こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)
今日はちょっとショッキングな話ですが超重要な話です
今、売上が上がってる人にはショックで、上がってない人にはちょっと希望がもてる話をします
どういう話かと言うと「売上は実力や個人の努力ではなく、ビジネスモデルで決まる」というものです
これは例えば100万円売り上ってるとして、それはその人が100万円売り上げる実力があるのではなく、ビジネスモデルの作り込みによって、100万円出るようになっているということです
実力で100万売り上げてる人もいるけど、それは効率が悪くてビジネスモデルの力で100万出る状態にするべきで、ビジネスはそういう状態を作り上げたもん勝ちするものです
なのである意味では「努力しなくていいよ」ということであり、無能でも高いポテンシャルが出せる。個人の努力で結果だししてる人は効率悪いことやってんですよ
となります。(ビジネスモデル作り込む努力はいるけど)
実力で売上を出し続けるのって超しんどいし、再現性がないので拡大ができません
情報発信みたいに個人でできるビジネスならまだしも、店舗経営とかだと死にます
美容室でよくあるんですが、オーナーだけ売り上がっててあとは雑魚、スタッフお荷物。みたいな状態ってビジネスモデルが「誰でも数字が出るモデル」ではなく、「個人の努力でなんとしてでも売り上げろ」という丸投げでしかありません
ビジネスとしてはそれは非常に弱いもので、もはやビジネスではありません
この考えはブログなどの情報発信でも転用できます。コンテンツがどんなに良くても、どうやっても儲からない状態ってあるんですよ
今日はそういった話をします。
ウンコな美容室ではウンコな売上しか出ない
この記事で書きたいことを一言でいうと「売り上げるビジネスではなく、売り上がるビジネスを作れ」ということですが、まずわかりやすいように美容室での例を話します
個人の実力に依存するビジネスモデルは、非常にこの話がわかりやすいので。
美容師の実力があるないの尺度はリピート率、客単価、月売上ではかられます
なのでどこの店でもこれらを上げろ!と口うるさく言われますが、美容業界の内情としては売上で見るとスタイリスト1人につき50万円程度という状態です
一昔前は1スタイリストにつき100万が普通でしたが、もう半分になってます(笑)
この数字は場所でも変わりますが、
・ダメな美容師50万前後
・まあ普通の美容師100万前後
・売上のある美容師200万前後
・都内のカリスマ美容師1000万前後
という基準です
リピート率や客単価は実力がある人は90%近くで単価も1万超え、ない人は50%前後で単価5000円くらい、みたいな感じです。
で、「売上が上がってる美容師は実力がある」といわれるわけですが、これはそうなんでしょうか?という話です
実はそうでもなく、売上を上げる美容師は3つのパターンがあります
1:実力がある
2:ビジネスモデルが良い
3:実力があり、ビジネスモデルも良い
これを理解してないのに「売上を上げろ!」というバカが多いのが美容師です(笑)
目指すのは2か3です。1は超絶に効率悪いし、実は運ゲーになります。
この1は超絶に効率悪いし運ゲーというのをわかりやすくします。1~3を医療に適用してみましょう
1:実力がある
2:設備が整っている
3:実力があり、設備も整っている
この3つだとどこに行きたいですか?1と答えた人は理解できていないです
だって実力があっても、途上国の病院だとしたらどうでしょう?実力があっても治療できる病気は極端に少なくなります
高度な手術なんてできないので死ぬしかないですね。しかし設備があれば実力がない医者でも患者を救える確率は高いわけです
1が効率悪くて運ゲーだと言ったのはそういうことです。実力があっても、場所がクソだとどうしようもないのです
