「態度の悪い美容室だけど年収1000万」を可能にしたコンセプトの生み出し方

美容師・美容室経営

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

この記事は「僕が美容室で起業した時の話」の続きです

前回の記事はこちらから読めます

 

今回は「独立開業するならどんな店を作ろう?と考えた時の話」です

コンセプトメイキングやウリを作ろうとか、あなたの店は何屋さんですか?という話になりますが、もっと深い部分まで読み込んでほしいところ

世間が言うコンセプトメイキングというものは所詮「何を売ろう?」という視点であり、それは客の機嫌をうかがう、ごますりビジネスなのです

起業・独立とは自分を開放することの1つだと僕は考えますが、客にごますってたら開放もクソもありません。それは客の奴隷であり、仕事の奴隷であり、資本主義の奴隷であり、楽しいビジネスや人生にはならないのです

僕が言う「資本主義のブタ」に一直線な生き方です。

 

今日の記事は世間が言うしょーもないコンセプトメイキング的な視点で生きている人は何度も読んでほしいですね

そういう視点で生きてると人生がクソおもんないものになると僕は思います。というか実体験なんで(苦笑)

良いコンセプトが作れる人というのは良い人生が作れます

ビジネスを成功させるためのコンセプトメイキングではなく、人生を良くするためにコンセプトの作り方を学びましょう。だって仕事なんて人生の一部なんですよ。

コンセプトを作るとは「圧倒的自分らしさ」をさらけ出すこと

売れるものを作る、儲かることをする

それは正解というか真実ですが、あくまでビジネスを儲けの手段という資本主義的なモノの見方で見た時の話です。そんなビジネスはもう古いんですよ(笑)

もう日本という国は成熟していますし、物が溢れています。そして圧倒的に簡単に稼げるようになっています

それはネットを見ていればわかることですね(子供がYouTubeやブログで稼いだり、大学生が1年で1億円ビジネスを作ったり)

となるとお金の価値は相対的に下がっていきます。最近の若い世代の生き方を見てるとそれは如実に表れてて、若者の○○離れとか言われていますね。

 

稼ぐためにビジネスをやるというのはもう古いんですよ。稼ぐというのは前提にすぎません

「好きなことで生きていく」というYouTubeお馴染みキャッチコピーの通り、まさにそういう時代なのです

だからどんなビジネスも「圧倒的自分らしさ」をさらけ出していかなければいけません。好きなことで生きるとは圧倒的に自分をさらけ出す事とイコールです。

 

今は「何を売ろう?」から「どう自分をさらけだそう?」、そしてさらに付け加えるなら「それをどう儲けにつなげよう?」という時代です

圧倒的に自分をさらけ出し、圧倒的に好きなことをやり、圧倒的に稼ぐ(自分が必要だと思う額を)

これが僕のいうビジネスでありコンセプトメイキングであり、どんな店を作ろう?と考える時にもバックボーンとする考え方です

これは美容室でもブログなどの情報発信ビジネスでもなんでも同じです。

 

僕が起業した当時はこんな具体的に理解していたわけではありませんでしたが、感覚として「自分がやりたいようにやらないといけない」というのは感じていました

だから「美容師としてこれ以上ないな」と思う働き方ができているわけです

しかし残念ながら美容師という仕事が好きではない事に気づいたわけですが・・・。僕が美容師が心から好きであればきっと幸せな人生になっていたでしょう(苦笑)

人は独裁者かヒーローを待っている

「圧倒的自分らしく」というと自分勝手なビジネスだと思う人もいるかも知れません。しかし、これが実はそうでもない

人は圧倒的なものを求めているのです。圧倒的に自分らしいんだからエッジも立って尖りまくりなわけです

それがビッタリハマる人には喉から手が出るほどほしい商品・サービスとなるのです。

 

ちょっと考えてみてほしんですが、あそこの商品・サービスがほしい!と思う事ってどれだけあるでしょうか?

