こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)
「起業するならお金がいる」というのはもう昔の常識です
まあもちろん、業種によっては今でも起業にお金はいりますが、参入するジャンルを選びさえすれば0円起業できる時代です
0円起業と言えばネットビジネスですが、別にネットビジネスじゃなくても0円起業することができます。それくらい柔軟性のある時代になっているんですよね。
起業する場合、一般的なパターンは3つです
・箱物ビジネスで起業
・ネットビジネスで起業
・アイディア、知識で起業
箱物ビジネスは場所を必要とするビジネスですね
美容室やネイルサロン、パーソナルトレーニング、塾など、資格が必要なことも多いビジネスく、小売り、サービス業、コーチ業などがメインです
ネットビジネスはアフィリエイト、コンテンツ販売、せどりも入れちゃっていいでしょう。0円起業の代名詞であり、起業=ネットビジネスに挑戦!みたいなところもあります
アイディア、知識で起業するというのはベンチャー企業を立ち上げたり、コンサルとかですね。個人起業というより、会社っぽいのが多いイメージです
テレビに出る起業家はこれですね。起業は難しい!というイメージもある人は多いと思いますが、この起業はまさにそのイメージ通りのものです。一番起業っぽいと言えます
今だとこの領域は、ネットサービス関連のものが多いのではないでしょうか。ぶっちゃけ突出した能力がない人、ビジネスに疎い人、凡人には関係のない起業パターンです(笑)
今日の記事では、個人で起業しやすい領域の箱物ビジネス、ネットビジネスで0円起業する方法についてちょっと書いてみたいなと思います
特に箱物ビジネスはお金がかかるイメージですが、ジャンル次第では0円起業できますし、そうでなくても限りなく0円に近づけることはできます。
箱物ビジネスの0円起業方法
世の中の仕事というのは7つのカテゴリーにわけれます
1:高度専門職
2:サービス業
3:コーチ業
4:小売
5:インターネット系
6:製造、流通、建設
7:金融
箱物ビジネスは1~4までを含みますが、0円起業できる可能性のある領域は2のサービス業と3のコーチ業です
飲食、美容室、ネイルサロン、整体や塾、ギターの先生、パーソナルトレーナーなどですね。難易度の高い資格を必要としないので、フツーの人がリアルビジネスで起業するとなればこの領域ですることがほとんどではないでしょうか
2と3で起業するのであれば「できるだけリスクなく」するのがセオリーです。業種によっては0円起業できないものもありますがリスクは下げれますよね
2と3は起業=失敗の代名詞でもありますが、それ他は単純にお金かけ過ぎ、ビジネス知識なさすぎ、サービスの質が低すぎでほぼ理由が説明できます
今回の記事では「箱物ビジネス」と1つにまとめてちゃうので抽象的な話になる部分もありますが、基本はすべて同じなのでまるっと抽象的に理解してちゃってください。
ちなみに1の高度専門職、4の小売は0円起業できないのか?というと、業種にもよるけどまあ無理でしょうね
高度専門職は医者が該当しますが、設備投資が必要ですし雇用の必要もあります
小売は自分で作成したなにかを販売したり、物販などですが、資金がないと製造、仕入れができません
もちろんどちらもリスクを下げる事はできますが、それなりにお金がかかる領域です。ここで起業したい場合は、素直にお金使って起業しましょう
箱代を0円にする
箱物ビジネスで0円起業する方法はこれしかありません。「箱代を0円にする」これで0円で起業できます
箱物ビジネスでお金がかかるのは不動産契約費、工事、設備投資、家賃や光熱費などのランニングコストです
僕が起業した美容室なんて良い例で、不動産契約費に90万くらい、工事に300万、カラー剤や椅子などの設備投資に50万、次の月から家賃+光熱費+通信費がかかってくるわけです
さらにネット集客できない人は広告費もかかってくるという鬼のコンボ。わりと無理ゲーなんですよ
こんなに様々な負担があるのなら「起業はリスク」「起業は失敗するもの」という認識を抱くのも仕方のないことかもしれません
まあ貯金して知識を身につけて勝てる準備をすれば全くそんなことはないんですが、しかし負担が大きいのは事実ですよね。
なので箱代を0円にしてしまえば良いわけです。0円にできない業種なら限りなく0円に近づければいいでしょう
例えば美容師って市場がデカイいために多様性が生まれ、ここ数年で0円起業できるようになりました。シェアサロンと言って場所を借りることができるようになったんですよね
売上の3~4割くらいを渡すんですが、店舗もってもそれくらいの経費かかるんで同じです。借金しなくていいと考えれば安いくらい
