年収1000万美容師になるためのコンセプトの作り方【飯食いにいって体で覚えよう】

美容師・美容室経営

こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)

この記事は「年収200万円美容師が独立開業して年収1000万になる方法」の続きです

前回の記事はこちら

 

前回までで必要な知識は全部書きましたし、後は次世代起業家セミナーで学んで実際に行動すればokです。1人で年収1000万美容師になるのって、そんなもんなのです

それでも学びから準備まで含めれば2年くらいはかかりますが、年収200万のザコ美容師から成り上がるには十分に早いのではないでしょうか。

ここからは4記事ほどはオマケというか、コラム的なものになります。個人的にはちょっと重要で、補足しておきたいなという感じ

・コンセプトの考え方
・集客の話
・みんな気にする税金の話
・僕が今から独立するならどうするか?

と4つほどあるので、今日の記事では「コンセプトについて」です。

コンセプトがないと弱いビジネスになる

どんなビジネスでも「コンセプトは重要だ」といわれますが、そして僕もそのとおりだと思いますが、ぶっちゃけてしまうとコンセプトがなくても儲けることはできます

コンセプトに信念がなくても、ロジックで儲かる仕組みをガチガチに組み上げてしまえばビジネスはある程度の結果がでます

まあそのロジックをコンセプトと呼ぶこともできるんですけど、僕がここで言うコンセプトとは「信念や情熱、客に目指してほしいゴールの共有」などなどの意味合いのものです

 

信念のないコンセプトのビジネスは長く続けるのが難しくなります

まずやってて自分が楽しくないし、時代が変化したときに「芯」がないのでブレやすい、そして本当のファンはできません

ビジネスライクな匂いがプンプンするビジネスになるのです。やはり魂のこもった人やビジネスに人は惹かれるものではないでしょうか

なのでどんなビジネスも「とりあえず儲ける」から始まり、やがては信念のあるビジネスへと変貌していくべきでしょう

特に個人ビジネスでは信念のあるビジネスに進化しないと、長いことやっていくのは難しい。とりあえず儲かる系のビジネスは大手がやっちゃいますからね。

 

美容師なんかは技術職なので、コンセプトに信念を反映させやすいです。てゆうか反映させるべきですね

信念があるとブレないし、戦略もハッキリたつし、キャラや方向性もクッキリとします

どうやって稼ぐのか?というのが明確になるので、ビジネス的な意味でも大いに意義のあることなのです

売れねー美容師ってやっぱ信念がないんですよね。それに加えてビジネス知識もないとマジで売れません。ビジネス知識なくても信念のあるヤツは、ある程度は売れてます(いうて、ある程度ですが)

その信念をコンセプトにしてしまえば、ビジネスとして強固にもなるし、独立する時によく聞かれる定番セリフ「どういう店にしたらいいですか?」という悩みも解消できるわけです。

 

コンセプトっていうのは船旅でいうコンパスのようなものです

指針があると悩んだ時、何かを始める時に進路を決めることができますが、コンセプトとはそういうものです

どういうふうに打ち出して集客するか?どういうふうに振る舞うか?そういうのがコンセプトがあるとスムーズに決めることができるわけで。

コンセプトがあるとビジネスが楽になるし、ある種自分好みでできるわけですから楽しくもあります。

コンセプトの作り方

というわけで、「コンセプトは重要です。はい!今すぐ作りましょう」などと言われるわけですが、具体的に言語化できているケースは多くありません

まあ元々が抽象的な概念なんで仕方ないんですが、やっぱりわからん人にはわからんわけですよ。「自分の思いをコンセプトにしましょう」とか言われたって困るわけです(苦笑)

 

コンセプトの生み出し方は色んな角度から語ることができますが、美容師において重要なのは「自分主体で作る」ということです。「客を見て作る」のではありません

美容師にコンセプトの話をすると「40代女性、子供がある程度大きくて自分に手をかけれる人」とか「ディズニーランドのような感動を。」みたいなことになるんですが、

それはターゲットやスローガンやチラシに書くキャッチコピーみたいなもんで、コンセプトではありません

そうではなく「まずは自分がどうなりたいのか?従業員がどうなるのか?」から考えましょう

店で何を打ち出してコンセプトにするか?は後でよくて、それはそもそも戦略の話になります。

 

「まずは自分がどうなりたいのか?従業員がどうなるのか?」というと、またまた「すべての人を美しくできる美容師」とか「お客様に感動を与えられる美容師を育てる」とかよくわからん精神論がでますが、これは日本人の気質なんでしょうか(笑)

そうじゃなくてまず考えるのは、

・年収いくらほしいのか?
・労働時間は?
・単価はいくらにすればよいのか?