試しにホットペッパーで美容室見てみてください。全っ然行きたいと思える店ないから(笑)

それは「圧倒的自分らしさ」がなく、平凡なものだからです

言ってしまえば信念、熱意、魂なるものが感じられないわけです。感じるのは「こういうものが欲しいんだろお前ら。売りつけてやるぜ!ぐふぐふぐふ」という下心です。

 

人というのはいつだってヒーロー、リーダー、過激な言い方をすれば独裁者を望んでいます。それは歴史を見れば明らかなことです

だからビジネスだって独裁的なもので良くて「これが最高なんだよお前ら!」でいいんですよ。むしろそれくらいがいい

「圧倒的に自分らしく」というのは横暴であるということではありませんが、しかし横暴でもビジネスとして成り立っちゃうこともあります

それくらい「圧倒的に自分らしい」というのは武器になるし求められているのです。世間で言われている「こんせぷと」とはもう次元が違うものになります

その実例として、ここから僕の横暴な美容室を紹介します。

僕の圧倒的に自分らしい美容室

僕がどうやって店のコンセプトを考えたか?ですが、その前に僕の店はどんな店なのかを紹介していきます

その後でなぜそんな店を作ったのか?というのを順を追って説明していき、読み終わる頃には僕なりの圧倒的自分らしさの作り方、出し方、要はコンセプトの作り方が理解できるという形にしたいと思います。

世界一、厳しくて態度の悪い美容室

どんな店なのか?ですが、これはハード面ソフト面の2つから説明することができます

ハード面とはゲーム機で言うファミコンなのかプレステなのか?というゲーム機そのもののことで、美容室で言うと、価格、大きさ、内装、スタッフ数、メニューなど目に見える部分のことです

次にソフト面とはゲームで言うドラクエなのかFFなのかという「内容」にあたります

ハードの根拠と言える部分で「なぜその場所なのか?」「なぜその価格なのか?」という理由に当たるもので、これの集合体が世間で言われる一般的な「コンセプト」というものになります

まあ一言で言えばその店の理念です。理念を見える形にしていく作業が内装だったり、立地だったり、価格やメニューなのです

多くの経営者はハードとソフトが別々になっちゃってるからチグハグな店になり、コンセプトの見えないよくわかんないそそられない店になるわけですね

この辺の話は「美容室開業の前に押さえておきたい3つの要素とファミコン理論」で書いてますので、読んでみてください

 

話を戻して、僕の店はどういう美容室なのか?という話にいきましょう

ハード面ではこのような特徴があります

・10坪の広さで1人営業前提
・価格は中価格帯の中で高め設定(カット・カラーで13000円程)
・駅前、人口の多い市でアクセス良し
・メニュー数は少ない(多分ふつうの美容室の半分もない)

 

次にソフト面です。重要なのはこちらですね

ハード面というのは物件にも左右されるので結果論になる部分もありますが、ソフト面は精神的なものなので「自分らしさ」のでるものです

・美は哲学だ。がモットー
・接客は一切しない
・こちらから会話することはしない(会話0なんてザラ)
・髪質的に無理なことは堂々断る
・自分で決めてもらう
・こいつの髪は切りたくねえな。と思ったら帰す
・ブログが辛口

営業でやってることを箇条書きにすると、思いつくものはこんなところでしょうか

一言で言えば「美は哲学だ。だから頭を鍛えて美しくなれる努力をしろ」という理念なんですが、それだけだとよくわかんないですね(笑)

要は「無愛想で会話しない、客の希望も髪質的に無理なら無理の一言で終わり。似合う髪型とか聞かれてもそんなもん知らねえ、自分で決めることでしょとか言っちゃう不親切で愛想のない美容室」です

これが僕のやりたい美容室であり、これでも毎日予約が埋まるように店を作ったわけです。

 

一見するとサービスもクソもない、世界一厳しくて態度の悪い美容室だと思います(苦笑)

しかし良い悪いとかはどうでもいいのです。僕はこうしたいし、その理由もある

これが世の中に不必要なものなら支持されない、ただそれだけです。しかし実際は支持されているから予約を断りまくりな店になってるわけです。

 

アホな口コミにも堂々と反論しますし、

ブログの内容は基本的に説教です(苦笑)

ヘアスタイルの写真なんかほとんどありません。だってあんなものは髪質が良い事が前提で、一般人にはできないものばかりですから。

 