これってすごく単純な話で、美しい花もウンコのそばに置くと台無しなのと同じです
実力というのは環境や場所にいとも簡単に食われます。実力があってもビジネスモデルが悪いと売上なんて上がりません。
話を戻して、売上のある美容師は必ずしも実力があるわけではないのです。逆に言えば売上のない美容師は必ずしも実力がないわけではない
美容室なんてオーバーストアなんで、これが特に顕著です
僕の実体験でいうと、しょーもない店で働いていたときは数字がどうやっても上がりませんでした
しかし自分で店をやるとすべての数字が楽勝で上がりました。てゆうか接客中にそれらの数字を意識すらしていません
ビジネスモデルで働けば勝手にその数字が出るようにしているからです。
考えたら当たり前の話です
リピート率上げろ!とか言われても、割引しまくって集客してたら割引目当てで客は来てるんだからリピート率そもそも高くないんですよ
50%切って当たり前だから(笑)
リピート率上げるんのであればリピートする人を集めないといけません。
客単価も上げろ上げろ!うっさいですが、メニューの金額の平均値しかでないわけですよ
毎回ゴリ押ししたらリピート率下がるし、いらないメニューなんてどうすすめろっちゅーねんという話です
客単価1万円ほしいなら1万円以下のメニューを作らなければそれで終了です
売上も100万円売り上げたいなら客単価と1日の接客人数から1日にどれだけの客を店に入れればいいか逆算して、それだけの客を集客すればいいだけ
「今月は○○円を目指しましょう!」とか、従業員からしたらシラネーヨって感じなんですよ
別に売り上げあげても雀の涙みたいな歩合しかでねーんだし、店潰れても自分の店じゃないんだからどうでもいいわけで。
このように基本的にはビジネスモデルの作り込みが甘い、しょーもない美容室からはどうがんばってもしょーもない売上しかでてこないのです
だから売上を上げるために実力をつけるよりも、売上が上がる構造を作ったほうが良くて、その上で実力が高いと超良いわけです
実力をつけることを否定しているわけではないですよ
でも「あなたがいる環境や構造はイケてるのか?」というのは、実力をつけるより優先度の高いことだと僕は思います。
ウンコ美容室理論をブログに当てはめてみよう
自分が立っている舞台の重要性についてわかったところで、これをブログ運営に当てはめてみましょう
ブログで情報発信をはじめたものの挫折して終了、というのはいっぱい見てきましたが、
最初の時点で「これじゃダメだろうな~」とか「稼げても副業レベルだろうな~本人はかなり期待してるっぽいけど」ってわかる部分があります
「自分が立ってる舞台はどんな舞台か?」というのがわかってないからそんなんなっちゃう
すんごい田舎でモデル事務所のスカウト待ちとか、イチローのような選手になりたいのに草野球してるとかと同じで、目指すものにふさわしい舞台に立たないとどうやっても無理でしょうという話です
目指す結果に対して、逆算してビジネスモデルを作り込まないといけません。ビジネスモデル=舞台作りです。
ブログでよくあるビジネスモデルの間違いっていうのは3パターンあります
1:収益化までの動線が引けていない
2:ジャンル、テーマが悪い
3:単価が低い
これらに当てはまると結果が出ないとは言いませんけど、期待できるようなビジネスにはなりません。趣味ならいいんじゃないのってレベル。
収益化までの動線が引けていない
モロにビジネス知識のなさから来るものです
美容室などの店舗経営でもまあよくあるやつ。僕がビジネス学ばないとどうしようもないと言うのはこういうことです
これはブログをちゃんと設計すればいいだけの話なので、ビジネス知識があればすんなりと対処できます
アフィリエイトや独自商品で収益化してるなら、それらにいかに興味をもってもらうか?
