こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)
先日書いた下記の記事ではGoogleサーチコンソールの使い方、基本的な機能について解説しましたので、今日はちょっと実例でもご紹介しようかと思います
サーチコンソールは「読者のブログ訪問前の行動を計測する」ことができ、ブログがどんな検索キーワードで何回表示され、そのうち何回クリックされたか、検索エンジンでの掲載順位などがわかります
それらの情報を元に、アクセスをふやす方法や、アクセスの多い記事のクオリティアップをしていくわけですが、こういったwebツールを使った分析、改善はビジネスやwebツールに慣れていないとよくわからないものです
なのでこの記事内の実例からなんとなくのイメージを掴んでもらえたらなと思います
やることは複雑ではなくシンプル
メディアを育てるとか情報発信で稼ぐ、情報発信で本業のビジネスを強化したい場合、「数字を見て改善する」というのは言うまでもなく避けては通れません
アナリティクスやサーチコンソールを使ったブログのクオリティアップはそのエクササイズ、入門として最適なのでそういった数字に疎い人は取り組んでみてください。
ブログのクオリティアップの目的
最初にブログのクオリティアップの目的を共有しておきます
アナリティクス、サーチコンソールを使ってブログを改善する目的というのは、
・アクセスアップ
・熟読してくれる人をふやす
大ざっぱにしてしまうとこの2点のみです
メルマガ登録率やアフィリエイト、独自商品、リアルビジネスなら予約や来店など、ブログからどれだけそれらに繋がったか?を気にする人も多いですが、こういうのはアクセスと熟読してくれる人がふえれば解決することなんで、ここでは気にしなくてokです。
具体的な作業としては、
・記事のリライト(特にアクセスのある記事)
・記事タイトルの練り直し
・内部リンク、メルマガ登録、セールスページへの誘導などの導線強化
・ブログ全体のデザインの練り直し
がメインとなります
アクセスアップとブログ内のコンテンツを見てもらうための作業ばかりなわけですが、これらを効率よくやるためにアナリティクス、サーチコンソールを使っていくわけですね
この記事ではサーチコンソールの実例ですが、アナリティクスでも考え方は同じです
アナリティクスでのクオリティアップの方法は解説記事にまとめていますのでぜひ一読を。
ちなみにアナリティクス、サーチコンソールを使ってブログの改善をしていくのはある程度運営してからにしましょう
あまり記事がない、アクセスがない状態ではデータも集まりませんから改善のしようもありません
・記事数が50記事以上
・運営して3~6ヶ月くらいたっている
・アナリティクスやSearch Consoleに十分なデータが蓄積されている
このような状態であれば、手をつけてもいいと思います
記事数が50以上あったり、運営して半年ほどたっていればアクセスもそれなりにあるでしょうから、改善に必要なデータ量があるはずです
仮に50記事以上、半年経過しているのにアクセスがあまりない場合は(扱うテーマによってアクセスの母数も変わるので感覚的になりますが)ブログのクオリティが低すぎる可能性が高いので、1から見直したほうがいいですね
その場合はこちらの記事を参考にしてください。
Googleサーチコンソールからクエリ、ページを見る
ではサーチコンソールを使ってブログのクオリティアップをしてみます
基本的な機能や使い方は下記の記事で確認してもらうとして、ここでは改善の際の流れを見せていきます
まずは検索パフォーマンスから「クエリ」と「ページ」を見ます
クエリではよく検索されているキーワード、ページではアクセスの多い記事がわかりますが、今回はページを使って改善してみます
一番上の記事はグーグルの検索エンジン上で2000回表示されて、そのうち63回クリックされていますが、これは改善する余地があり効果も高そうですね
クリック率を10%にするだけで63回から200回になるわけですし、検索もよくされているキーワードですからニーズも十分
もちろん検索結果上でライバルが強い可能性もありますが、見た所そうでもなさそう。もったいない状態なわけです
というわけで、
・タイトルの修正でクリック率のアップを狙う
・記事のリライトで直帰率を下げる、ブログ自体に興味をもってもらう
・内部リンクで他記事も読んでもらう
・キラーコンテンツ、セールスページに飛ばす
このような作業をやっていくことにします。
ちなみに改善する記事はこちら
記事タイトルの修正
検索エンジン上では記事のタイトルの重要性はいわずもがなですね