「圧倒的自分らしさ」があれば、強いビジネスはできちゃうんですよ

あとはそれをいかに世に広めるか?効率よくやっていくか?というのがビジネス知識の問われる部分になります

圧倒的自分らしさがないビジネスはモノがない時代じゃないとかなり難しいですよ

美容室がない時代は建てれば流行りますが、数が増えれば選ばれなければいけない。しかし選ぶ理由がなければ選ばれないわけです

ノウハウやテクニックだけ学んで頭でっかちになってもつまらないビジネスにしかなりません。ビジネス知識や専門知識は重要ですが、それ以上に大切なのは「人としてのユニークさ」です。

すべてはコンセプトから始まる

僕の美容室は「世界一態度の悪い美容室である」という事を紹介しましたが、次はなぜそんな美容室を作ったのか?という話に入ります

僕は20才で美容師になり、最初から独立志望でしたが20そこそこの時は「どんな美容室にしようか?」なんて考えてませんでした

その前にやることがあったというのもありますが、単純にそこまで考えれなかった

本格的に考え出したのは開業する1年くらい前からでしょうか。そのぐらいからまだない店のブログを始めたので、記事を書きつつ考え始めたわけです。

 

開業する時というのは本当に考えることが多いものです。やっぱり不安ですしわかんない事だらけだし、やってみないとわからない事も多いもの(物件なんてまさにそう)

しかし決めれることは決めておきたいし、なにか決まっていないと動きにくい。開業前とはそんな状態です

決めれる事とは「どんな店にしようか?」それだけしかありません

ここがぼんやりしてるから失敗してしまうわけで、これはブログでも起業でも美容室の開業でも同じです

ぼんやり稼ぎたいからという理由だけで、ブログやTwitterで発信してもクソみたいなものになって挫折して終わります

ネット系なら挫折だけですみますけど、美容室なんか作ったら借金残って人生オワタです(苦笑)

 

「どんな○○にしようか?」すべてはここから始まります

圧倒的自分らしさ、自分がやりたい形をどうビジネスに落とし込んでいくか?これがコンセプトの本当の意味です

重要なのでしつこく何度もいいますが、まずはここを決めましょう。決めれるのはここだけですし、決まってるから動けるわけです。

さて、どんな美容室にしよう?

どんな美容室を作ろう?となった時、僕はまず色んな美容室をネットやチラシで見ることにしました。そして1つ重要な事に気づきます

価格、内装、場所、色々決めることはありますが、そんなものはハードの話であり表面的なことです。重要なのはそれらを根拠付けるソフト面

言わば美容師としてのプライド、信念、あり方、それを店に落とし込んだらどうなるか?という事が重要なんじゃないか?と僕は思うようになりました

事実、僕が魅力的だと思う美容室はそういう部分をしっかりと表現していました。

 

しかも僕は1人で営業するので、自分勝手な美容師像を店に落とし込んでもいいわけです

スタッフを雇うなら彼らが活躍できるのはどんな美容室か?というのも考えないといけませんが、僕1人ならそんなことは考えなくてもいい

そして「ターゲットを決めましょうとか、お客がなにを欲しがってるか考えましょう」とか言われてましたが、そんな事も考えなくてもいいんじゃね?って思いました

だって何がほしいとか人によるし、ターゲットなんて結果論じゃね?って話だし、それってなんか自分らしくありません。機嫌をうかがってるみたいじゃないですか

そんなもんは俺がやりたい美容師じゃねえよなって思いました。独立してまで窮屈な思いはしたくないわけで。

 

これが、どんな美容室にしよう?その大前提として「圧倒的に自分らしい美容室にしよう」というのが決まった瞬間です

「圧倒的に自分らしい美容室を作って、来たい人は来ればいい」

これでいいんじゃないの?って思いました。だってこーゆー店ほとんどありませんでしたし、僕が行くならこんな店がいい

これでダメでも1人だから経費もかからないし、リカバリーもなんとかできるだろうと思って「圧倒的に自分らしい美容室を作る」ことに決めたわけです

その瞬間、僕はネットやチラシで美容室を見る事と経営やビジネス本などを読んで考えるのをやめました。

どう「圧倒的に自分らしい美容室」にするか?

