ブラック企業の特徴を定義してみた【個人で稼ぐ時代に必要な定義力の話】

個人で稼ぐ

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

もはや使い古されて目新しさのない「ブラック企業」という言葉がありますよね

稼げる系の発信でよく聞く「ブラック企業で働いていましたが副業して自由になれました!」などという、胡散くささと薄っぺらさしか感じないフレーズも今では懐かしい気持ちにすらなります。

 

現在進行形でブラック企業で働く人は、この日本では大変に多いと思います

Twitterなんかを見ればブラック企業からの脱出や、現在過去のブラック自慢、はては人権侵害だ!という論調を目にしますが、このブラック企業という言葉

自分の中でちゃんとした定義はあるでしょうか?

 

ブラック企業とはなんですか?と問われた時にササッと自分なりの定義を語れたり、その周辺の話をすることはできますか?

ブラック企業をテーマに人を引きこむような話や、1つの考察を提示したり、あるいはセミナー等で数時間話せるでしょうか?

こういった事ができなければ、あなたの中にブラック企業の定義がない状態といえます。

 

情報発信をしていたり、コンサルなどを生業としている、したい場合はこれくらいは朝飯前にできなければお話にならないのは言うまでもありません

情報発信は自分なりの定義を世間に発信していく事が重要ですし、コンサルなどの教育業は定義を人に伝えるのが仕事の1つだからです。

 

しかし、そういった生業とは関係のない学生やサラリーマンなどの一般人でも、これくらいポピュラーになった言葉にたいしては、ちゃんとした定義を持っておくことは非常に重要です

世間に浸透した言葉というのはそれだけのパワーがあるわけですから、生きている限り自分にも影響のあるものです

そうした時に自分の中に明確な定義がないと、世間に振り回されてしまいます。それを「大衆」とかあるいは「バカ」と呼ぶわけですよ。

 

定義がないと、とにかく何も始まりません

「個人で稼ぎたい」のであれば物事を自分なりに定義する力がないといけませんし、別に起業とかに興味ない場合でも、定義できていないと対応や接し方も間違うものです

定義がないということは、理解できていないのと変わらんのです。

 

発信がおもしろくない人や、あまり稼げない人って定義がないんですよね

定義がないまま話しても無味乾燥的なものになりパワーがありません。ググれば出るやんそれ的なる内容しか話せない

発信がおもんない、起業しても稼げない人というのは定義がない、おもんない、借りてきたものなのです。

 

このブログは個人で稼ぐとか、情報発信を1つのテーマにしていますから、今日はそのための重要な能力「定義」の一例をブラック企業を例にしてみようかなと思います

ブラック企業をテーマにした理由はとくにありません。たまたま「Twitterでよく目にするなこのテーマ」と思っただけです。

ブラック企業の定義

世間では長時間労働だとか、パワハラ、過労死した人がいるなどがブラック企業の代名詞となっていますが、これは定義ではなく条件の1つ1つをズラズラ並べているだけです

長時間労働でも給料が高ければキーエンス(日本一、年収の高い会社)や医者みたいにブラックとかは言われないし、パワハラも相手次第では熱い指導とかいわれるし、過労死に関しては高校ラグビーの強豪校では練習で人が死にますが特に話題にはなりません

定義とは条件をすべてひっくるめて含んでおり、なおかつそれぞれに明確な説明ができる状態のことなわけです。

 

僕が定義するブラック起業の定義は、こんなものです

・給料が安い
・おもんない
・時間がない
・スキルや資産が残らない

それぞれ見ていきましょう。

給料が安い

まあ言うまでもないですよね。給料が安いとなにやっても「割に合わねえな」としか思えません。ある種の人権侵害です(笑)

逆に高給であれば多少の理不尽があっても耐えれるものですし、休日は趣味や散財でもしてストレス発散もできます

家族関係もお金があるだけでだいぶ安定しますし、様々な悩みも解消されます。子供がいたり高齢者、病気持ちの人がいる家庭なんかは特にそうでしょう。

 