という超リアルなことです。生活あるし、誰だってそれが最優先事項なんで当たり前の話です。

 

ビジネスの目的は「儲けること」に集約されます

お金があまってて暇つぶしでやってない限りは、それが第1の目的であり、それ以外のことは2の次3の次なのです

コンセプトっていうのはビジネスで形にできなければ、それはただのスローガンであり、現実は1ミリも動きません。ロジックで積み上げたビジネスの方が、なんか熱いだけの人のビジネスより儲かるのはそーいうことなのです

だからコンセプトを考える時に真っ先に考えることは「どうすれば儲かるのか?」です

その上に自分の熱い思い、やりたいこと、信念をのっけていけばいい。そうすると儲かる上に人を魅了するビジネスになるわけです

 

この記事では稼ぐ美容師の2つの経営スタイルについて書きましたが、これは完全にロジックの世界で、理論上こうするしかありまへんで。という話です

この理屈を骨格にして、その上に自分の信念や作りたい美容室像を反映させていくのがコンセプトを作るということなんですね。

 

この記事に僕の美容室のコンセプトを作った時の話も書いてますんで、読んでみてください

起業当初の僕はビジネスの理解が甘かったので「儲ける」という視点がありませんでしたが、自分主体で考える、信念をのせるという部分では学びになると思います。おしい例ですね(笑)

今なら絶対高単価に設定します。

世間を見ていないからコンセプトがわからない

コンセプトの理解が甘い人っていうのは、世の中を見ていなさすぎです

売れてる店や会社を見ればいいんですよ。VUITTONとかAppleとか見る対象はいくらでもあります

「大きすぎて、個人ビジネスとはちょっと事情が違ってわかりにくい」というなら、個人ビジネスを見ればよくて、例えば色んな所に飯食いに行くとかでいいんですよ

飲食店ってくさるほどあるし、ダメな店とちゃんとしてる店の差が超わかりやすい。味が美味しくなくても流行ってる店とかもあって、マーケティングの参考に超なります

自分がどういう店が好きなのか?がわかれば、自分の系統もわかります

僕はなんでも「本格派」が好きです。だから自分がビジネスやる時もそういう方向性にすると自分に負担もないし、楽しいし、成功しやすいというアタリがつけれるのです

間違っても流行りにのったり、なんかキラキラしたビジネスやっちゃダメなわけです(笑)

コンセプトを体験したければ飯食いに行け

最近行った飯屋で「儲けると信念」がうまく融合した店があったので、ちょっとそこの話をします

京都の河原町から少し歩いた所にある「東山吉寿」という日本料理店で。予約3ヶ月待ちでしたが、いやホントに行ってよかったと思える店でした

来る人はほとんど常連らしく、はじめて来る僕らは珍しかったようでオーナーさんは結構話しかけてくれたんですがそこで印象に残る、まさにこれをコンセプトにしてるんだろうな。という一言を言っていました

それは「楽しみたい。料理は楽しくないといけない」です

実際に店の内装も、料理の形式、細かいサービスなども、それを体現するような形になっていました。酒頼むとキレイなキリコのグラスとか選ばしてくれるんですが、そういうのもまさにって感じ。

 

ここはコースしかなくて、そのコースも1つのみです。客は選べなく、ただ座るだけ

料理も始まる時間が決まってて、僕ら以外の知らない人達とも一斉にスタートします。オーナーさんは全員に話しかけたりして、そこにいる全員で飯を食うみたいな空気です

このコースがおもしろくて(だから行ったんだけど)1ヶ月ごとにテーマがあって、毎月変わるんです。なので常連の人はだいたい1ヶ月に一度、多い人は2回は来るそうです

僕が行ったときは「牛肉とキノコ」というテーマでしたが、「カニとおでん」とか「月の輪熊と篠山のイノシシ」「鮨と鮮度」「タケノコと中華」なども過去にやってました

料理が美味いのは言うまでもないですが、おもしろいなと思ったのが日本料理をベースとしてラーメンとかフレンチ的な要素も入ってたりするところ

そういう所にも「料理を楽しんでやろう」って意気込みを感じるわけですよ。

 