「人を雇わず1人で営業する」というのは美容師になった時から決めた事です

それに加え「圧倒的に自分らしい美容室」というのが決まりましたが、次は「自分らしさってなんだ?」という部分です

それさえわかれば後は簡単でそれに見合った、

・ブログやHPを作って発信し集客
・内装、立地などのハード面の設定
・単価と営業時間から売上の上限値を算出し、必ず到達する流れを作る
・価格、メニュー、接客スタイル、リピート戦略の設定

などなどのビジネスプランを作っていけばいいんじゃないかと。

 

コンセプトが決まればこの辺はある程度システマチックな部分で、知識があれば組める部分になります

上手くいかないビジネスってここが弱いと思ってみんな色々イジくるんですけど、そもそも芯になるコンセプトがないから結果でないんですよね

「ビジネスの完成度<コンセプトの強さ」なのです

コンセプトが強ければビジネスの完成度低くてもなんとかなっちゃうし、改善すれば数倍の利益でたりします。

 

当時の僕はビジネス知識なかったんでこういった事はわかりませんでしたが、「パワーの感じる店は流行ってる」というのが感覚としてありました

僕が会った、流行ってる美容室のオーナーはそういう人が多かった

今思えば彼らは圧倒的に自分らしく、最低でもビジネスの完成度<コンセプトの強さという図式になっていたということです

ビジネスの完成度が高ければ、多店舗展開や他のビジネスにのり出したりする起業家になれるわけですね。

圧倒的自分らしさの見つけ方

さて「自分らしさ」ですが、これに気づくのは難しい事だと思われがちではないでしょうか

しかしなんてことはありません、超簡単。今まで世間が言う「こんせぷと」なるものを一生懸命ウンウン唸って考えるより遥かに簡単だったりします

僕がやったことは「自分は仕事中、何を思ってるか?やってるか?」という事を振り返ってみただけです。もっとわかりやすく言えば「何がしたくないか?」とも言えます

「自分らしさ」なんて自分の行動に出ているもので、したい事したくない事に表れています

したい事はする、したくない事はしない。それだけでアイデンティティが出てしまうものです。

 

というわけで僕はそれらをリストアップ。僕は美容師に思い入れもないし、好きでもないのでしたくない事をメインに考えてみました

【したくない事】
・接客全般、気を使うこと
・めんどくさい、難度の高い技術
・パーマ
・しゃべること、セールストーク
・どう考えても無理な希望を聞く

独立までの7年間の間、美容師をしてたらやりたくない事、もっといっちゃえばムカつく事なんていくらでも出てきます(苦笑)

 

したい事も考えてみましたが、1つしかありませんでした。でもしたい事なんて1つ2つかなーって思います

【したい事】
・客に努力をさせること

美容師としての僕の場合はこれだけでした

僕が一番嫌いなのが「努力したくありません」という心理が垣間見えるオーダーです。例えば「朝起きてもラクな感じ、まとまるようにしてください」とか。

そんなもんは髪質次第なんですよ。アンタの髪質が朝起きてもラクな感じになるけど、そんなもんまとまる髪質じゃねえと無理だよって話なんです

髪の毛の美しさなんて髪質と手入れで99%が決まります。勉強はしたくないけど東大に合格したいです、みたいな事を言われるのは超萎える

コーチ系の仕事してる人ならわかってくれると思うんですが、生徒に「うまくなりたいけど練習したくないです。明日から超いいシュートが打てるフォームにしてください」とか萎えるでしょ。何しに来たのお前?って言いたくなりませんか?僕はなる(笑)

美容師というのは「美のコーチ業」でもあるというのが僕のスタンスです。美は1日にしてならず、努力が不可欠な分野なのです

努力したくないんなら絶世の美女に生まれてこんかい!って話です。絶世の美女でも努力しとるんですよ?お前らが努力しなくていいとかありえねーだろって思うのです。

 

どうですか、もうコンセプトっぽくなってませんか?すでに圧倒的自分らしいでしょ?僕がどんな美容師なのか、というのが見えてきてませんか?

すでに僕に担当されたい人もいるのではないかと思いますが、反対に「こいつには絶対髪の毛やってもらいたくねえな」って感じてる人もいるでしょう

しかしそう思われたらもう「圧倒的に自分らしい」のです。「こいつにやってもらいたくない」なんて特徴がないと思わないですから。

したい事、したくない事をコンセプト、ビジネスモデルに変換する

リストアップしたら後はコンセプトやビジネスモデルに変換できないか考えるだけです。なのでできるだけたくさん出しましょう

ここまで来たらもうコンセプトなんてできたも同然で、アイディアが溢れ出てくる段階で、ワクワクするところです

コンセプトやビジネスモデルなんてウンウンうなって考えるもんじゃないんですよ。それはやりたくないビジネスか金儲けが目的のビジネスだけです。

 

僕のケースはしたくない事がほとんどなので、そっちをメインに考えます。このしたくない事をどうコンセプトやビジネスモデルに変換するか?

