今回も「美容室開業の前に絶対に押さえておきたいファミコン理論」の続きです
前回は「プレイヤー編」でしたね
まあ読む順番はどうでもいいのですが。
今回の記事は「ソフト」についてです
これは言い変えると、どんな店にしようか?ということですね
目に見えない部分なのでテキトーにしてしまう人がほとんどですが、めちゃくちゃ重要です
「どんな店にしようか」この部分で客単価やリピート率、
実際の営業の動きが決まります。
ここがテキトーなのに「客単価を上げろ!リピート率上げろ!」とかいう経営者いますが、アホなのか?と思います。
プログラムがちゃんと組まれていないゲームは動かないのと同じで、店もソフトがグダグダだとちゃんと利益出るわけないんですよ。
ゲームと同じでソフトの中身は考えることが多いです
しかしここさえしっかりしていれば、売上はあがります
ソフトだけでプレイヤー、ハードとちゃんと連動してなくても、なんとかやれてしまうくらいソフトは重要です
まあ連動してないと長続きはしませんが。
ちなみにうちの店は連動していません(笑)
だから美容室やめるわけです
僕というプレイヤーのことを考えると、美容室経営というジャンルのソフトは合わなかったんですよね。
もう一度いいますが、このファミコン理論は開業前に思いつきたかったですね
自分で考えたものですが、
よく出来てるなあと思います(笑)
目次
ソフトの物質的側面
ではソフトの物質的側面から見ていきます
・メニュー
・価格
・来店から退店までのアプローチ
・集客戦略
・ブログやインスタなどのメディア構築
・扱う商品
・接客&営業マニュアル
・社内ルール
こんなとこでしょうかね?
以上を「自分がやりたい美容室」に見合った形で
用意していきます
ソフトの精神的側面
精神的側面は「自分がやりたい美容室」を具現化させていくことです
言い変えるとコンセプトですね
コンセプトはビジネスにおいて非常に重要で、かつ難しいポイントです。
ここがないと売上も立ちません
売上が伸びない美容室はコンセプトがありません
コンセプトがないとメッセージが弱くなったり、胡散臭くなったり、とってつけたような、どこでも言ってるようなことしか言えなくなります
どこにでもある美容室なんか誰も来ません
コンセプトの作り方
コンセプトの作り方は2種類あります
自分からにじみ出てきたものをコンセプトにする方法と、消費者が求めているものを読んでコンセプトにする方法です。
簡単なのは自分からにじみ出たものをコンセプトにする方法です
自分にobeyしていれば自分がやりたい事はわかりますから、それをソフトの物質的側面と照らし合わせて整形するだけです。
消費者が求めているものを読んでコンセプトにする方法は非常に難しいと思います
ビジネスに長けていたり嗅覚がないと、出店してみたもののハズしたということになりかねません。
消費者が求めているものというのは、
消費者も気づいていません
聞いても答えられないし、
答えても適当に言ってるだけなのです
察しないといけないわけです。
美容師何年もやってたら空気感というのがわかってくると思いますが、その空気感から読んでいくしかありません
まあようは勉強しろということですね(苦笑)
ちなみに一番いいコンセプトは自分からにじみ出たものと、消費者が求めているものをかけ合わせたコンセプトです
コンセプトがある状態とはどんな状態か?
コンセプトって抽象的な概念なのでわかりにくいですよね
「私はこんなコンセプトでやってます!」と言っても実際はコンセプトになっておらず、ただの理念止まりだった
なんてよくある話です。
コンセプトがしっかりある状態とはどういうことか?
を補足しておきます
美容室というのはリピートが前提のビジネスモデルです
なので「コンセプトがある状態」とは「客があなたの店にリピートしなければいけない理由を自分で説明できる」状態のことです。
例えば「髪をキレイにする」というコンセプトの場合
・髪をキレイにする
↓
・客にどういう状態を目指すのか教える
↓
・客がリピートしなければならない理由を自分で説明できる
この公式が店にあり、なおかつ実践されていればコンセプトがある状態です
システム化とマニュアル化
コンセプトがあっても実践されていなければ意味がないです
スムーズに実践できる状態にまとめておくことを「仕組み化」と呼びます
仕組み化されたものをスタッフに落とし込むことが「マニュアル化」です
仕組み化とマニュアル化できている状態を「システム化」と呼びます
経営の最終目標はシステム化をすることです。
さっきのコンセプトをもとにリピートを促す仕組みを作るとするならば、こんな感じですね
・ゴールの共有(コンセプトの共有)
・次回の支払いを促す仕組み(セールストークで次回の提案)
・次回予約の取得(トーク、割引などで促す)
・失客を減らす(DM、メルマガなどでリマインド)
・継続のメリットを伝える(ゴールの共有、特典をつける)
・継続しないことのデメリットを伝える(当店しかできない。などの限定性)
これが「仕組み化」です
仕組みを作ったらそれで自分が望む結果がでるか検証し、okならマニュアル化すればスタッフも同じ結果がだせます。
出ないのであればマニュアル通りにやっていないので「ちゃんとマニュアル通りにやれ!」というだけなので管理の手間も省けます
これが「システム化」です。システム化とは結果が保証されている状態の事です
システム化していないとビジネスはきついものになります
特に人を雇用している場合はシステム化していないと、個人の能力に売上を依存してしまう形になるので不安定な経営になってしまいます。
能力あるやつは勝手に育って、能力ないやつは育たないという、店内でダーウィンの進化論状態になります
進化しない種は自然淘汰されますが、
店内での自然淘汰は退社です。
それで上手く行けば別に構わないと思いますが、結果は美容業界はブラックというオチです
ということは時代に合ってないんですよ。
淘汰されるのは美容室というオチになってますから(苦笑)
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コンセプトは考えても出てこない
「自分がやりたい美容室」はプレイヤー、ソフト、ハードを考えていると具体的になってくるものです
完璧に考えようしなくていいので、できるところまで形にしてみてください。
ここでどのくらい「いろんなものを見てきたか」
が如実に表れます。
やっぱり見てきたものが少ない人はアイディアも少ないですね。
美容室やりたいなら美容師も美容室も誰よりも知っていなければいけませんし、美容以外にもヒントとなるものはたくさんあります
むしろ関係ないものを見るべきです
業界内からは新しいものは生まれません。
今まさに、美容室とは関係のないゲームというジャンルで経営理論を書いてるわけですが、これも美容業界ばかり見ていたらでてこない発想ですよね。
コンセプトは考えれば出るものではありません
出すための材料が必要です。
考えて出てきたものは大抵、ありきたりかどこかのパクリです
パクリでもビジネスがわかっていれば上手くいきますが、
やってて「なんだかなぁ・・・」となりますよ。
ならなければプレイヤー不在のビジネスでも問題ない人か、ビジネスをすることが目的だったかのどちらかでしょう
ビジネスをすることが目的の人は、大きな事ができると思うのでちょっとうらやましいですね(笑)
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