お金で最も重要なことは「安心が買える」ということです

ということはお金がないと不安しかないというか、実際にその不安は具現化してえらい目にあいます。人生の充実にお金は欠かせないものなわけですよ

そのお金を得るために働くのに、給料安いとかもう終わってると僕は思うんですね。

 

まあ企業側もそんなにたいして儲かってませんから払えないというジレンマがあるわけですが、これは構造的な問題なんでもう仕方ありません

別に労働者を搾取しているわけではなく、払えないものは払えんのです(ビジネスの利益なんて1~3割。ネット系のビジネスは利益率高いけど人いらないので雇用が生まれません)

雇われで稼げる金額なんて、子供の頃から勉強ばっかりしたトップ層で年収1000万程度ですからね。お金の面で言えば雇われなんて非効率すぎてショボンヌです

起業すればトップ層じゃなくても1000万とかフツーにいきますから。僕はトップ層の人間ではありませんがいってるし。

 

ちなみに日本だと年収350万くらいが中央値だそうですが、これは起業してる人も含んでるので雇われの人やフリーター、非正規雇用でソートするともっと下がるりそうです

どのみち中央値が350ってヤベえなとしか思えません。給料安すぎでしょ。

 

そう言えば先日トヨタが年齢での昇給やめると言ってましたね。企業というのは大企業に追随するものですから、これが日本のスタンダードになるでしょう

今更かよって感じだけど。

時間がない

「自分の時間がとれない」というのもブラック企業のハズせない条件の1つです

人生で一番重要なのは間違いなく時間ですよ。みなさん時間を軽視しすぎですマジで。

他人から大量の時間を奪う殺人の罪が重かったり、労働基準法でわざわざ労働時間まで決まっているのが良い証明だと思うんですよね。

 

仕事して終わったら終電とか人生終わってるのと変わりません。刑務所の方がよっぽど健全なんじゃないでしょうか(笑)

時間がないと勉強などの未来への投資もできないし、料理したり疲れとったり趣味に時間使ったり、お金を得るために働いてるのにそのお金を使う時間がない、などとにかく人生のクオリティが下がります

個人的には仕事は1日3,4時間が限度だと個人的には思いますね。それ以上やると自分がやるべきことややりたいことをする時間が確保できません

趣味、勉強、心身のケアなどを考えると、仕事時間はこれくらいじゃないと時間足りないですよ。

スキルや資産が残らない

その仕事をやってスキルや資産が残らないのであれば、なんの意味もありません

ただお金をもらうだけの仕事です。そんなもんは学生の時のバイトで十分で、いつまでもやることではありません。そんな仕事して良い人生になるわけがない

まあ全くスキルや資産が残らない仕事というのもなかなかないですが、伸びしろがなくなったらサッサと辞めるべきです。それ以上の成長が見込めませんから。

 

あとそのスキルや資産にたいした価値がないものも続けても仕方ありませんね

例えばコンビニ店員は接客、商品管理、レジ打ち、対人関係、コンビニで働く能力が得られますが、所詮はコンビニバイトレベルのスキルで大した資産価値はありません

働いたことのない高校生とかならいいと思いますが、ずーっとやる仕事ではないです。

 

僕が美容師やめるのも「これ以上スキルや資産が残らない」というのがあります

もう技術にも興味がないし、店も拡大する気すらありませんから人、店舗、収入などの資産もふえません。これ以上やってもスキルも資産も伸びないのです

自分にスキルや資産が残らない仕事はブラックですので速攻でやめましょう。

おもんない

最後に「おもんない」です

至極単純ですね、おもしろくないことは最低で、そんなもん長年やりたくないのは言うまでもありません

まあおもしろくなくても、お金が十分に稼げて、時間があって、スキルや資産が残るなら全然アリだと思いますが、この世のほとんどの仕事はそうではありません(苦笑)

 