・接客全般、気を使うこと→接客しないと宣言、強気の発信をする
・めんどくさい、難度の高い技術→やらないので失敗が減る
・パーマ→メニューを減らせる。やらない理由を発信に使える
・しゃべること、セールストーク→喋らない美容室というコンセプトになる
・どう考えても無理な希望を聞く→失敗がなくなる。他店で失敗した人を集客することができる

例えばこうすることでコンセプトや店の方向性に使う事ができるようになります

僕の店はブログで「接客しません」と宣言しています。もうその時点で目立ちますし、接客してほしいめんどくさい奴はウチに来ないので僕のストレスも0になります

そして気を使わず、ズケズケとブログで発信し、来店してもズバズバ言います。「この頭、変ですよ」とか普通に言います

すると「こんなにハッキリ言ってくれる美容師は今までいなかった。どうすればいいのかがよくわかる」と言われるわけです。もうなればもう勝ちですね。

 

めんどくさい技術や難度の高い技術もやりません

なので時間効率がすごく良くなります。美容室は「時間=売上」なので時間効率は良いほうがいいに決まっています。オマケに疲れも減ります

失敗すればクレーム、やり直しになるのでただのコストになり、そしてリピート率の下がる原因となります

そして難易度の高い技術で失敗した人をモデルにしてブログで発信すれば、同じような人を集客することもできます。

 

僕は理由は省きますが、パーマが嫌いです

やらなければメニューを簡略化できるし薬剤代もうきます。パーマの売上がない分、売上が落ちると思われますが、他のメニューの人を入れればいいだけです

そしてこれも同じくパーマで失敗した人をブログで発信すれば集客できますね

パーマをしない理由を書きまくれば検索されます。そんな事を書いてる美容師は少ないので完全にブルーオーシャンです

パーマをしようか悩んでる人、失敗した人をブログに流すことができます。

 

喋ること、セールストークも一切しません

まず喋るの嫌いなんですよね、興味のない人の話を聞くのも苦痛です。客の話とか興味ないですよ(笑)

逆だってそうでしょ?美容師の話に興味あります?うざくないですか?話すことあるならその時に話せばいいだけじゃんって思うんですよ。実際、うちの店は喋りたくない人がいっぱい来ています

「ブログに一切話しません。と書いてたから来ました。私も話しかけられるの嫌なんです」っていう人超多いです。これもブルーオーシャン

一切喋りませんって書いてる美容室なんてそうないですから。そして僕のストレスも0だし作業効率もいいですね、話すと集中できません。

 

セールストークも僕は嫌いです。理由は同じことを毎日毎日何度も言いたくないから

仕事が作業になるじゃないですか。だから嫌だしそもそも喋るのが嫌いなんで(笑)

セールストークも会話ですからね。気も使うしやりたくありません

客も「前の美容室はセールストークがきつくて行くのをやめたんです。ここはそういうのしないって書いてあったので・・・」というのもよくあります

「セールストークしないと売上下がるじゃないか」と言う人いますけど、それなら鏡の前にPOP貼ったり、ブログでセールス記事書いたりすればいいだけです

てゆうかセールスしなくても狙った利益がでるように価格設定すればいいんです。

 

どう考えても無理な希望を聞くというのもしません

これをするから失敗したり、リピート率下がるわけです。僕のストレスにもなるし。

そして無理な希望って山程あるんですが、それをネタにして発信すればまた集客に繋がります。それで失敗した人なんかは解決策まで提案できます

そりゃもうウチの店に来ますよね。僕の美容室のブログはそーいう記事のオンパレードです、ネタが尽きることもありません

失敗した人の修正例を延々とのせるだけです。

変換はいくらでもやりようがある

この時点でもうコンセプトできてますよね

したい事、したくない事さえわかれば、後はそれを元にビジネスアイディアを出していくだけというのがお分かりいただけましたか?