キーワードが入っているか、クリックされる魅力があるか、ライバルとの差別化ができているか、などなどSEO対策で色々と重要なポイントがあるのが記事タイトル
タイトルの付け方は別の記事で書いてるのでそっちを読んでもらうこととして、この記事では「どう変えたのか?」を解説します
【参考記事】
修正前の記事タイトルは「俺の美容室のリアルな経費を公開」でした
実はこの記事はテキトーに思いついたことを書いただけで、SEOとか気にせず書いた記事です。内容的にもただの経費の紹介ですからおもしろみを感じないため、あまり力を入れず
しかしフタを開けてみると意外と検索されちゃってたわけです
ブログってこういうことが結構あるので定期的にアクセス解析を見る必要があるんですよね
もうちょっと調べてみるとこの記事は「美容室 開業 経費」というキーワードでも検索されている事がわかったのでタイトルを「開業前に知っておきたい!美容室にかかる毎月のリアルな経費を公開」に変更してみました
「俺の美容室の経費を公開」はちょっとバカっぽい(笑)
まあこれはこれで目にとまる気もするのでクリックされるかもしれませんが、真面目な感じにして開業というワードを入れて具体的にしてみました
もし数字が下がったのであればまた変えればいいだけです。
記事内容のリライト
修正前は開業にかかる経費をズラズラ並べただけの記事だったので「次がない」状態です
「ふんふん、なるほど。勉強になったなあ」で離脱されるか、パッと見で離脱されるかのどちらかですが、こちらとしては直帰率を下げて、他の記事も読んでもらいたいところ
修正前は、
・うちの店の規模感
・毎月かかる経費
→固定費、変動固定費、その他経費
・経費のバランス
このような記事内容でしたが、修正&加筆し、
・うちの店の規模感
・毎月かかる経費
→固定費、変動固定費、その他経費
・経費のバランス
・ホントに独立していいのか?
・美容室開業を成功させるための最低条件
・最低条件がそろっていない人の失敗例
・開業するならこの記事を読め
このようにリライトしました。
内部リンクで他記事、キラーコンテンツ、セールスページへ
アクセスの多い記事から他の記事、メルマガ、セールスページなどに飛ばすのはブログの基本テクニックです
そもそもそのほうが読者に親切ですから、ブログを回遊してもらえるように動線をしっかり作っておきましょう
最近のテンプレートを使えば導線もはられているんですが、それだけでは不十分。人ってほんとに行動しないんで(苦笑)
こちらから積極的に次の行動を持ちかけないと人は動かないものですから、記事から記事への導線は必ず作っておきましょう
テンプレートの動線はその補助みたいなもんです
今回の改善例では「・開業するならこの記事を読め」の項目で内部リンクを貼っておきました。
2倍の数字が出ることも。
サーチコンソールを使って今回はこのようにブログのクオリティアップをやってみました
もちろん記事単体ですからそこまで大きな効果があるわけではありません。しかしチリ積もなわけです
このブログではないですがコツコツと改善して気がつけばPVやページセッションが3万PVから5万PVに上がったこともあります
収益化とかになってくると数字を1%上げるだけで利益率がめちゃくちゃふえたりもしますから、情報発信のはじめの一歩に最適なブログで数字の改善をクセづけておきましょう
なによりせっかくブログ書いてるのに、ちょっとしたことで読まれないというのももったいない
1の労力を10にできるのがネットを使ったビジネスなわけですから、効率よく省エネでやっていきましょう。
情報発信していくのならぜひ用意しておきたい「ブランドブログ」の作り方はこちらでまとめています
初めまして。
記事を拝見させていただきました。
ブログのテコ入れ勉強になりました。
ありがとうございました。
はじめまして。
ランキングから来ましたミラです。
記事のテコ入れのやり方が具体的で分かりやすかったです!
この記事を参考にやってみます!
また訪問します!ありがとうございました。
ぜひやってみてください。すぐ要領得ますよ
こんにちは。
ブログランキングからきました。
ブログのテコ入れとても勉強になります。
また拝見させていただきます。
どうぞどうぞ
はじめまして、こんにちは。
ランキングから訪問させていただきました。
記事を読ませていただき、ブログのテコ入れの大切さが分かりました。
そして、記事が少ないうちに何回も修正するのは、データに現れにくいのかも?
と自分で、気づきました。
ありがとうございます。
記事が少ないうちは書くことやキャラも定まってないので
二度手間になりますからね