こんにちは、齋藤です(プロフィールはこちら)
この記事は「情報発信者のためのブランドブログの作り方」の続きです
前回の記事はこちら
2021.06.07
ブログで興味、共感を得たいのならば「実践型記事」で。
この記事は「情報発信者のためのブランドブログの作り方」の続きです 前回の記事はこちら この記事では「実践型記事の書き方」について...
この記事は「ノウハウ型記事の書き方」についてです
・発信しているテーマに関する自分が持っているノウハウをまとめる
・読者の問題、悩みを解決する記事
悩みを解決するテクニック、ハウツー、方法論などをまとめた記事のことですが、これはブログではよくある記事なので簡単にイメージできるかと思います
ノウハウなわけですから、自分が実践してきたことで上手くいったこと、役立ったこと、問題が解決されたこと、実績につながったことなど体系にしていけばいいわけです
ここでやっちゃいけないのが「ググれば出てきそうなノウハウにしない」ことで、あくまで自分の体験から抽出してノウハウに体系立てていく事が重要になってきます
例えば「ブログの記事タイトルの付け方」というノウハウを記事化するとして、Googleで調べたことをまとめるだけとかは論外なわけ
それではググればいいだけであり、あなたから学ぶ必要がないですよね。仮にたまたまブログに来てくれたとしても「便利屋」で終わるだけであなたのファンにはなりません
「ノウハウをまとめる事」に価値はないので勘違いしないようにしましょう。あなた独自の言葉、抽出の仕方でまとめるから価値があるんです。
ノウハウなんて理論ですから抽象化すれば言ってることはみんな同じになります(同じ知識レベルだとして)
だからこそあなた独自の言葉、体験から抽出してまとめるから価値や個性がでてくるんですよ
「ノウハウ型記事ってノウハウ書けばいいんでしょ」という理解では話になりません
ノウハウ型記事とはなんであるか?というのをまとめていきますのでしっかり学んで、実践していきましょう。
自分の実践、体験から抽出したノウハウを書こう
ノウハウ型記事は自分が目的を達成する時に上手くいった方法、多用するテクニック、体験から抽出した独自の理論、人に教えられる情報やテクニックなどを書いていきます
要はハウツー、やり方のまとめ記事ですね
例えば「デブにならない食事はこれだ!細マッチョ食事マニュアル大全」とか「月100万稼ぐアフィリエイトのはじめ方」「WordPressで集客できるブログの作り方」などのコンテンツはネット上でも書籍でも定番です
人がなんらかの情報を調べる時って「悩み解決」がほとんどですから、それにストレートに答えていくような記事を書いていくわけですね。
しかし、ノウハウ型記事を書く時の注意点として「ノウハウだけを書く」ことは極力避けたほうがいいです
「ノウハウだけを書いちゃう」とマジでつまらない内容になってしまいます。学校の教科書がつまらなくて記憶に残らないのはこういう理由で、ダラダラとノウハウだけを書いても読む気がしないもの
ノウハウなんてググれば解決しますから、ノウハウだけを書いてしまうとただ情報を抜きとられる便利なだけのブログになってしまいます
ノウハウ型記事が大量にあってもファンができないブログのカラクリがここにあります。
ノウハウ型記事を書く時は必ず「自分の体験、実践から抽出したノウハウ」を書くようにしましょう
ノウハウって抽象化すると全部同じような内容になります。東大に合格する方法も抽象化してしまえば「めっちゃ勉強する」なんですよ(笑)
細部が違うだけで、しかも細部はさほど重要ではないものです。試験の形式が決まっている限り、大枠の対策ってのは変わりません
筋トレもそうで、ノウハウってものはある程度はすでにマニュアル化されてるんです。形式や求める結果が決まっている限り、全く新しいノウハウなんてありません
自分の体験や実践からのノウハウですら、抽象化してしまえばそれらと言ってることは「同じ」になります
しかし自分の体験や実践が伴うんで、そのノウハウにはあなた独自のストーリー、言葉、表現が付与されます
だからそのノウハウは「あなたのノウハウ」という熱を帯びるわけです。そうなると優位無二のオリジナルと認識されるんです。
僕は美容師なんで「ノウハウ」ってものに嫌というほど触れてきました。でもどのノウハウも「浅い」し「オリジナリティ」がないんですよ
反面、1流の人のノウハウは「深い」し「オリジン」です
でも内容的には同じなんです。内容は同じなのになぜこうも差が出るかと言うと「その人の実践、体験レベル」の差と「それに伴う表現と言葉」の差なのです
圧倒的に実践し、圧倒的に体験するからこそ、ノウハウに価値が出るんです。情報発信して結果が出る人って実践と体験がハンパないんですよ。