コンセプトに信念があると細かい部分にも滲み出てくるもので、それが積み重なると「うわぁ~すげえホンモノだ」って感じます。態度とかオーラにも出ます

人気あっても信念のない店行けばわかりますが、なんか予定調和感あったり、意表を突いたようなことしてるだけだったりしますからね。スタッフも大体はバイトです

ホンモノの店行くと、コンセプトは滲み出るものっていうのがよくわかりますよ。

飲食店の儲け方

次に「儲ける」という部分です。これは僕が勝手に思ってるだけなんですが、経営したことある人なら同じこと思うと思います

このお店の目に見える特徴はこれらですが、

・毎月コンセプトが決まっている
・スタート時間も決まっている
・メニューがない
・完全予約制

なぜ儲けにつながるかを考えてみましょう。

 

毎月コンセプトが決まっているということは、仕入れがシンプルになりますよね。毎日同じ食材仕入れとけばいいわけで、来店客数も事前にわかってるから無駄な食材もでません

これはスタッフにも良いことで、毎日同じことするわけだから店内オペレーションとそのクオリティが安定しますし、シンプルにもなります

料理人も毎日同じ飯作るので料理を覚えやすいというメリットもあり、教育という面でも非常に良いですね。

 

そしてメニューが1つしかないと、売上の最低値が固定されます

単価が決まるので経営する上で非常にわかりやすくなるわけです。予約数だけ気にしてりゃいいわけ

注文取りに行くのって超絶に手間だし、ミスがもっとも起きる場面ですが、メニューないわけだからそういうのもなくなりますよね。

 

・毎月コンセプトが決まっている
・スタート時間も決まっている
・メニューがない
・完全予約制

たったこれだけのことですが、経営が非常にシンプルで利益も出る構造になっているのですよ

その上で料理に対する信念もあるわけで、まさに「儲けると信念が融合」しているのです

この記事で「美容師の儲けるための2つの経営スタイル」について話しましたが、こちらのお店は「飲食店の儲けるための経営スタイル」をちゃんと踏まえてるな、と思います

狙ってるのか、コンセプトを体現したらこういうスタイルになったのかは僕にはわかりませんけど、結果的にはそうなっている

そして、さらにその上に信念がちゃんと存在していると僕は感じました

新幹線にのって月2回来る人も珍しくない。とオーナーさんは言ってましたが、まあそりゃあそうでしょう。確固たる信念があるんだから。

 

今日の記事はコンセプトについて話しましたが、体験しないと実感わかないことだと思います

だから多くの人がうまく作れない、形にできないわけですよ

頭で理解することってすぐにできることもあれば、腑に落ちるまで時間のかかることもあります。コンセプトについての理解なんてまさにそうで、割と時間がかかるもんです

なので独立する前から色んな店にいっておいたほうが良いです

同業じゃなく、他業種をみるべきですね。同業だと近視眼的になるし、パクリみたいになってイタイ感じになることが多いんで(苦笑)

信念的なコンセプトはパクるもんではありません。

 

飯は毎日食うし、行く機会も多いと思うんでコンセプトを体感するにはよいと思います

別にうまい店に行けってんじゃないんですよ、まずい店でもいいんです

「あーここはこうだからダメなんだな」ってのがわかりますから。良い店なんてそうそうありませんし、人気があるだけの店と信念がある店の違いとかもわかってくると思います

人気があるだけの店っていうのは、ロジックの積み重ねだけでできた店です

それでも儲かるんだけど、まあ長続きはしないし、そもそもその店ずっと続けたいとかオーナー自体が思わないと思うんですよね

そういう店はコロナみたいな事がおきたら客も引いていくのです。逆に信念があれば「死んでも行きたい」と思われるわけですから、コロナとか関係ありません。

 

近くであれば「東山吉寿」さん、ぜひ行ってみてください。ランチなら7000円でコース食えます

行けない距離なら食べログとかで調べれば、他にも良い店ありますんで調べてみてください

良い店見つけれない人はコンセプトを理解できていない人です。ビジネスの知識があると、美味い飯屋も探せるようになりますよ

1つの指標にして、飯屋探ししてみてください。

 

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「年収200万円美容師が独立開業して年収1000万になる方法」はこちらにまとめています

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齋藤慶太

齋藤慶太

27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営、情報発信ビジネス、メディア構築など、「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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齋藤慶太

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27歳で美容室で起業し、年収200万から1000万へ。しかし美容師がおもんない&自分の思っていた人生ではないと感じ、情報発信で起業し直すことに。美容室経営・情報発信ビジネス・メディア構築など「個人で稼ぐ」ためのスキルやマインドセットを発信しています。

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