どう変換するかはご自由にって感じです。僕の場合は上記のように変換したんです。

 

自分の欲望に素直になれば、本当にアイディアなんていくらでもわきますよ

したくない事をどう変換するか?を書きましたが、僕がしたい事である「客に努力をさせること」でいくつかアイディアを出してみましょうか

例えばこんな感じです。僕はめんどくさいからやらないけど(笑)

・YouTubeでスタイリング動画、髪の知識などのお勉強系動画をアップする
・メルマガ、ラインで上記を書く
・SNSやブログで上記を書く

 

これで集客、単価アップが自動的にできます(そういうふうにビジネスモデルを組んでればだけど)

スタイリングの仕方、髪の知識を探してるんだから動画を見たら当然来店に繋がりますよね。そしてスタイリングに使った商品を店で紹介すれば買いますし、僕なら単価アップとかめんどくさいんで最初から高価格メニューで攻めることを考えますかね

努力する客層である率は高いし、そういう人はリピート率も出るので経営も安定しやすい客層をゲットすることもできます。

 

こういった動画や発信を全面に出せば「美しくなりたいなら努力をしろ」という色が強く出てきます

もう完全にコンセプトですよね。するとそのコンセプトに共感する人が集まってきます

後はその人達が喜ぶ商品を出せばビジネスが回り続けます。雇用するのであれば、そういうスタンスに共感するスタッフを雇えば組織としても強固なものになります

かなり盤石です。ただの自分勝手な「圧倒的自分らしさ」でこういうビジネスが出来上がっちゃうわけですよ。

「圧倒的自分らしさ」をビジネスに落とし込め!

これが僕が店を作る時に考えた「圧倒的に自分らしい美容室」です

ウケなかったらどうしようかと思いましたが、結果は1年で年収200万から1000万。なのでウケたということです

自分らしさを見つけたら、後はそれをビジネスモデルにしていくだけ

これに関しては数字との兼ね合いもあるので完全にロジックの部分となります。ビジネス学んでいれば、モデルを作るのはそう難しくありません(雇用するなら少しめんどくささがアップしますけど)

作ったらトライ・アンド・エラーの繰り返しでブラッシュアップしていくわけです。根っこのコンセプトが変わりなければ表面をどう変えてもなんの問題もありません

コンセプトをどうビジネスモデルに落とし込んでいくか?というのはコンセプト次第だし、キリがない所でもあるのでビジネス学びましょう。てゆうかビジネス理解してないと作れないです。

 

失敗する人って「コンセプトもないし知識もないからビジネスモデルも作れない」わけですよ

これでは、詰みます(苦笑)

今回は僕の美容室を例にしましたけど、なんでも同じです

最近だとnoteで情報販売するのが流行ってますが、ただ単に「稼ぐ方法教えます!」では売れません。圧倒的自分らしさを見つけ、それを元に商品と販売戦略(ビジネスプラン)に落とし込んでいかないと売れないわけです

それはブログでもYouTubeでも変わりません。

 

というわけでかなり長くなってしまいましたが、「僕が独立開業するならどんな店を作ろう?と考えた時の話」でした

「こんせぷと」から「コンセプト」へ。コンセプトメイキングの参考になれば幸いです。

 

次の記事では起業した直後の話をします

起業した直後っていうのは色々と不安というか怖い時期でもありますが、その時期をいかに乗り越えたのか?とかそんな話です

 

美容室開業の具体的な方法はこちらで読めます

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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コメント

    • 市川
    • 2020.02.07 1:10pm

    こんにちは。
    初めてコメントをさせて頂きます。

    僕は美容師なんですけど、今、美容室を開業しようとしてまして、ネットで色々と見ていたらこちらのブログに行き当たり、何となく記事を見ていたら、のめり込んで読んでいました(笑)
    とても参考になる事が書いてあり、勉強させて頂いてます。
    今の時代、美容室が腐るほどある中で、選ばれるには圧倒的自分らしさというコンセプトが、他のお店とは違うという特徴になるんだなぁと、思いました。
    早速、自分もやりたい事、やりたくない事を紙にでも書いて、魅力作り、お店のビジネスに落とし込んで行きたいと思います。

    • 齋藤慶太
      • 齋藤慶太
      • 2020.02.07 1:19pm

      起業したいのか、美容室やりたいのか、流れに流されて開業という選択肢が思いついてるだけなのか?をまず考えたほうが良いですよー

齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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