シェアでなくても、最初からフリーランス契約で雇用する店もふえてきています
飲食とかも東京であれば、シェア厨房みたいなのがあるそうです。他の業種でもこういった形はこれからドンドンふえるでしょう
なので業界がこういうノリならそれにのっちゃえばいい。
例は美容師ですが、フリーランスで起業する方法はこちらの記事に書きました
箱代を0円に近づける
シェアサロン的なものが業界にまだない場合や、地方で起業したい場合は0円にすることはできません
その場合は単純に限りなく0円に近づけることになります。こういうのはアイディア勝負
まず考えられるのが「箱を用意するのを放棄する」ことが考えられますね
一番簡単なのは家でやっちゃえばいいし、相手の家に訪問するとかもアリです。ネイリストとかならできそうですよね。
なんらかの理由で「箱を用意するのを放棄する」ことができないのであれば「オンライン化」です
僕が知ってる例では、ギターのコーチ業でオンラインでやって成功してる人がいます
今だとズームとかありますから、ネット上での対面指導もできますし、コンテンツ化すれば対面指導しなくても収益を出す事ができます(こうなるとネットビジネス化だけど)
ここまでのやり方なら箱代は0でもできます。
上記のどちらもできない場合は単純に「箱代を安くする」というのが真っ先に思いつきますね
立地や大きさを選ばなければ家賃、不動産契約費は単純に下がります。立地が悪くなるのはマイナスと捉える人が多いですが、それが逆に価値になる例も調べれば出てきます
例えば確かアパレルのマルタン・マルジェラというメーカーだったと思うんですが、客のほとんどが車でくるようなすげえ立地の悪い場所に出したんですね
でもそれが逆に味があったらしく、ちょっとした話題になっていました。マイナスをプラスに転化したわけですよ
立地が悪いとか、小規模、こんな場所で!?というのは、今はもうある種の価値となっています。ちょっと立地悪いところのほうがワクワクするみたいなのありますよね。
箱代を安くする方法は場所だけではありません。ムダなお金をかけないという初歩の初歩も忘れてはいけないです
箱物ビジネスをやる人のクセと言ってもいいんですが、設備にお金かけすぎなんですよ
椅子とかソファとか高いのいりませんから。中古で数千円から1万円で十分です、美容室とかの椅子も1万円で買えますからね。装飾品とかもいらないし、仕事で使う設備も中古なんていくらでもあります
このへんの話はもはや0円起業ではないですが、超重要な考え方です。金にならんところに金かけても仕方がないわけです。超高級店だけでいいです、そんなのは。
お金がかかってないビジネスというのは、そのぶん規模も小さくなりますが、個人起業のスタートアップとかはそんなもんでいいんですよ
ここで上手くいくかもわからないのにリスク背負う必要はありません
リスク0で起業して、「これはいけるわ!」と手応えを感じたら借り入れして規模拡大すればいいんです。
ネットビジネスは誰でも0円起業できる
ネットビジネスは昔はアングラで怪しいの代名詞でしたが、もはや起業・副業するならネットビジネス!くらいのノリです
このへんはインフルエンサーやYoutuberの貢献は大きいですね。まあ彼らがやってるのは人気ビジネスなので起業とはちょっと違いますが。
ネットビジネスは副業からコストをかけずに始めることができるのが最大の特徴ですね。ネットビジネスとは0円起業できて当たり前なのです
これ、マジでヤバいですからね。ビジネスをやる上で、少しづつ積み上げることができて、お金をかけずにできるってなかなかないです
本屋にいけばネットビジネス、SNS見ればネットビジネス、情報起業家がすすめるのもネットビジネスですが、これだけ色んなところで言われるのも当然なのです。
ネットビジネスは「何者か」になってからがスタート
ネットでビジネスをやるとなると選択肢が多く、リアルではないので抽象度が高いですから「何をやるのか?」という問題がありますが、
1:なにもないならアフィリエイトやアドセンスなどの広告収入
2:専門技能、知識、実績があるならそれに関する発信
というのが一般的です
ブログやらSNSやらでよく言われるのは1ですが、これはもうよくて月10万円程度の副業レベルまでしか稼げないことがほとんど
ネットで起業したいなら2という選択肢しかありません。最初は1で、のちのち2に移行というのがよくあるパターンですね。
アフィリエイトやアドセンスは延々とブログを更新したりしてアクセスを集め続ける作業ですが、「アクセスを集める」というのはもうキツくなっています
ネットで発信する人がふえたし、広告はウザイものという認識だし、広告主の意向で収入が左右されるし、誰だかわかんない人の情報に興味はありません
ネット上では「何者か」にならないと見向きもされないのです。