この「おもしろい」というのをクリアするのはかなり難しいことです

なかなかそんな仕事には出会えないもので、出会えた場合はだいたい大きく成功します

ビジネスで成功してる人というのはこれをクリアしていることが多い。だからフルコミットでやれるわけですよ。最近は起業・副業ブームですが上手くいく人といかない人の差はこれです

才能があるとか、頭がいいからとか言われますけど、おもしろいと感じれるというのが大きいのです。おもしろかったら異常行動できますし、考えて行動しますからそりゃ成功しないわけがありません。

 

「おもしろいかどうか」というのは感情の問題ですから、それに出会うまでは単純に数勝負です

おもしろいと思えるものに出会えるまで色々やってみるしかありません

おもしろいと思ったものが数年立つと「おもんない」に変化することだってあります(僕とかそうです。美容師おもんなくなりましたから)

 

だから現実的に「おもしろいと思える仕事」を見つける方法は「まずお金と時間を確保し、スキルと資産をストックして、色々やってみる」ということになります

要はだいたいの人は起業するしかないわけです。そんな条件は雇われではなかなかありませんからね

なんにせよ、もう同じ仕事をただボーッとやればいい時代は昭和で終わっています

パラレルキャリアだとかいう単語もありますが、流動性や変化の強い時代になってるわけですから、変化のあった時にスッと移動できる能力というのが重要になるのですよ。

 

ブラック企業やそれにしがみつく人というのは共に「終わっている」のです

ブラック企業が潰れるのは必然だし、潰れてどうぞという感じなんでどうでもいいんですが、それにしがみつく人を見てると「おいおい・・・こっちに道あるじゃん」と思ってしまいます

別に起業しなくてもいいけど、副業したり、あるいは考え方変えるだけで生き方も変わるのになあ。って思いますね。

定義を繰り返して「何者か」になろう

さて、以上が僕が思うブラック企業の定義です

・給料が安い
・時間がない
・スキルや資産が残らない
・おもんない

で、1つ気づいてほしいんですがこれらの定義って連動してるんですよ

給料が安くて時間がないと自分にスキルや資産が残せません。そんな状態がおもしろい人なんていませんから当然ですが、人生すらも「おもんない」ものになります

ブラック企業に勤めるだけで人生もブラックになるのです(苦笑)

 

これは起業してる人でも同じです

例えばせどりやアフィリエイトで稼いでいたとしても、4つの条件に当てはまるならブラック状態ですからさっさと次のステージにいくべきなのです

やっぱり続かないですからね、どこかでエネルギー切れてしまいます。アフィリエイトとかサラリーマンに戻る人とかめっちゃいますからね。

 

僕も現在進行系でブラックな状態です。収入は最低でも3000万はほしいけど1000万しかないし、労働時間は美容室と情報発信で14時間くらいあるし、美容室やってもスキルや資産はもう残らないし、なによりおもんないです

その状態を打破したいがために情報発信というジャンルへ参入したわけです

情報発信は収入面でも稼いでる人はいるし、労働時間も仕組み化と自動化が可能なので労働時間のコントロールもできるし、当然スキルと資産も残ります

なにより、学んで、情報を発信して、自分の文化や経済圏を作ることは楽しいと僕は思えます。

 

こうやってなにか1つの物事を定義すると自分の人生というのも見えたりするもんですよ

自分の中の定義っていうのは「世界に対する態度」ですからね。僕のように起業するならそれはある種ブランドであったり、キャラクターにもなります

このブログ読んでる人は何らかの分野で起業したいとか情報発信したい人だと思うので、ぜひ意識してみてください

定義がないと「何者か」にはなれないですから。

 

僕は美容師としてずっと生き残る自信はあります(やる気があればだけど。もうないので無理)

それは「美容師として何者かになっている」からなんですよね。こういう自負があれば困ることはありません。店舗ビジネス&労働集約型のビジネスは病気とか災害とかにはアレだけど。

個人で稼ぐのであれば「何者か」には必ずなりましょう。一発屋とか稼げなくなる人は何者にもなれなかった人なのです。

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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齋藤慶太

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27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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