ブログ訪問→商品への興味→購入までの流れを作り込んでおきましょう。商品の存在を知らせるだけでは導線が引けてるとは言えませんからね
アドセンスであればちゃんとクリックしやすい位置に広告があるか?ということでして、ちゃんと数字を計測してクリック率が上がる位置に広告を設置しておきましょう。
美容室のブログでもよくあるんですけど、予約方法がわかりにくいとか電話番号がどこにあるかわかんないとかよくあります
そういう時ってめんどくさくなって「まあいいか」となるのが人間です。せっかく興味もってもらえたのに予約への動線が引けてないだけで機会損失するわけです
もったいないですよね
収益化までの導線は超重要ですが、ビジネス知識ない人はこのへんがすげえ雑
作り込んでおきましょう、ビジネスの要です。
ジャンル、テーマが悪い
儲からないテーマってやっぱりあります。残念ながら
極端な例で言えば「俳句」とか。俳句が好きだからといって俳句のブログ作っても収益化の手段が乏しいし、興味のある人が少ないですね
こういうわかりやすいテーマだといいんですけど、そうでないテーマだとビジネス初心者は選んじゃったりしますね。
ブログって実績や興味のあることをテーマにすると良いとよく言われますけど、これの落とし穴でもあります
あなたが実績のある、興味のある分野は儲からないテーマかもしれない
儲からないテーマだとしたら、それを全面に押し出したブログをやってもダメなわけです
ビジネス上級者であったり、すでに稼いでいるのなら別だけど「勝てる所(儲かる)で勝負する」というのは超重要なのです。
単価が低い
単価が低いとジリ貧になります。よっぽど売らないと儲かりません
だから僕はアドセンスとかやんないほうがいーよって思ってます。1PVで0.3円とか低すぎ
アフィリエイトでも同じで単価の低い案件で収益化してもしゃあないんですよ。
単価の低さを利用した収益化もありますが、基本的には客が多い状態や後の展開で高い期待値がある時にやるもんです
例えばインフルエンサーがやってるような有料noteとかがあてはまります
客が多いなら収益も大きいし、単価の低いものは数が出るのでコンテンツにふれるきっかけとしてベスト
スーパーの試食みたいなもんで試し食いで興味もってもらっておけば、その後に企画をオファーする時の期待値だってあがります
個人的にはちょこちょこ単価の低いもので収益化するよりも大体の情報は無料で出しちゃって、なにか企画をする時は単価を高く(10~100万内で)してしまう方が色んな面で良いよなって感じますけど。
単価に関しては一概に低いとダメってわけじゃないんですが、基本は「高くする」方向でビジネス作るべきです
その方が変なやつも客にならないし、自分の経済圏に色んな意味でレベルの高い人が集まってきますし。
リアルビジネスなんかマジで顕著で、安い美容室の客の質って終わってますよ(苦笑)
めんどくさい人、変な人って思ってるより世間にいます
大衆を相手にビジネスやったっておもんないし消耗するだけ。なにより自分も成長しません、特に人対人のビジネス。
そのままやって結果出るの?
結果が出ない時って自分の能力のせいにしちゃう人って多いと思うんですが、そもそも自分がいる「箱」に問題がないのかを常に自問自答しましょう
ブログでも美容室経営でもなんでも「このままの構造で結果でるのか?俺のせいじゃなくて構造のせいじゃねえの?」って立ち止まって考えてみてください。(まあ箱作ったのがあなたなら、あなたのせいなんだけど 笑)
箱の構造(ビジネスモデル)が上手くない場合は、努力しても箱のポテンシャル以上の結果はでません
20万しか稼げない構造のブログではマックスで20万だし、僕の美容室は年収800万がマックスなのです
箱がダメなのに広告売ったり、記事書きまくったり、値引きしたり、なんやかんやしても結果でないんですよ。箱を作り変えましょう。
ビジネスモデルという箱を作る能力はビジネス知識があるかないかです
ビジネス知識って地図を作れるか?っていうことなんですよ。多くの人は地図を持っていません、だからブログ作っても稼げないとか、美容室作っても客こないとかになっちゃうわけです
例えば下記の記事では田舎に美容室を作って成功するには?という質問に答えつつ、ビジネスモデルを作った記事ですが、こういうことも知識があるからできるんです
2020.10.09
田舎で「儲かる美容室」を開業するならどうするか?を考えてみた
先日、また美容師の方から相談がきまして、8通にもわたる怒涛のアドバイスをしました(問い合わせからメッセくれましたら内容にもよりますが、これく...
思ったように数字でてないって人は、しょーもない有料noteとかインフルエンサー見てないでおとなしくビジネス学んどきましょう
ちょっとしたテクニックで解決しようという思考がまずダメ。本質的な知識をガッツリ学ぶと勝ち方はすぐにわかります
あとは行動するだけって状態になれますよ。
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