なんらかの専門技能、知識、実績があればこの「何者か」に非常になりやすくなります
キンコン西野さんであれば有名な芸人という実績、絵本という専門技能、マーケティングの知識を使ってますし、イケダハヤトさんなんかは田舎に移住という実績とネットビジネスで稼ぐという専門技能、知識とか使って発信してますよね
そういうネタを軸にして発信して「誰が」になっていくのです。専門技能、知識、実績があれば自動的に「誰がになれる」ということではないですが、最低条件なのです。
SNS見てるとこういうのがわかってない人が「ブログで自由になりたい!」とか言ってがんばってますが、てんでダメなわけ
そういう人ってだいたいアドセンスやってんですよね(笑)
延々と「アクセスを集めるためには記事を更新しろ!」という神話を信じてやるわけですが、出来上がるのは無味乾燥な誰でも書けるような発信
それではちょっとキツくて当たり前なのです。
このへんの話はこちらの記事でもう少し深堀りしています
ネットビジネスは自分のブランドテリトリーを持つべき
なんらかの専門技能、知識、実績があればネット上で1つのビジネスを作ることができる可能性があります
専門技能、知識、実績というと構えてしまいますが、わかりやすく言っちゃえば趣味、好きなことで十分です。まあ大体の人はこれがないから大変なんだけど(笑)
(ない人は今から見つけるしかありません。これは色々やってみるしかないので時間のかかることですが)
専門技能、知識、実績があるとか、趣味や好きなこと、こういった分野はいわば自分のテリトリーなわけですから、何者か=ブランドになりやすい、ブランドテリトリーなのです
だから情報発信するなら「ブランドテリトリー内で行う」というのがセオリーです
特にTwitterとか見てると思うんですが、ブランドテリトリーを展開せずになんとかしようという人が多いなと思いますね。
僕が最近おもしろいな、と思ったのがnoteで地政学の記事を販売していた人ですね
たまたまnoteを見ていた時に見つけただけなので、地政学の専門家なのかただ好きなのかはわかりませんし、売れてるのかどうかもわかりませんけど、こういうのが当たり前にできる時代になったんだなあと。
これ、YouTubeでもできるしセミナーやってコンテンツ化もできるし、メルマガやブログやっても人集まると思うんですよね
「地政学」を教えるだけではちょっと売れる程度でしょうけど、抽象度をあげて地政学の考え方を人生やビジネスにいかすとかの形にすれば情報発信で飯くえそうです
ビジネスやってる人って色んな事学びたいと思ってるんで興味出ると思うんですよね。ビジネスやってる人相手にすると意欲とお金があるんでビジネスもやりやすいですし。
こういう学問っぽいものや、いかにも稼げる系の知識ではなくても、カジュアルな趣味とかもジャンルによるけど全然可能性ありますよ
芸人だったヒロシとかキャンプで有名ですよね
彼は有名人という武器があるけど、1つの可能性は示してくれてると思います
YouTube見てみてほしいですが、キャンプしてるところをただカメラ回してるだけですからね。好きのレベルが高ければ同じような人が見てくれるものですよ
YouTubeだけなら広告収入のみになりますが、別にメルマガとかブログもやってもいいし、ファンがふえればマネタイズの方法はいくらでもあります。
起業するなら致命傷にならないように。
このように起業には貯金がいるかといえば、必ずしもそうではないわけです
もちろんお金はあったほうがやれることや規模感も大きくできますが、スタートアップの時はとにかくリスクを下げるべき。失敗しても死ななければまた再起できるわけですからね
失敗したわ、借金残ったわ、となるとメンタルもやられますから、そこからまた再起できるかというとちょっとキビシイ人も多いのかなと思います
「俺にはビジネスのセンスがない・・・」と思いながら、仕方なく雇われの人生というのも死んだも同然ともいえます。
なのでとにかく再起できるようにしておきましょう
金銭的リスクを限りなく0にしておけば、失敗しても「良い経験したな」とポジティブになれるものですし、話のネタにもなります
僕もセミナー業や、アフィリエイト、せどり、投資とかやりましたけど、全部失敗してますからね(苦笑)
ただ、金銭的な失敗はしていません(むしろチョロっと稼げた)ので、経験値とネタという視点で見ると時間ムダにしたけどまあいいんじゃね、人生はそんなもんでしょ。と思えます
こうやって実際に色々やってみると、自分がどういう仕事をしたいか?が見えてくるもんですよ。やりたい仕事とはこうやって見つけるんじゃないですかね。
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