「実践型記事」と「ノウハウ型記事」とわけていますが、実際は完全にわかれているわけではありません
記事のテーマ次第では完全にわかれてしまうこともありますが、基本的に「いい記事」というのは1つの記事で、実践的内容もノウハウ的内容もバランスよく配合されている記事のことです
なのでノウハウを書く場合でも基本は実践、体験ベースで共感的要素があり、なおかつノウハウがまとめられている。という形式がよいノウハウ型記事の雛形です
体験や共感要素のないノウハウ型記事は学校の教科書と化し、どこにでも書いてあるおもしろくないものになってしまいますので要注意。
役に立つブログであれ
便利ブログになってはいけませんが、役に立つブログにはならなければいけません
なぜなら人が何かを調べる時は「悩みや問題を解決するため」だからです
ブログは検索エンジンからのアクセスも多いものですから、やはり「役に立つ百科事典ブログ」というポジションは狙っていくべきです
実践型記事はどちらかというと検索に引っかかりにくいですから、ノウハウ型記事でそこをカバーしていくわけですが、そのためには純粋なる「ノウハウの提供の気持ち」がやはり必要になってきます。
なのでノウハウはみっちりたっぷり書きましょう
検索エンジンからのアクセスを狙うためには必須の記事ですし、役に立たなければお話になりません。役に立つし悩みが解決するから読者はあなたをリーダーと認めてくれるんです
悩み解決にはどうしたってノウハウが必要になってきますが、ただの教科書になってはいけないのが難しいところですね。
教育の視点と暑苦しさ
「実践、体験から抽出したノウハウをあなたの言葉、表現で書く」
これにプラスしてただの教科書にならないように、もう1つ重要な考え方があります。これはすでに前の記事で書いたことではありますが「パラダイムシフト」的要素です
パラダイムシフトとは常識・価値観が変わることですが、この要素があるから人は興味深い、おもしろいと思うし、あなたをリーダーと認めてくれるのです
実践、体験から抽出したノウハウをあなたの言葉で書いても「おもしろい止まり」であり、パワーが足りません
ブランド、リーダー、コミュニティや情報発信をビジネスに。と考えているのであればパラダイムシフト的要素は外せないものです
「実践、体験から抽出したノウハウをあなたの言葉、表現で書き、読者にパラダイムシフトが起こるような内容」これが良いノウハウ型記事であり、目指すべき形です。
パラダイムシフトというのがわかりにくければ「目からうろこ」と考えてもらってもokです
目からうろこ的なる要素があれば読者に「あ、そうか!そういうことか!」という、今まで脳の中にあったバラバラの情報が一瞬ですべてリンクされ、今までわからなかった事が理解できたり、「こうしたらうまくいくんじゃね!?」というひらめきを感じるアハ体験が起こります
自分がそういった体験をした時のことを思い出すとイメージしやすいかと。(したことない人はこれから学んでそういう体験をする必要があります。なにかを突き詰める活動をしていれば必ずしますので)
ひな鳥が最初に見たものを親と思うのと同じで、人間も「アハ体験」させてくれた人間をリーダーと認めてしまうものです。
目からうろこはノウハウを教えるだけでは起こらないことです
源泉となるのは「教育熱心さ」や「暑苦しさ」であり、おせっかい。情報発信なんて「究極のおせっかい」なんですよ(笑)
「俺のコンテンツで人の人生を変えたい!」とか「俺の目指す理想すごくない?超良くない?」という気持ちがないとノウハウの羅列になっちゃうんです
これって学校の先生を見てればわかることですよね
彼らはやる気がないのでノウハウの羅列しかしない。だから授業がおもしろくないし、あの先生との出会いで人生が変わった、とかは漫画の話なわけです
ビジネスや情報発信って暑苦しくないとダメなんですよ。上手くいきません
別に見た目に見える暑苦しさはいりませんが、内に秘めた暑苦しさというのは必要です。ぜひあなたも暑苦しい奴になってください。
繰り返しになりますが、ノウハウ型記事を書く場合は「実践、体験から抽出したノウハウをあなたの言葉、表現で読者にパラダイムシフトが起こるような内容」にしていく事が重要です
これが納得できていないままノウハウ型記事を書いても、学校の教科書みたいなおもしろくないタダのノウハウの羅列にしかなりません。
腑に落ちるまでこれまでの記事を読み直して欲しいですね。
2021.06.07
情報発信初心者は「実践型とノウハウ型の記事」からはじめよう
この記事は「情報発信者のためのブランドブログの作り方」の続きです 前回の記事はこちら この記事ではブログにおける記事執筆の「基本...
