」というラベルを気にするので、一応は自分にラベリングしておいたほうがコミュニケーションはスムーズかもですけど(笑)

 

僕が毎年セミナー受けてる「木坂さん」って人がいるんですが、この人のセミナーのテーマは毎年まさに無属性です

・地政学&歴史学
・リーダーのための帝王学
・身体パフォーマンス
・知のネットワーク化
・リーダーのためのライティング講座
・本を読むセミナー

なにしてる人なのかわかんないわけです(笑)

 

無属性化すると「なにこいつ、見たことない。怪しい!」って言われますが、そうなったら勝ちってことです

これからは1人何役もできる人が活躍する時代です

情報発信でよくある「ブログコンサルタントの○○です!」とかもうヤバイわけですよ

その業界でトップレベルならまだしも、そういう「うだつの上がらないラベル」に頼ってる人っていうのはオワコン確定です。

 

特に情報発信でラベルに頼ってるとかマジでオワコン

大衆を相手にするリアルビジネスだとある種のわかりやすさって必要ですが、情報発信のように形にとらわれないビジネスで自分から型にハマるというのは自殺行為です

おもんないんですよ、そーいうやつは。情報発信はユニークでないといけません。

 

もちろん、最初から無属性というのは難しいく、段階を踏んでいく必要はあります

特定のジャンル、単一のフィールドで名乗りを上げ、そこでトップクラスと認知されブランディング、そして最後に無属性化です

多かれ少なかれずっと稼ぎ続ける人はこーいうルートを辿っているものですよ

最初はTwitterでブログコンサルタントの○○です!でいいんですが、いつまでもそのまんまじゃダメだよって事です。

 

最後に「暇つぶしビジネス」です。暇つぶしって何を指すかというと、

・学び
・趣味
・エンターテイメント

の3つだと僕は思っています。これって人間の根源的な欲求だと思うんですよね

なのでこれからはこのどれかに関係する事やればいいわけです(特に情報発信)

事実、今伸びてるビジネスってこのどれかの要素含んでます。みんな大好きスマホとかこの3つを提供するインフラですよね

だからあれだけ売れたし、時代が変わった瞬間でもあるわけです。

 

僕がやりたい情報発信は学びですね。ずーとそういうものに触れてきたのでそれって好きだということですし。

学ぶばかりでしたが、学びを提供する立場になりたいなあ。と思うわけです。

 

というわけで店舗ビジネスってなんかスケール小さいし、厳しいよねって話と情報発信最強じゃね?って話でした

これからビジネス始めるなら「個人で稼ぐ」はマストだし、情報発信の要素は必ず入れたいところ。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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