抽象度のコントロール
「実践、体験から抽出したノウハウをあなたの言葉、表現で読者にパラダイムシフトが起こるような内容」を書いていくのがノウハウ型記事ですが、1つの記事にこれだけの要素を入れるのはぶっちゃけ難しいです。だから多くの人の文章はつまらないわけですね
こんなものは書いてれば身につくので数稽古なんですが、ノウハウ型記事らしく1つの考え方を提示しておきます
それは「抽象度のコントロール」です。
抽象度というのは例えば車であれば、プリウスとするのか、4輪車とするのか、工業製品とするのか、金属の塊とするのか、なんでもいいんですが、とにかくこういうことです
「階層を1段上げ下げする」と言えばわかりやすいでしょうか?「人間」を具体化すると日本人、抽象化すると哺乳類などといった感じですね
「状況に合わせた最適な形に表現すること」これが抽象度のコントロールです
文章を書く時も抽象度の上げたり下げたりのコントロールが必要で、1つの記事にいくつもの要素を入れるわけですから、抽象度のコントロールをして上手くつなげていきましょう。
抽象度が低いままだと話がつながらず「あれ?さっきの話なんでしたの?」ということになってしまいます
いわゆる文章力が低いという状態ですが、文章が書けない人って抽象度のコントロールが下手くそなんですね。言語を使ったなにがしかで、おもしろいと言われるものは総じて抽象度のコントロールが上手いものです
芸人の漫才やトークなんて顕著で、おもんない芸人は抽象度のコントロール力が低いのです。テレビでたまにやってる「すべらない話」とか見ると勉強になりますよ
若手芸人が大声で叫ぶのは「抽象度のコントロールができないから具体的なビジュアル芸に逃げるしかない」といえるでしょう。
抽象度は上げすぎると難解に、低すぎると見たことあるモノになっておもしろくなくなっちゃいます
例えば哲学という分野がわかりやすいかもしれません
哲学の抽象度を下げると、毎月出版されるクソつまんない自己啓発書やビジネス書みたいな内容になりますが、上げた場合は何言ってるのかわかんなくなります
本屋で一度アリストテレスやカントなどの有名な人の哲学書を手にとって見てください。日本語翻訳されてますが、読めないです(苦笑)
【参考記事】
2018.09.15
「再定義」で読まれるブログを書くためのライティング術2
「専門性を組み合わせて自分だけの独壇場を作れ」それが目にとまる、読んでみたいと思われる発信をする方法ですよ。という話を前回の記事でしました ...
2018.05.08
「昔の自分を客にしろ」は間違い!ブログにオリジナリティを出す極意
今日はコンセプトの話と、ブログにオリジナリティを出して魅力的な記事を書く方法を話していこうと思います。 コンセプトがないとソンビになって最...
実践型記事とノウハウ型記事はどちらが重要なのか?
ブログをやるなら実践型記事とノウハウ型記事を書きましょう。と言うと「どっちの記事が重要ですか?」という質問をもらうことがあります
どっちも大事なので理想をいうならば、バランス良くどちらもある方が良いに決まってます
しかし「文章力に自信がない」「実績がない」「ノウハウを持っていない」などの場合は、実践型コンテンツをメインに記事執筆の数稽古をしていくといいと思いますよ
逆に実績やノウハウがあるのであれば、ノウハウ型記事を書きまくれば集客はしやすくなります。ノウハウ型記事のほうが人は集めやすいですからね
ある程度集客してから実践型記事を書いていくとコンテンツに厚みのあるブログになるでしょう。そういうやり方もアリです
実践型記事とノウハウ型記事の性質はこの記事含めすでに書いているので、よく理解して自分の戦略、状況を見ながら比重を決めていきましょう
ここまでの話を十分に理解できていれば、記事コンテンツとしてはなかなかのものになりますので、バランスはあまり気にしないでもいいかなとは思いますけどね
あまりにもバランスが悪いとちょっともったいないので、かたよってきたら意識的に調節してみてください。
次の記事では「ノウハウ型記事の書き方実例」です
2021.06.09
実例で学ぶ。集客、教育、悩み解決をするノウハウ型記事の書き方講座
この記事は「情報発信者のためのブランドブログの作り方」の続きです 前回の記事はこちら この記事ではノウハウ型記事の書き方を具体的...
情報発信していくのならぜひ用意しておきたい「ブランドブログ」の作り方はこちらでまとめています
2021.06.21
情報発信者のための「ブランドブログ」の作り方まとめ
この記事では「メディアとしてのブログの考え方や構築」についてまとめています ブログというのはネット上で基地の役割をしてくれるもので、情報発...
お早うございます。
今までノウハウ型ブログと実践型ブログとほとんど難易度は同じように思いましたが記事を読ませて貰うとノウハウ型ブログの方が難しいと感じます。ノウハウだけを書く記事だけなら読み手になった所で考えると実践してうまくいった方法のようにプラスアルファがないとつまらなく思いますね。情報公開有難うございます。
書くだけなら難易度は変わりませんが、ファン化となるとノウハウ型のほうが難しいですね
だって、その人から読む意味ないですから
業界で1番の人から学んだほうがいいですからね。
それをしないということはファンになっているということです
ファンにさせないと読まれないんですよ